「自分株式会社」ってなんだろう? 久しぶりに、言葉にしてみました。
前職では、日常的にこの考え方に触れていたため、あえて口にすることもなかったのですが、今あらためてこの言葉を噛みしめています。
目次
「自分株式会社」ってなんだろう? 久しぶりに、言葉にしてみました。
自分株式会社とは?
なぜ今、「自分株式会社」の視点が必要なのか?
「自分株式会社」の第一歩は、“自分を受け入れる”こと
娘とのやりとりが、私を変えてくれた
「小さな成功」に、もっと目を向けてみませんか?
最後に
自分株式会社とは?
✅ 意味・使われ方の例
・人生を会社経営のように戦略的に考える
・自分というリソースを、商品・サービスとして捉える
・「雇われている」立場でも、経営者視点でキャリア設計する
この言葉は2000年前後から、社会で多く使われるようになったと記憶しています。
私自身、目標がないと動けない性格のため、この考え方に出会ったとき、大きな腑に落ちる感覚がありました。
なぜ今、「自分株式会社」の視点が必要なのか?
時代の流れの中で、個人がより重要な存在になってきているからです。
- 高度経済成長期:業界の時代
- バブル期~崩壊直後:大企業の時代
- インターネット以降:個人の時代
つまり、「自分」という存在をどう経営していくかが、これからの時代の鍵なのだと思います。
「自分株式会社」の第一歩は、“自分を受け入れる”こと
では、どうやって“自分”を開発していけばいいのでしょうか?
まずは、強みも弱みもひっくるめて、自分自身を受け入れることだと思います。
とはいえ、私もここにたどり着くまでには相当時間がかかりました。
目標に向かって頑張りたいと思えば思うほど、「今の自分との差」にばかり目がいき、「私なんて…」と落ち込んで、お酒に逃げる夜もありました。
「できない理由」を子どもや環境のせいにしていた時期もあります。
(「子どもがいるから仕事に打ち込めない」とか、つい…)
娘とのやりとりが、私を変えてくれた
そんな私を変えてくれたのは、こだわりが強く、感情を素直にぶつけてくる娘の存在でした。
ある日、娘と本気でぶつかり合い、涙を流しながら話し合いました。
「子どもの前で泣いちゃダメ」「親は強くあるべき」と思っていた私が限界を超えて感情を出した瞬間、娘が変わったんです。
翌日から、明らかに娘の態度が変わっていました。
本気で自分と他者に向き合うことの大切さを、彼女から教えられました。
「できない自分も、私」——それでいいんです。そう思えるようになりました。
「小さな成功」に、もっと目を向けてみませんか?
これまで多くの方とキャリアの話をしてきましたが、「やりたいことがない」と話す人は、きっとまだ“自分の声”をちゃんと聞けていないのだと思います。
もしくは、小さな成功体験を「大したことない」と片づけてしまっている。
でも、日々の「できたこと」に目を向け、それに水をあげることで、やがて大きな**WILL(やりたい)とCAN(できる)**につながっていく。
「これができるようになりたい!」と素直に思えることは、それだけで素晴らしい原動力になると思います。
最後に
「私なんて…」なんて思わなくて大丈夫。
少しずつ、自分のペースで、“自分株式会社”を育てていけたらいいと思います。