こんにちは。ハーツネクストの畑です。
前回の記事で、「大企業の看板を外した時、丸裸の自分に何が残るか」という話をしました。
「大企業での経験」という錯覚。会社の看板を外した時、あなたには何が残るか? | 株式会社ハーツネクスト
では、看板のない私たちが、どうやって個人の「地力」を磨くのか。ハーツネクストでは定期的に勉強会を実施し、お互いの基準を高め合っています。今回のお題は、「フェルミ推定」です。
「日本に電柱は何本あるか?」といった、パッと答えが出ない問いを、論理的な推論だけで導き出す思考訓練です。
目次
根拠のない「たぶん」「と思います」が、人を迷わせる
「おむつの消費量」から「人材派遣の市場規模」へ
センスを高めるためにもロジックを磨く
根拠のない「たぶん」「と思います」が、人を迷わせる
今回の勉強会で、なぜフェルミ推定を取り入れたのか?
どの業界もそうですが、ビジネスの世界には「100%の正解」など存在しないからです。
「これってどれくらい成果が出そうですか?」
「これの相場ってどれくらいですか?」
顧客から質問を受けたときに、どう答えるか。時間をかけたり、「たぶんこれぐらいです」と迷いを生ませるような答え方は、プロとしてまだ実力が足りていない証拠です。営業が提示する数字は、顧客の迷いを消すための「光」です。
その場で、今ある事実を掛け合わせて納得感のある仮説を提示する。
そのスピード感と根拠が、顧客の安心感と信頼を掴みます。
「おむつの消費量」から「人材派遣の市場規模」へ
勉強会では、例題として、「日本国内の年間おむつ消費量」を推定しました。
「人口が1.2億人で、そのうち赤ちゃんが100万人、高齢者が何人ぐらいで…」と、 算出された数字は、43億枚から3,000億枚までバラバラでしたが、大事なのは正解を当てることではなく、「正解に至るプロセスを自ら構築する力」です。
自分の計算式のどこに無理があったのか、前提に抜け漏れや誤りがないかを検証し、それを検証する過程、自分の頭で考える癖がついていきます。
本題は、「日本の人材派遣市場の年間売上高」の推定。
あるチームは「都道府県別の派遣会社数と平均売上」から積み上げ、別のチームは、「派遣単価や派遣総人数を想定」を元に計算する。ロジックは様々ですが、それぞれの根拠に基づいた計算結果を発表。自分がわからない部分を知っている部分で補う感覚を各々が掴んだ時間でした。
センスを高めるためにもロジックを磨く
ロジックが全て正解か、というと全くそうではありません。
そうであれば、AIやロボットに全てを任せるだけになります。
個人それぞれが持つセンスを高め、自分の提案に責任を持ち、「わからない」という言葉で思考を停止させないこと。
マニュアル人間ではなく、自分の頭の中で論理を組立て、進べき道を照らす、そんな「本当のセンス」を持ったプロフェッショナルをお待ちしております。