皆さま、どうも!
プロフェッショナルエフェクト 人事 兼 広報担当のサイトーです⛄️
シリーズでお届けする当社代表の創業ストーリー『高卒フリーターからIT社長になった僕の話。』
今回は第5部の投稿です📚
(⬆︎カバー写真:当社代表 平山)
▼ 1つ前の投稿はこちら👀
今回は『反省の末に辿り着いた答え』について代表に話してもらいました。
ぜひご覧ください。
【あらすじ】
これは、20歳の時、高卒のフリーターだった僕が、
コンサルタントになり、IT社長になるまでの話です。
IT業界は、チャンスに溢れている業界です。
それは、技術や知識、アイディアで、トップを目指していく人にとってそうであるのと同時に、
僕みたいな、高卒のフリーターのIT新人にとってもチャンスを掴める業界です。
でも、多くのIT新人が、
どの様にキャリアを積んでいけば、一人前になれるのかわからずに、迷っています。
そんなIT新人の方たちのキャリア形成の助けになればと思い、私の話を書いていきます。
【第5部:反省の末に辿り着いた答え】
大手コンサルティング会社に転職後、
2つ目に携わった仕事は、大手SIerのテクニカルサポート部門での業務でした。
SIerが販売したネットワークシステム(サーバーやストレージ、ネットワーク機器、それらを構成するミドルウェア)の障害対応で、
ハードウェアの障害が頻発する理由や原因の調査し、報告をする仕事でした。
コールセンターで対応しきれなくなった問題を担当する部署だったんです。
1つ目の案件の契約が切られ、仕事に対しての姿勢を反省していたため、
2つ目の案件では参画当初から、
「ちゃんと貢献できているか」をしっかり意識してやろうと思っていました。
そのため、仕事に割く時間は惜しまず、
システムの検証作業や調査に時間を投入しました。
当時は今ほど労務管理が厳しくなかったこともあり、
勝手に徹夜したり泊まり込みをして問題の解決に取り組むこともありました。
主な業務はトラブル対応が中心で、
特に『ハードウェアの障害が頻発する状況を整理し、理由や原因の調査をベンダー(ハードウェアメーカー)に問い合わせ、その答えをまとめて報告する』という業務が多かったです。
その結果、報告書やメールを書く機会が増えました。
当時は文章を書くのが非常に苦手でしたが、
見よう見まねで下書きを書き、先輩に見せに行ったりしていました。
先輩の皆さんはいくつも案件を抱えて忙しい中、丁寧に添削してくれました。。。
文章の書き方や日本語の単語の意味を徹底的に調べた時期でした。
まさに日本語と真剣に向き合った期間だったと言っても過言ではありません。
ドキュメントを書く作業以外だと、
サーバー等の機器の修理対応時の作業立ち会いや、
機器の移設をするときの立ち会いなどもありましたが、
たまにログを取りにいったり、ログを仕掛けにいく事もあり、
OSの操作ができる自分は、チーム内で重宝されました。
参画して数年たった時、
外注していたコールセンターを内製化することになりました。
さらに数年後、コールセンターのスーパーバイザー(作業を割り振る人)がやめることになり、
その役割を自分が担うことになりました。
以前から、自分がいた部門への割り振りが遅いことで問題への対応が遅れてしまっていた為、
担当者変更(エスカレーション)のタイミングを早めることにしました。
また、
『誰に何件エスカレーションをしたか』を表にまとめ、公開することで、
トラブル対応部門のメンバーもやる気を出し、稼働率が上がって業務効率も改善したんです。
全体の最適化が進みエスカレーションの基準も定まり、
組織全体が能動的に動くようになってきた頃、
上司からPMP(Project Management Professional)資格の取得を勧められました。
ちょうど時間に余裕が出てきたタイミングだったので、
資格の勉強を開始し、3ヶ月後にはPMPの資格を取ることができたんです。
しかも、並行して中小企業診断士の試験勉強をしていたので、
その年に中小企業診断士の資格も取ることができました。
何やかんや、2002年から2008年まで同じ案件先にいたのですが、
業務に真摯に向き合った結果、
クライアントからも信頼され、重要な業務を任されるようになりました。
また、業務に余裕ができた時には積極的に知識の補充もできました。
この6年間は、社会人として出遅れた自分にとって、
マインド面と知識面の両方で遅れを取り戻し、大きく成長できた期間でした。
この現場を離れるときには、盛大に送別会をやってもらったのですが、
送別会の帰り道は、とても寂しい気持ちになったのを覚えています。
大手コンサルティング会社に入社してから、
初めての仕事の契約を切られて反省し、
2回目の案件に入り、『社会人としてあるべき姿』を学びました。
この時期に失敗を経て反省したからこそ、辿り着いた答えだと思っています。
【🗣️ 社員からの質問コーナー】
社長にお話いただいた《第5部:反省の末に辿り着いた答え》について、
社員が聞きたいことを質問をし、社長に答えてもらいました👀
Q. 当時の社長が見よう見まねで書いた文章を、
周りの先輩方が丁寧に添削してくださったのには理由があるのでしょうか?
周りの先輩方は、教えることで自分たちの仕事が減る、というメリットがあったから、
言葉の意味とか計算式をどんどん教えてくれたんじゃないかな。
「これは学べるチャンスだ!!」と思い、
「自分は社内で便利なやつでいよう!」と思って仕事してたよ。
▷▷ なるほど。。。チャンスだと捉えて積極的に動かれたのですね!
