新年度がスタートしました。
私は小学生の子どもが3人いる母でもあります。新学期は家庭でも仕事でも、いつも以上に“非日常”が連続するタイミング。何かと変化が多く、気づかぬうちに心身ともに疲れてしまうことがあります。
そんな時こそ、私が何度も実感してきたのは「準備」と「習慣」の大切さです。
◆春は“初動”の季節。だからこそ、習慣の力を味方に
小学生の母歴5年。私は、毎年春に“ペースを整えることの重要性”をひしひしと感じています。
前職では、クライアントに対して「習慣化」のコーチングをしていました。だからこそ、習慣の力がどれほど人生を整えてくれるか、身をもって知っています。
自分自身も、昨年までは毎日記録を取り、習慣を意識的に管理していました。しかし、ある時から無意識にできるレベルに到達し、記録を手放しました。それでも日々のリズムは崩れません。習慣の力が、自分の思考や行動を大きく変えたのは間違いありません。
◆習慣ってなに?
人間の行動の40%は“習慣”でできていると言われています。
良い習慣を増やし、悪い習慣を減らすことで、人生はどんどん豊かになります。しかし、私たちには“現状維持バイアス”があり、新しいことへの抵抗を感じやすい生き物でもあります。
習慣が定着するまでには、以下のような期間が必要です。
- 行動習慣(読書、学習など)… 約1ヶ月
- 身体習慣(運動、早起きなど)… 約3ヶ月
- 思考習慣(ポジティブな人生観など)… 約6ヶ月
◆習慣化の壁と、その乗り越え方
習慣は「3つの壁」を乗り越えて定着します。
- 反発期(1週間)
→ 挫折率42%:「少しだけ、シンプルに、まずやる!」 - 不安定期(3週間)
→ 挫折率40%:「いつ、どこで、何を」決めておく/例外をつくらない - 倦怠期(1ヶ月)
→ 挫折率18%:「楽しく、みんなで、何かを“加える”」がポイント
◆子どもと一緒に、楽しく習慣をつくる
子どもたちと何か新しいことを始めるとき、1週間目がとても大切です。
「いつやるか」「どうやるか」を一緒に決め、大人が率先して行動する。読書や勉強の楽しさを見せること。得た知識を人のために使う姿を見せること。それだけで、子どもたちは自然と真似をします。
一人では難しい習慣化も、「楽しく、みんなで、ちょっとずつ」が合言葉です。
◆職場でも「楽しく、みんなで、少しずつ」
これは仕事でも同じです。
やったことがないことには「ひとまず見せて、やってみてもらう」。タイミングを決めて、楽しくチャレンジする。このマインドがDX推進にもとても大切だと感じています。
最近、たつの営業所のメンバーから「情報共有会をやりましょう!」という声をもらいました。すごく嬉しかったです。こうした“自発的な声”こそが、文化や習慣をつくっていく原動力になります。
◆最後に
良いことは、一人で抱えず、みんなで取り組む。
楽しく、少しずつ、続けていく。
この春、あらためて「習慣の力」を信じて進んでいこうと思います。