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【Funtocoミャンマー出張】密着取材で見えてきた「仕事と人生の価値」

Funtocoの海外出張では、具体的にどんなことをしているのでしょうか。

今回、Funtocoのお仕事をサポートさせていただいている勝野が現地密着取材をしてきましたので、その様子を余すことなくレポートしていきます。

仕事内容はもちろん、海外からどんな方たちがどんな想いを持って日本に来ているのか、そしてFuntocoメンバーは普段どんなことを考えているのか、会社のカルチャーや雰囲気も含めてお伝えしていきます。


今回私が密着したのは、ミャンマー出張です。

Funtocoメンバー7名&パートナー企業1名&私の、合計9名でミャンマーを訪れました。Funtocoメンバー6名は、初めてのミャンマー出張です。

このレポートでは、密着取材で見えてきた「仕事と人生の価値」についてもお話ししていきます。

「情熱を燃やせるもの」がまだ見つかっていない方にも、きっと刺さる内容になっていると思います。ぜひ最後まで読んでみてください。

★1日目 〜この仕事は何のため?〜

Funtoco本社がある大阪を前日に出発し、マレーシアを経由してミャンマー(ヤンゴン)に翌朝到着しました。

到着後は、間髪入れずそのままアポへ直行です。

1日目の最初のアポは、取引実績もある日本語学校へ車で向かいます。

ヤンゴン市外にある日本語学校で、学校へ向かう道は車1台がやっと通れるような場所。雨で道は冠水しているし、決して綺麗な環境とは言えないところです。

海外のそんな辺鄙な場所で、たくさんの生徒さんが日本語を一生懸命勉強していました。

プラスチックの椅子でぎゅうぎゅう詰めになりながら、「おはようございまーす!!」と元気良く私たちを迎えてくれました。

ミャンマー人ご夫婦(チャンさん・エーチャンさん)が経営するこの学校では、留学や特定技能で日本行きを目指している生徒さんが集まっています。

生徒さんのテキストを見てみると、日本語の基礎だけでなく、介護や医療の知識についても学んでいました。

とにかく蒸し暑い雨季のなか、汗をかきながら日本語を真剣に学ぶ姿勢を見ていると、なんとか日本に呼んであげたいという気持ちが自然と湧いてきます。

空港に着いてから何も食べていなかった私たちのため、チャンさん・エーチャンさんがミャンマーの朝ご飯を用意してくれました。

美味しい朝ご飯をいただき、お腹ペコペコだったFuntocoメンバーもエネルギーチャージ完了です。


続く2件目のアポは、こちらも取引実績のあるヤンゴン市内の新しい日本語学校です。

車で向かい、「到着です!」と言われたその場所は、団地の駐車場。

なんとこの5階に日本語学校があるとのこと。

狭い階段を登りながら5階に上がると、たしかに日本語学校がありました。

学校は2LDKの間取りで、この時は2つのクラスがちょうど授業を行なっていました。

この学校は介護職を希望している生徒さんが多く、先生自らも介護の勉強をしながら一生懸命日本語を教えています。

こちらもご夫婦で経営されている日本語学校ですが、まだ比較的新しく、生徒さんたちの日本語レベルはまだまだこれからといった感じです。

Funtocoではこの学校から1人の内定者(リンさん)が出ており、社会福祉法人で来年から働いていただく予定です。

リンさんも学校にいらっしゃったので、面接も担当したFuntocoメンバーと記念撮影。

(左:チョさん 中央:Funtocoメンバー 右:リンさん)

