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【from WARC AGENT vol.14】株式会社SHIFT 山口さん

この連載では、ハイクラス人材紹介事業を行う「WARC AGENT」メンバーが、過去に転職のご支援をさせていただいた「ベンチャー企業で活躍するコーポレート人材」の方々にインタビューをしています。ベンチャー企業へ転職をした理由や実際に働く上でのやり甲斐など、「ベンチャー企業で働くリアル」に迫っています。今回は、株式会社SHIFTにてご活躍されている山口さんにお話を伺いました。

■プロフィール
<話し手>
株式会社SHIFT 経営企画グループ・グループ長 山口 瞬
2013年にメガバンクへ入社。その後証券会社に出向し、エクイティファイナンスのオリジネーション及びエグゼキューションを担当。2021年にSHIFTに入社し、資金調達、資本政策、予実管理、グループ会社管理など経営企画グループのグループ長として幅広い業務に従事。
<聞き手>
WARC AGENT キャリアアドバイザー 堀田 啓也
2007年に株式会社リクルートへ入社。その後大手人材系総合サービス企業に転職し、求人広告の営業を経て人材紹介サービスの立ち上げに参画。2020年にWARCに入社し、コーポレート部門を中心にハイクラス人材の転職支援に従事。

大手証券会社からSHIFTへのチャレンジ

堀田:本日はよろしくお願い致します!まずは山口さんの自己紹介をお聞かせください。

山口さん:2013年に大学を卒業し、メガバンクに入社しました。最初は上場企業を中心に担当する営業セクションに配属されました。その後、証券会社に出向し、そこでは、ベンチャー企業の上場や公募増資、転換社債などの発行、資金調達のご提案などを担当していました。合計で8年半在籍した後、現職のSHIFTへ入社しました。

堀田:銀行へ入社して証券に出向するという順風満帆なキャリアだったかと思いますが、SHIFT社へのチャレンジを選ばれた理由は何ですか?

山口さん:もともと事業会社へ強い関心があり、当事者としてどこまで実際にやりきることが出来るかという事に興味がありました。事業会社に入社するのであれば、経営に近いポジションやCFO的な能力も備えたいと考えていました。実は、転職活動中にCFOのポジションを受けたりもしていましたが結構落選してしまっていて、その理由を分析した際に自分の足りない部分が明確に見えるようになりました。これらを一気に回収する方法を考えた時に、SHIFTのポジションは非常に魅力的でした。

堀田:その上で、現在のSHIFTの中でのメインミッションは何ですか?

山口さん:私が当初1番に任されたのはファイナンスの部分です。SHIFTは小さなM&Aが多く、資金調達もこれまでやってきており、これから更なる投資も検討しています。その辺りのファイナンス戦略がまずは大きなミッションです。また経営企画は予実の管理や8月決算の予算シーズンもあり、それらの取りまとめや業績管理、グループ会社が多いのでPMIに近い部分にも携わっています。

現在のSHIFTの経営企画グループは、悩み相談のよろず窓口になっていて、少しでも数字が関わる話や複雑な話、多種多様な仕事が経営企画グループに任されます。会社全体に関わることに時間を割ける部分も魅力だと思います。

実力に対し、フェアに評価する環境

堀田:入社前後の印象の違いはありましたか?

山口さん:入社前に1番不安だったのが、自分がそこで通用するかでした。実際入社してみて、前職で一生懸命頑張ってきた人は新しいところでもきちんと頑張れば通用するということがわかりました。入社前までは、事業会社のことを何から何まで知らないとダメだと思ってました。

しかし知らない事ばかりでしたが、丁寧に整理していけば十分戦えました。キャッチアップしなくてはいけない事はまだまだありますが、1番大きな不安だった「全然役に立たなかったらどうしよう」という不安は杞憂に終わりました。しっかり仕事をすればフェアに評価してくれます。人の評価にも徹底的にこだわりますし、働きがいも期待以上にありました。

堀田:最初にお会いした時と印象が違いますね。1回り、2回りも大きく成長したと感じます。入社後にエキサイティングだった仕事はありますか?

山口さん:7月末に社長へのプレゼンをお願いされました。これでもかというぐらいパワーポイントもエクセルも作り込んで、提案しました。

大企業の時は社長の顔を見ることも話すこともないですし、ましてやプレゼンなんてとんでもなかったです。しかし、大企業在籍時の社長との距離感とは異なり、みっちり1時間プレゼンして3時間ディスカッションをしました。前日は緊張しましたが、結果的にプレゼンを評価いただいたとのことで、この会社に入社して市民権を得た、名前を売らなければいけない1番最初の勝負に一応90点台取れたというのが自分の中ではエキサイティングでした。

堀田:それは素晴らしいですね!では、SHIFTに入って感じられていること、改善点などありますか?