積極的な人には仕事が回ってきそうだ。。。
Q. どうして中小企業診断士の資格を取ったのでしょうか?
元々「MBAを取りたい」と思って調べ始めたんだけど、
前提として、学士がないと修士課程が取れないことを知ったんだよ。。。
考えてみれば当たり前のことだったんだけど、
修士のために4年間大学に通うのが嫌だったので、
MBAと同等の資格である中小企業診断士の資格を取った、というのが理由だね。
Q. 新人の頃に読んで良かった、と思う本はありますか?
『1日30分続けなさい。』という本がよかったなぁ。
内容を要約すると「継続は力なり」というもの。
とても読みやすい本だったよ。
それに、この本を読んだことで学習する習慣がついた。
『毎日30分続けることが自分の将来を変える』と分かったから
継続できるようになった。
多くの人は、
大学入学するまでは勉強して大学で勉強しない、
そして就職時に勉強して1年目も勉強するが、2年目以降は勉強しない、、、
だと思う。
そのような人が多い中で、
1日30分を続けると将来的な勉強時間には大きな差が生まれることを実感した。
Q. 当時会社に
「この人がいると心強い。」「この人がいると良い影響がある」と感じる人はいましたか?
いた。
当時はそういう視点で物事を考えたことはなかったけど、
今思い返してみると、『Bさん』という人がいた。
Q. 『Bさん』は、どんな人だったんですか?
誰に対しても平等に接する気さくな人で、みんなに愛されるタイプの人だった。
Bさんは業務の中で、誰もやりたがらないことを進んでやるような人だったので、
Bさんがいるだけでプロジェクトのチームの業務の幅が広がっていたんだよね。
それに、無理難題を言われても、最後まで諦めない気持ちを持ってる人だった。
当時はBさんと仕事をすることが多くて、
その頃の自分の口癖は
「Bさん、例の件なんですけど」
だった。
今思うと、
Bさんが、自分の雑なコミュニケーションを汲み取ってくれていたことが分かる。
Bさんから口癖について指摘されることはなかったんだけど、
その後違う現場で口癖について怒られてから、
「自分は雑なコミュニケーションをしていたんだ」と気づいたよ。。。
▷▷ 社長のコミュニケーションは、いつも簡潔で分かりやすくて、
真似したい、そんな風になりたい、と思ってます。
なので、正直社長が口癖について指摘されるなんて想像できないです、、、
Q. 【2回目にアサインされた案件】でマインドが変わり、
周囲からの評価に変化はありましたか?
あった。上司に感謝されるようになったよ。
早朝から遠方に出張したり、データセンターに行かなきゃいけないことがあった時、
「本当にすごくよくやってくれるね」と言ってもらえた。
あまり大きな仕事ではなかったけど、
遅くまで対応して上司に報告すると感謝されることが多くなったよ。
Q. ちなみに、マインドを変える時に参考にした人はいましたか?
いた!ひとつ前の現場の先輩。
元ヤン&高卒の人で、いつも仕事を楽しんでいて評価されている人がいたんだよ。
その人の行動を参考にして、
「彼だったらどう行動するのか?」
と考えて動いていたら、周りの態度も変わっていった気がする。
Q. 新人の頃、モチベーションが下がった時にしていたことはありましたか?
ない!
そもそも、仕事に対するモチベーションはずっとなかった!
単価が上がらないので給料が上がらないし、
たまに上司のHさんの案件に引っ張られて業務をすることがあったけど、
漠然と「働かなくて良い環境にいきたい。。。」と思っていた。
(未成年の頃、証券会社に株を買いに行ったこともあるよ。。。
もちろん、売ってもらえなかったけど。。。(笑))
新人の頃は、労働意欲は低くて、
不労所得に対するモチベーションが高いやつだったね(笑)
ただ、自分の成長に対することにモチベーションがあったので、
草の根活動的なことはやってた。
ログの取り方とか、入場してすぐのスキルチェックテストとか、
チーム運営もやっていた。
当時、自分の配下にメンバーが15人くらいいたので、
チームミーティングをしたり進捗管理をしてた。
各チームはバラバラだけど、
横の繋がりを大切にしてシナジーを生み出そうと結束力を固めていたんだよね。
お客さん先でネットワークを作るにあたって、
普段クライアントから言われている作業で求められるものは全てやってた。
普段から『思考している、観察していること』が長かったから、
人によってはサボっているように見えたかもしれないけどね(笑)
今回もお読みいただき、ありがとうございました!
反省できること、向上心があること、
何より、自分を変えられるスキルが大切なんですね。
以上、《第5部:反省の末に辿り着いた答え》でした📚
全8部のシリーズ、次回は《第6部:PMとしての転機》をお届けする予定です。
次回もお楽しみに🌸
▼▽ 『高卒フリーターからIT社長になった僕の話。』|《第4部:3回目の学び》はこちら ▽▼
▼▽ 『高卒フリーターからIT社長になった僕の話。』|《第3部:2回目の学び》はこちら ▽▼
▼▽ 『高卒フリーターからIT社長になった僕の話。』|《第2部:最初の学び》はこちら ▽▼
▼▽ 『高卒フリーターからIT社長になった僕の話。』|《第1部:きっかけ》はこちら ▽▼
▼▽ 『高卒フリーターからIT社長になった僕の話。』|0話『はじめに』はこちら ▽▼