普段はZoom越しでしか見えない生徒さんや内定者とこうして海外現地で会える機会は、仕事のやりがいを大きく感じられる瞬間ではないでしょうか。

授業を一通り見学したあとは、先生であり学校経営者でもあるチョさんとお話しする機会がありました。

チョさんは、涙を浮かべながら生徒さんたちのご家庭事情やご自身の想いについて語ってくれました。

この学校では、主にミャンマーの田舎から集まった子たちが勉強しています。

両親の借金で何とかギリギリ学校に通えている子どももいれば、両親を亡くしてしまいながらも、未来に希望を持って必死に勉強する子どももいます。

現在のミャンマーは政情が非常に不安定であり、自由な言動が制限されています。一生懸命に努力して入学した大学も、ほとんどの人が退学を余儀なくされるような情勢です。

チョさんは、明るい未来が描けない今のミャンマーではなく、日本のように安全で夢や希望が持てる国で子どもたちには働いてもらいたいと考えているそうです。

お金が払えない生徒さんには授業料を無料にすることもあるそうで、送り出す側であるチョさんの真剣な想いと願いが、涙とともに力強く伝わってきました。

受け入れ側であるFuntocoメンバーも、生徒想いのチョさんとのお話しで感じるものが多くあったようで、今回のミャンマー出張での印象的な場面でした。


次のアポは、1件目2件目の日本語学校とは違い、送り出し機関とのアポです。

ヤンゴン市内の活気溢れる通り沿いの建物の中に、これまた活気溢れる生徒さんたちが集まって日本語を勉強していました。

ここはFuntocoとの取引実績はありませんが、送り出し機関の雰囲気もメンバーに知ってもらいたいということで訪れることになりました。

主に技能実習と特定技能で生徒さんたちを日本に送り出しています。

最近は奈良県の社会福祉法人に100名近くの内定者を送り出したそうで、非常に力のある会社様です。

運営する日本語学校には日本人講師も在籍しており、授業風景を見ていると「規律」を重んじた教育が行われている印象を受けました。

集団で採用したい日本の企業様などは特にニーズが合いそうです。

パートナーとも競合企業とも捉えられる現地送り出し機関のリアルな現場を見られました。


1日目のアポは、これで終了です。

初日から、たくさんの生徒さんたちの顔とキラキラした目を見ることができました。


アポ終了後は、ミャンマー最大の聖地でもあるシュエダゴン・パゴダ(仏塔)に参拝し、メンバーそれぞれが祈りを捧げてきました。

現在のミャンマーの情勢はとにかく不安定で争いも絶えませんが、まるでそれが嘘のように、ここだけは静かで平和な時間が流れていました。


そして夜は、ミャンマー出張に行くと必ず訪れるというFuntoco御用達のレストランにてみんなで乾杯!

飲んでいる最中、「ミャンマーに来れて本当に良かったです。自分が何のために毎日必死に仕事してるのか、理解できました」と、Funtocoメンバーが真剣な一言。

まさに、この出張の目的でもある一言が聞けた気がします。

★2日目 〜生徒数4,000名?!ミャンマー最大級の日本語学校へ〜

2日目は朝7時にホテルロビーに集合し、アポ前に全員で朝食です。

朝食は、ホテルから徒歩すぐのミャンマーレストランでいただきました。

朝7時に全員で集合して朝食を摂るFuntocoは、どこか部活動に似た雰囲気も感じます。

しっかりと朝食を摂ったあとは、最初のアポ先でありFuntoco最大の取引先でもある日本語学校へ向かいます。

この日本語学校は、Funtocoが最初に取引し始めた頃は生徒数数十名の小さな学校でしたが、今ではなんと4,000名近くの生徒さんが在籍しています。

8割の生徒さんがヤンゴン以外の地方から日本語を学びに来ていて、中にはボロボロのバスで片道2時間かけて勉強しに来る方もいるそうです。

学校は出張時時点で14教室あり、生徒さんが入れ替わりながら授業を行っていました。

学校がある通りは生徒さんで溢れかえっていて、通りには生徒さんが住む寮や飲食店もあり、一つの経済圏ができています。

Funtocoと共に、急速に成長してきた日本語学校です。

そしてこの日は、Funtocoを通して日本の食品製造会社に内定した42名の生徒さんたちが集まっていました。

ここにいる全員が、一つの企業に入社されます。

こういった方たちが日本の経済を支えてくれているんだなと強く実感する瞬間です。

内定者一人ひとりに、Funtoco代表の山本さんが内定通知書代わりに企業の業務マニュアルを渡していきます。

一生懸命、日本語を0から学び、勝ち取った内定です。

そして、自分が面接を担当して内定が出た生徒さんもいて、嬉しそうなFuntocoメンバーたち。

全員が笑顔。すごく良い写真です。

仕事のやりがいを大きく感じられる瞬間ではないでしょうか。


この後は、授業中の他のクラスもいくつか見学させていただきました。

この学校では、介護や医療、食品製造、農業など、さまざまな分野の特定技能生が日本語を学んでいます。

クラスは、日本語N5クラス・N4クラス・外食クラス・介護クラス・内定者座学N3クラス・内定者会話クラスなどに分かれており、日本で実際に6年間働いたことのある先生などが日本語を教えています。