山口さん:SHIFTは、甘い会社ではないということです。やる気がある人は当然仕事を任せてくれるが、やる気だけで任せてくれるほど甘くないのも事実です。徹底した実力主義なので、やる気のない人も実力のない人もどちらかを自分の力で底上げしていかないとなかなかチャンスには恵まれません。逆に、どんなにやる気や実力があってもなかなか恵まれない人もいますが、SHIFTではそういったことはないと感じます。

改善点で言うと、組織としては個々の能力に頼り切りなところがあり、機能的に動けていない部分があるのかなと思います。これをどのように組織化していくのかが私のミッションになると思うので、SHIFTの更なる脱皮、成長に不可欠な部分をやり切りたいです。

堀田:経営企画のポジションに未経験で飛び込んだ経験から、経営企画の醍醐味はどんなところだとお考えですか?

山口さん:管理部門や会社全体を俯瞰しなくてはならないので、ウェットな言い方をすると頼られてなんぼだと思います。皆が分からないことを経営企画に持ってくれば裁いてくれるという期待感が常にあるチームが理想です。私自身は人に頼られるのが好きで、高い期待値を超えていくことに喜びを感じるので、”山口さん頼りになるよね”と言ってもらえたら、物凄くやりがいを感じます。根源的な部分では、名前もつかない業務をどれだけ裁けるかというチームを創っていけるかというのは課題で、今の経営企画はここを強化していく必要があると思います。

堀田:山口さんが考える、良いコーポレート組織とはどのような組織ですか?

山口さん:経理なら会計士出身、法務なら弁護士出身などジョブの職人がいます。職人がいる上で、お互いの業務をある程度高くイメージできる集団が理想だと思っています。そこの真ん中に経営企画がいて、来たものを丁寧に整理してジョブを持っている職人に何を聞くのか、どこがゴールかを整理して会社に返していく、コントロールタワーがしっかりしており、互いの業務を認識しあっている職人たちの集まりというのが理想の管理部門です。

SHIFTもメンバーが増えてきて弁護士や会計士の方も在籍しておりますが、その一方でプロフェッショナルの方は、どうしても経理や法律の話しか分からないとなってしまう時もあり、そこをどう有機的に繋げていくかは管理部門として課題感があるので、それを組織化していくことが理想です。

SHIFTを超えるスピードで、自身を成長させる

堀田:ご自身のキャリアはどう描いていますか?

山口さん:私は結構義理や人情で生きていますので、自分を採用してくれた会社を踏み台にすることは考えていないです。今責任のある貴重な良いポジションをいただいて、面白くて意味深い仕事を任せてもらえているので、当面は自分なりにいい形でアウトプットに変えていくということ以外考える余裕がないです。

業務を選り好みせずにどんどん挑戦していきたいと思っているし、色々な人に頼られると同時に難題を裁けるようになりたいです。CFOになりたいと考えていますが、仕事を着実に進めていけば、CFOになる素養を充分得られると思っているので、今の仕事に没頭していきたいです。

また、SHIFTの成長は本当に早く、自分の成長がSHIFTの成長に追いつかなくなることは避けたいです。そう考えた時に、目の前の仕事だけではなく、将来の仕事や課題にもきちんと目を向けながら良いチームを創って自分の理想を叶えられるようにしていきたいです。そして、頼られる経営企画、社内で1番何か困った時は出動できるような強いチーム、強いプレイヤーでいたいです。それが出来れば、この先に何でもなれるのかなと思っています。

堀田:最後にベンチャーにチャレンジされる方へ一言お願いします。

山口さん:ベンチャーは、人が足りていないので仕事が山ほどあります。そのため、様々なことを経験できます。多くのことに苦しみながらでもやりたいといったマインドがあるならば非常に良い環境だと思います。でも同時に、自分が責任を持ってやらなければいけないので、会社の成長に貢献する仕事に取り組まれているなら、現職の仕事で少しでも質度を上げることで、現在の自分自身を振り返る良い機会になると考えています。

ベンチャーに行った時のリスクをあげるとすれば、自分の仕事の仕方を矯正してくれる道先案内人がいないかもしれないということです。大企業で人が多くいればそれだけ優秀な人や自分を指導してくれる人に巡り会える可能性があるかもしれませんが、母数が少ないと巡り会えない可能性もあるので、そうなった時に立ち返る自分の強さをしっかり持っている方がベンチャーに向いていると思います。そういう方と私自身も切磋琢磨したいです!私はグループ長という立場ですが、入社してきてくれる人には基本的に2人3脚でやっていきたいと考えています。

堀田:本日はありがとうございました。山口さんがご活躍されていてとても嬉しいです!

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