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ANYLAND広報担当です。
グッズ事業部の大西と松井にインタビューを行いました。部署の立ち上げを任され、現在はチームの責任者として活躍する大西と、今年入社ながら即戦力として数々のプロジェクトを手掛ける松井。それぞれが語るこれまでのキャリアや転職のきっかけ、そして日々の業務への取り組みを通じて、グッズ制作の魅力と挑戦をお届けします。
本記事は、グッズ制作への想いとこだわり、そして採用についての後編です。
▼前編はこちら
https://www.wantedly.com/companies/company_3749102/post_articles/944470
■この記事に登場するメンバー
大西:音楽系の専門学校を卒業後、新卒でPAエンジニアとしてイベント・ライブ現場に携わり、その後大手レコードレーベルに就職、そこでグッズ制作と出会う。約7年勤めたのち、大手芸能プロダクションへ転職し、俳優や舞台作品のグッズ制作を担当しました。2023年にANYLANDへ入社。グッズ事業部の立ち上げを任され、グッズ制作に挑戦し続けています。趣味は「仕事」というほど、ものづくりに情熱を注いでいます。
松井:サッカー業界で営業、ファンクラブ運営、チケット業務など幅広い業務を経験後、グッズ制作の楽しさとやりがい、さらなるスキルアップを求めてANYLANDに入社。前職での経験を活かしながら、エンタメ業界で新たな挑戦を続けています。趣味は読書と旅行。音楽鑑賞も好きで、自身も一ファンとしてエンタメの魅力を追求しています。
■お二人が感じている、グッズ制作の魅力を教えてください!
大西:
結果が数字で分かるところだと思います。例えば、アーティストの場合、ライブに対する感情や盛り上がりは当日の感覚的な評価に依存することもありますが、グッズは売上という明確な形で成果が見えるんです。そのため、自分の企画が正しかったかどうかを数字で確かめられる点が、一番のやりがいですね。お客様の熱量がダイレクトに伝わります。やっぱりライブが盛り上がると終演後グッズも売れるし、グッズが盛り上がると逆も然りなんです。そこはアーティストサイドとのチームプレイだと思っています。
松井:
私は、自分が企画したものが実際に形になり、それをお客様が手に取って喜んでいる姿を見る瞬間が何より好きです。以前、サッカークラブのリュックサックを制作したことがあるのですが、数年後にスタジアムで使ってくださっている方を見かけて、本当に嬉しかったのを覚えています。
■これまでたくさんのグッズを作ってきたと思いますが、”意外と”反響があったというグッズはありますか?
松井:
特に印象的だったのは、初めてペンライトを導入したときです。エンタメ業界では定番のアイテムですが、スポーツの現場では「競技の妨げになるのではないか?」という懸念がありました。それでも試験的に少量生産でスタートしたところ、1日で完売。結果的に、業界にペンライトが普及するきっかけになったと聞きました。「意外」とで思い出すのは、チームのフラッグデザインを施した玄関マットです。価格が2,000円弱と購入しやすかったのか、自宅やマイカー用に複数購入される方も多く、予想以上に売れましたね。
大西:
私が印象に残っているのは、某ロックバンドで企画した”脱ロック”なデザインのマイクロファイバーバスタオルです。ロックバンドでは珍しくビジュアルに特化したデザインで、6,000円弱と少し高めの価格設定でしたが、驚くほどファンの方から反響があったそうです。
松井:
逆に「これは絶対売れるだろう」と思った商品が予想外に売れないこともあって、それもグッズ制作の面白さです。
大西:
まさにそうです。私の師匠が「数読みは永遠に正解がない」と言っていました。
松井:
本当にその通りですね(笑)。グッズ制作はやっぱり奥が深いですよね。
■今後作ってみたいグッズはありますか?
大西:
最近特に面白いと感じたのは、松井さんからも話が出ていましたが、ペンライトですね。ペンライトってエンタメに必須なアイテムだと思いますが、実は素材や設計図、遠隔操作の仕組みを深掘り勉強していくとめちゃくちゃ面白いんですよ!