どの教室もエアコンなどは当然なく、毎日停電が起き続ける環境の中で、扇風機を使って汗をかきながら真剣に勉強していました。

乾季の暑い時期には、教室の中が50度を超える日もあるそうです。

見学中は、Funtocoメンバーが生徒さんたちに質問をしたり、逆に質問を受けたりしながら回っていきました。

生徒さんからは、「日本の冬は寒いですか?」という可愛らしい質問もあれば、「いつになったら日本に行けますか?」という鋭い質問も。

なんと、面接待ち(Funtocoからの仕事の紹介待ち)の生徒さんが300名近くいるとのことで、良いプレッシャーも感じられる訪問でした。

整わないインフラ。暑い教室。安定しない政情。決して恵まれた環境とは言えない現状でも、夢や目標を持って未来を見る300名に、なんとかお仕事を紹介してあげたいですね。


一通り授業を見学したあとは、近くのレストランでランチを摂り、ヤンゴン市内にある介護施設(いわゆる有料老人ホーム)を訪ねました。

訪問の目的は、施設への寄付+見学です(見学のみは受け付けていません)。

ミャンマーの学生さんと面接をする際、介護施設でボランティア経験があるという方が多いこともあり、実際にどんな場所でボランティアをしているのか見ておきたいという目的もあります。

この介護施設は国民などからの寄付で成り立っており、1933年創立の施設です。

日本のODAなどから支援も受けています。

運営はNGO団体が行っており、上の写真のように、施設内にはたくさんのご年配の方が暮らされていました(訪問時は120名前後)。

身寄りのない方がほとんどですが、施設としての規律を保つため、入居希望者には面接が行われます。

また、入居には一定額のお金や生活力、コミュニケーション能力なども必要なため、ここで暮らすご年配の方々は比較的余裕のある方たちだそうです。

しかし、余裕のあるご年配が暮らす介護施設とは言っても、施設内に空調設備は少なくて部屋も暗く、医療機器はとても古いものが使われていました。

NGO団体の理事長や施設長からさまざまなお話しを聞きましたが、なんと施設への寄付金は数億円規模にもなるそうで、改めてミャンマー人の寄付精神の強さも実感しました。

最後に寄付記念の写真撮影(お決まりだそうです)をして、施設を後にしました。

翌日は、こういった介護施設にも入れず、お金も身寄りもない方たちが暮らす施設にも訪問しましたので、後ほどの3日目のレポートでご一読ください。


介護施設を訪問した後は、午前中に訪問したFuntoco最大の取引先である日本語学校のオフィスに再び向かいました。

Funtocoとしては、この日本語学校から送り出される生徒さんの日本語能力に課題を感じており、その点についてしっかりと話し合いをするべくオフィスを訪れました。

日本語学校オーナーのポポさんと、実際に日本語を教えている先生たちと話し合いをします。

先生は全員で20 名、会話クラス・N3クラス・N4クラス・N5クラス・外食クラス・介護クラス・アシスタントなどに担当が分かれています。

実際にどういう教え方をしているのか、先生たちの間で情報共有やフィードバックは行えているのか、どういったカリキュラムを組んでいるのかなど、細かいところまで確認をしていきます。

日本語が上手く話せないことで、日本に来て苦労するのは生徒さんたちです。

日本に送り出す生徒さんの数はどんどん増えてきていますが、ここからは質も上げていかなければなりません。

競合となる日本語学校や送り出し機関も今後増えてくるでしょう。

話し合いの場では、Funtocoからの一方的なフィードバックではなく、ポポさんからFuntocoに対するフィードバックや改善点もいただきながら、お互いの課題点が明確になりました。

自分たちに足りないものを真摯に受け止め、改善に繋げる。

そしてそれを、躊躇なく取引先相手にも伝える。

これは相手とのしっかりとした信頼関係がなければできないことですし、簡単そうに見えて簡単なことではありません。

これが当たり前のようにできるのは、Funtocoが普段からこれらを社内で徹底しているからでしょう。

Funtocoカルチャーが垣間見えたアポでした。


この日のアポはこれで全て終了したので、前日訪れた場所とは別のパゴダ(仏塔)にポポさんと向かいました。

雨が降ってきたため短い滞在となりましたが、相変わらずたくさんのミャンマー人が参拝されていました。


そしてこの日最後のイベントは、ポポさんとの会食です。

仕事の話はしっかりと日中にできたので、会食ではポポさんとの時間を楽しみます。

↓ 場所を移動し、二次会に突入です

二次会後にポポさんとはお別れし、ホテルに戻って屋上のバーで三次会が始まります。

Funtocoメンバーは、とにかく元気で明るいです。多くを語らずとも、写真がそれを物語っています。

メンバー同士のコミュニケーションもとても多く、お互いをよく理解する家族のような雰囲気です。

そして三次会も終わり、解散。翌日も朝早くに出発です。

★3日目 〜夢と現実が入り乱れる最終日〜

3日目は、朝7時半(日本時間10時)から、ポポさんの日本語学校の生徒さんたちのオンライン企業面接に同席するビッグイベントからスタートです。

Funtocoの既存顧客である千葉県の介護施設様との面接です。

最大2名の採用を予定しており、この日はポポさんの学校から5名がZoom面接に臨みます。

面接のポイントや注意点、アドバイスなどを伝えながら、それぞれが準備を始めます。

面接に臨む生徒さんはもちろん、介護施設の営業担当であるFuntocoメンバーも、極度の緊張状態。

「面接する目の前の人の人生変えるから、めっちゃ緊張します」とFuntocoメンバーが一言。

たしかに。

ミャンマーに来て、日本語を勉強する生徒さんたちの想いを心から理解できたからこそ、出た一言だと思います。

しかし、それ以上に緊張しているのが面接を目前に控えた生徒さんたちでした。

まずは、Funtocoの代表と営業担当が挨拶。そのほかのメンバーや私は離れて面接を見守ります。

一人ひとりが順番にZoom面接を行う部屋に入っていき、施設の代表および担当者と面接が始まりました。

まずは自己紹介から始め、その後は担当者からの質問に一生懸命勉強してきた日本語で答えていきます。

1人あたりに与えられる面接時間は、たったの10分。この10分で、人生が変わるかもしれないのです。

私は、終始笑顔で受け応えする生徒さんたちに感心していましたが、面接を真横で見ていたFuntocoメンバーによると、口は終始引きつっていて、額には汗をかき、膝はずっとガクガク震えていたそうです。

画面越しではそれが分かりませんでしたが、笑顔の奥には私たちでは想像できない緊張があったのだと思います。

過酷な環境のなか、1年以上日本語を勉強し、ようやく掴んだ面接のチャンスです。しかも、たった10分の面接で、採用されるのは5名中最大2名のみ。

緊張しないはずがありません。


無事5名全員の面接が終わり、結果は後日、施設からの報告を待つということになりました。

↓ 面接が終わって安堵の表情を見せる皆さん

面接の中で、強く印象に残った回答が2つあります。

施設の担当者が「将来の夢はなんですか?」と聞くと、18歳の生徒さんが、「日本で介護を学び、将来はミャンマーで介護の学校を作って、日本式の介護をミャンマーに広めたい」と答えていました。

また、別の22歳の生徒さんは、「日本で介護福祉士の資格を取って、できる限り長く働き、ミャンマーの家族を支えたい」と答えていました。

これを聞いて、皆さんはどう感じますか?