松井:
私は、ずっと使い続けてもらえるグッズを作りたいです。ファンの方が使ってくれている姿を見ると、本当にありがたいと感じます。仕事をしていて楽しいと思えることはとても大切なので、そんなグッズを届けられるようこれからも取り組んでいきたいです。
■クライアントと接する際に心がけていることは何ですか?
大西:
私たちのクライアントは必ずしもグッズ制作に慣れているわけではありません。アーティストご本人やマネージャー様とも話す機会が多いため、常に「安心して任せられるプロ」であることを意識しています。「プロに頼むと違うな」と感じてもらい、「大西さんにお願いして良かった」と言われる瞬間が、何よりの喜びですね。
松井:
「安心感を与える」ことは大切ですね。事務所とベンダーの間に立つ私たちが、しっかり調整を行わなければなりません。スケジュール管理を徹底し、アーティストとファン双方が喜ぶ企画を実現することを心がけています。クライアントの要望を満たしつつ、最終的にはファンの皆さんにも満足していただけるものを目指しています。
大西:
アーティストとファン双方が喜ぶという点でいえば、ご本人が作りたいものとファンに求められているものが必ずしも同じではない場合もあります。一方で、「ファンが喜んでくれるなら」と前向きに受け止めてくださるアーティストさんが大多数です。ネガティブな気持ちで撮影や制作に挑むと良いものは作れないため、どのように提案するかは、グッズ制作を担当する私たちに求められる重要な役割だと思います。その一言でご本人の視点が変わることもあり、大きな責任を感じる部分です。グッズは誰にでも作れるかもしれませんが、アーティストやタレントには代わりはいないので。
松井:
前職のサッカークラブでは、選手本人と企画を進めるプロジェクトはあまりなく、グッズ担当者が企画制作を行い、試合があるたびに新商品を発売していました。ベーシックな応援アイテムから日常使いできるグッズまで、幅広く経験しました。同じグッズ制作でも、エンタメ業界とスポーツ業界では全く異なる点が多いですよね。
■グッズ制作として向いている人、また必要なスキルはありますか?
大西:
グッズ制作の仕事はマルチタスクが基本です。そのため、同時進行で複数の業務をこなすのが苦手な人には厳しいかもしれません。また、「この業界で仕事をしたい」という気持ちだけではなく、「グッズを作りたい」という強い情熱が必要だと思います。例えば、1案件で10アイテム以上を扱う場合、複数のメーカーとのやり取りや、進行管理が発生します。一つのミスが大きなトラブルに繋がることもあるので、責任感と細かい作業を丁寧に進める力が求められます。
松井:
業界を問わず、そもそも「グッズを作るのが好き」というのが大前提ですね。さらに、IllustratorやPhotoshopが使えると役立つ場面が多いです。
大西:
松井さんの言う通り、「グッズが好き」「現場が好き」という気持ちが一番上に来る人が向いていると思います。想像以上にやることが多い仕事なので、効率的に進める方法を常に考えられる人がぴったりですね。
松井:
あと、相変わらず手先は不器用なのですが、現場稼働も多いので、グッズ担当になってからは重いものを持つことに慣れました(笑)。
大西:
私はこの仕事を始めてから器用になりました。現場稼働で筋肉もついてきた気がします(笑)。
松井:
制作段階だけではなく、現場経験を一緒に積んでいく中で自分のスキルもどんどん成長していくので、チャレンジ精神を持った人にぜひ挑戦してほしいです!
■「すべてのワクワクの裏側に。」というミッションにちなんで、お二人がワクワクすること、そのためにしている努力はなんですか?
大西:
「ピンチ」の時ほど生きている!と実感します(笑)!辛い時に悲しい顔してても解決しないので、笑って楽しく乗り切れるマインドかなと(笑)。一緒に笑って支えてくださる方たちも沢山いますし!趣味は仕事と言えるほどものづくりが好きです、ただの設計と素材のオタクです(笑)! 最近は後輩に教えてもらいながら、推し活を勉強してみようと思っています。
松井:
新しい業界にチャレンジしているため、毎日が新鮮です。「こういうグッズを作れるんだ」という驚きや感動を日々感じています。特殊ではありますが、サッカークラブではチームカラーしか使えなかった分、いろんな色を使えるようになったことが楽しい(笑)。これからもエンタメ業界にアンテナを張りながら、さらに成長していきたいと思います。
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