ミャンマーでは、10代や20代前半で、「国や人のために働く」という強い意志を持っている方々がたくさんいます。

仕事があるのが当たり前の日本とは違い、ミャンマーでは仕事がないのが当たり前になりつつあります。

ミャンマーでは、仕事を持てることが喜びです。

仕事とは、何でしょうか。仕事の価値とは、何でしょうか。

ぜひ皆さんも考えてみてください。


面接を終えたあとは、ポポさんが作ってくださった朝食を全員でいただき、授業中のクラスを6つほど見学させていただきました。

朝から皆さん張り切って勉強しています。

どのクラスも、基本的にパンパンです。

中にはFuntocoを通して内定が出ている生徒さんが集まるクラスもあり、Funtocoメンバーも「あぁ!○○さんや!」と嬉しそうな表情を浮かべていました。

↓ クラスの外でも生徒さんに積極的に話しかけるFuntocoメンバー


朝食と授業見学を終え、次はヤンゴンから南下した場所にあるシリアムという街の介護施設を訪れました。

この地域には、完全なボランティアで運営されている介護施設が集まっています。

運営母体のない施設がほとんどのため、ボランティアがいない日は何の支援もありません

前日に訪れた介護施設とは大きく異なり、この地域では身寄りがなく経済的にも生活が困難なご年配の方やご家族などが暮らされています。

政情が安定せず、他国同様に物価高にも苦しむミャンマーでは、生活困窮者が増加しているそうです。

なかなか言葉にするのも抵抗がありますが、十分な食事が摂れずに痩せ細ってしまっている方々や、必要な医療が受けられず病気に苦しむ方々が数え切れないほど居られました。

この地域では毎朝8時に施設内の方々の生存確認が行われ、遺体回収車が施設を回っていくそうです。

そうして空いたベッドにまた新しい方が入られ、毎日人の入れ替わりがあります。

自分の目で今見ている現状に大きなカルチャーショックを受け、何もしてあげられない自分の無力さと悔しさで胸がいっぱいになってしまったと後日語っていたFuntocoメンバー。

私も同じ気持ちでした。


この日の朝、企業面接に挑んだ18歳の生徒さんが、「日本で介護を学び、将来はミャンマーで介護の学校を作って、日本式の介護をミャンマーに広めたい」と答えていました。この方は、12歳の頃から介護施設でボランティア活動を続けているそうです。

きっとこのような過酷な現実を、私たちの誰よりも目の当たりにしてきたからこそ芽生えた目標なのではないでしょうか。

10代で人生の目標を持ち、実際に行動に移して企業面接まで漕ぎつけている逞しい姿を見ると、頭が下がる思いです。

このような環境で介護のボランティア活動をしているわけですから、きっと日本の介護施設でも立派に活躍してくれるはずです。


ミャンマーのリアルな現実を見ると、よりFuntocoが行っている事業の意義が理解できます。それはきっと、Funtocoメンバーの皆さんも同じでしょう。


私たちは施設を後にし、次に内定者の自宅訪問へ向かいました。

出張2日目の朝に一度顔を合わせた、食品製造会社の内定者であるヘインさんのご実家に訪問です。

実際にFuntocoを通して内定した方がどんな生活をしていて、どんな想いを持って来日されるのか、お話を聞けるのが楽しみです。

ヘインさんの家は、ヤンゴンから離れた田舎の住宅街にあります。

細い道をまっすぐ進むと、ヘインさんとご家族が出迎えてくれました。

(左から2人目:ヘインさん、真ん中:お母さん)

ヘインさん一家は親戚を含め7人で暮らしており、ヘインさんは5人兄弟の3人目で、一人息子です。

お母さんが女手一つで5人の子どもを育ててきたそうです。

私たちと、日本のことや仕事のこと、家族のことなど色々話をしていると、お母さんの目には涙が浮かんでいました。

心配や寂しさ、安堵、喜び、さまざまな感情がきっと入り混じっていたのだと私は思います。

そもそも、内定者の家にまで祝福しに来てくれる日本の人材紹介会社なんてあるのでしょうか。

お母さんにも、Funtocoの温かさがきっと伝わったはずです。

そして、ヘインさんに「日本に来たら何をしたいですか?」とFuntocoメンバーが尋ねると、ヘインさんは「僕は一人息子なので、家族のために立派な家を建ててあげたいです」と答えていました。

日本に来て自分が何をしたいかよりも、家族のために家を建ててあげたいという想いの方が圧倒的に強いのかもしれません。

20代前半のヘインさんも、「人のために働く」という意志が強い方でした。

これを聞いたFuntocoメンバーは、「自分の20代前半を思い返して、恥ずかしくなった」と話していました。

私も、恥ずかしながら同感です。


ヘインさんのように、内定者一人ひとりに人生があり、家族がいます。

そんな一人ひとりの人生の大きな転機に携われる仕事って、なんて素晴らしく、やりがいのある仕事だろうと思います。

ヘインさんの今後がとても楽しみですね。


最後は、全員で記念撮影です。

★密着取材で見えてきた「仕事と人生の価値」

私はここでFuntocoメンバーとお別れし、先に日本へ帰国しました。

Funtocoメンバーはこのあと、もう1名の内定者の自宅へ訪問し、翌日の便で日本へ帰国しました。


このレポートの最後は、Funtocoミャンマー出張の総括と、密着取材で見えてきた「仕事と人生の価値」について少しお話しさせてください。


ここまでレポートを読めば、Funtocoの海外出張では実際にどんなことをしているのか、理解していただけたかと思います。

今回の出張の目的は、アポで取引先を開拓するというよりは、普段日本でパソコンに向き合いながら行っている業務の先にはどんな世界があり、誰のために何のために仕事をしているのかを理解してもらう目的が強かったと思います。

ミャンマーに限らず、たくさんの国の人たちが、日本で働くことを夢見て一生懸命努力されています。

そんな人たちの架け橋となり、人口減少・超高齢化社会が進む日本にパワーを与えるため奮闘しているのが、Funtocoです。


レポートを読むと、Funtocoは毎日がやりがいに溢れ、楽しく働いているように見えるかもしれません。

しかし、Funtocoに限らず、仕事というのは9割以上が大変なことの積み重ねであり、残り1割未満の小さな喜びが大きなやりがいを生んだりします

楽な仕事なんて、基本的にはありません。

ではなぜ、人は仕事をするのでしょうか。

一度自分に問いかけてみてください。


それは、生きていくためでしょうか?好きなものを買うためでしょうか?

別にそれが間違いではありません。

仕事に対する悩みや辛いこともあるでしょう。

しかし、仕事をしたくてもできないミャンマーの人たちからすると、なんて勿体ないことだと思われているかもしれません。


夢や目標、信念を持って仕事に取り組めると、人生の価値は高まるのではないでしょうか。

そして、そういった人たちが集まる組織は強いです。


ここで、Funtocoの理念を共有します。

MISSION:「国境を越えて働くチャンスを創り、日本にパワーを与える」

VISION:「生まれた場所や環境に関わらず、挑戦する人が人生でチャンスを得られる世界を創る」


Funtocoは、この理念に共感し、この理念を本気で追求したいと考える人たちが集まっている会社です。


特定技能ビザで仕事を紹介した外国人の方は累計で1,000名を超え、会社も急成長しています。

一方で、ミャンマーでは仕事の紹介を待つ学生さんが300名近くいるように、まだまだやれていないこともあります。

トラブルも、たくさん起きます。

しかし、そんな状況でも理念の達成に向かって諦めず走り続けているのが、Funtocoです。


目標が高いほど、実現したい世界が壮大なほど、現実とのギャップに無力感を感じてしまうかもしれません。

じゃあ、やらない方がいいのでしょうか。

それも違います。

少しでも誰かの役に立つのなら、たとえそれがエゴであっても、きっとその道は間違いではありません。


限りある人生の中で、あなたは何に情熱を捧げたいですか?

仕事を通して何を成し遂げ、どんな人生を送りたいですか?


Funtocoが実現したい世界は明確です。

今は小さな一歩でも、いずれそれが偉大な一歩となり、世界を変えていくかもしれません。

Funtocoで一緒に、偉大な一歩を踏み出したい!人生を走り抜けたい!という方は、ぜひその想いを正直にぶつけてみてください。

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