100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスのざき山です。
今日も複業メディア「ウィズパラ」で取り上げたテーマ「心身の安全と健康を死守せよ!!HSP気質のフリーランスに必要な危機から遠ざかるスキル!」について紹介していきます。(元記事:https://wizpara.com/3115/)
最近、わたしの奥さんが職場で仕事や対人関係に精神をすり減らしているらしく、毎日、死んだような顔で帰ってきます。本当に気の毒になります。
じぶんもかつて、令和の今の世では考えられないほどのブラック企業を渡り歩いてきました。
当時は本当につらく、血管の中を猛毒のストレスホルモンが大量に回っている感覚が毎日ありました。
じぶんの寿命がすごい勢いですり減っているような感覚でした。
そしてじぶんの心身の健康、ひいては「命」を守るために「戦う」事ではなく「逃げる」ことを選択しました。
今ではその選択をして本当に良かったと思いますし、その選択ができたことを心の底から、誇りに思います。
フリーランスとして独立してからはブラック企業時代とは比べ物にならないくらい快適な日常となりました。
しかし、フリーランスになれば万事解決となるほど甘い世の中ではありません。
独立してからも数々のモンスタークライアントに遭遇し、心身の健康を棄損してきました。
しかし、サラリーマン時代に不条理に遭遇するのは、運次第、いつかぶち当たるのはある種、必然と言えますが、フリーランスにおいては、不条理との遭遇は、ある程度、じぶんでコントロールできます。
自分が設定するルールや構築する仕組み次第で、だれの仕事を引き受けるか、どんな条件でひき受けるか、どんな人と仕事仲間になるか、いつどこで何時間働くかなどはフリーランスであれば自分で決められるからです。
じぶんはHSP気質のため、他の平均的な人よりもリスクから逃れることを誰よりも優先してきました。
自分とお同じように、HSP気質のフリーランスの方に向けて、心身の安全と健康を脅かされないようにする「危機から遠ざかるスキル」を紹介していきたいと思います。
HSPは蘭(ラン)の花・・・身を置く場所を選べなければ枯れてしまう(生きていけない)
HSPとは・・・日本人ってHSP気質の人多くない?
HSP(Highly Sensitive Person)は、生まれつき刺激に対する感受性が高い人の気質を指します。病気ではなく、あくまで気質です。
音や光、人の感情、空気の変化などに敏感で、人より疲れやすい一方、観察力や共感力が高いという特徴があります。
「日本人はHSPが多いのでは?」という話を耳にすることがありますが、それを裏付ける決定的な研究はありません。
ただ、日本は集団行動や空気を読む文化が強いため、HSP気質の人が目立ちやすく、「自分はHSPかもしれない」と感じる人は多いかもしれません。
大切なのは、「弱い人」というレッテルではなく、「刺激への感受性が高い人」という理解です。
HSPにとってサラリーマン稼業はハードモードすぎる
サラリーマンという働き方は、多くの人にとって安定した仕組みですが、HSPにとっては刺激が多すぎる環境になりがちです。
朝の満員電車・・・。
理不尽な上司・・・。
突然の予定変更・・・。
苦手な飲み会・・・。
断れない仕事・・・。
苦手な相手とも毎日顔を合わせる環境・・・。
こうした刺激を毎日浴び続けると、HSPは少しずつHPを削られていきます。
しかも周囲からは「気にしすぎ」「もっと図太くなれ」と言われがちです。
しかし、感じ方そのものを変えることはできません。
近視の人に「裸眼で頑張れ」と言うのが無茶なのと同じです。
わたくしざき山もゴリゴリのHSP・・・つらかった半生
昔は自分がHSPだとは知りませんでした。
ただ昔から、
・怒鳴り声が苦手
・尊敬できない上司・同僚からの指示がつらすぎる
・休日まで仕事のことを考えてしまう
・人の機嫌を必要以上に気にしてしまう
そんな人間でした。
ブラック企業で働いていた頃は、毎日がサバイバルでした。
会社へ向かう途中で胃が痛くなり、休日も疲れが抜けない。
ブラック企業を選んだ自分が悪いのか、はたまたストレスに弱い自分が悪いのか・・などネガティブ思考のオンパレードでした。
しかし今思えば、自分の能力が低かったのではなく、自分に合わない環境で生きようとしていただけだったのです。
HSPとは欠点ではない!?
HSPは欠点ではありません。
環境との相性が悪いだけです。
例えば、接客業では疲れ果ててしまう人が、研究職では才能を発揮することがあります。
営業では苦しかった人が、デザイナーとして活躍することもあります。
繊細だからこそ気付けることがあります。
だから問題は「HSPだから」ではなく
「どこで生きているか」
なのです。
HSPの才能は身を置く場所で開花する
蘭の花は、美しい花ですが、環境が悪ければ簡単に枯れてしまいます。
一方で環境が整えば驚くほど美しく咲きます。
HSPも同じです。
向いていない環境では能力を発揮できません。
しかし、
・静かな環境
・裁量がある仕事
・自分で人間関係を選べる環境
・集中できる時間
こうした条件が揃うと、驚くほど成果を出す人も少なくありません。
能力ではなく、環境。
HSPにとって最も重要なのは、努力よりもまず「身を置く場所」を選ぶことなのです。
HSP気質の人の救いの選択肢「フリーランス」という働き方
サラリーマンがつらすぎてフリーランスという働き方にたどり着いた
じぶんは決して「社長になりたい」「大金持ちになりたい」と思ってフリーランスになった訳ではありません。
ただただ、ブラック企業の理不尽さに納得できなかったですし、ただただ、生き延びたかったのです。
ブラック企業で働いていた頃は、毎日会社へ行くだけで体力も精神力も削られていました。
仕事が終わっても仕事のことが頭から離れず、休日も回復できませんでした。
このままでは、本当に心か体が壊れてしまう。そう感じたことが何度もありました。
そんな中で出会ったのが「フリーランス」という働き方でした。
もちろん独立すれば収入は不安定になります。
営業もしなければなりません。
税金や経理もすべて自分です。
決して楽な道ではありません。
しかし、自分の人生を自分でコントロールできる割合は、サラリーマン時代とは比較にならないほど増えました。
HSPの人にとって、この「裁量」が人生を大きく変えることになります。
じぶんの裁量を増やすことでHSPは苦しみから解放される
HSPの苦しみは、仕事そのものよりも「自分ではどうにもならないこと」が積み重なることで大きくなります。
・苦手な上司。
・苦手な取引先。
・嫌な会議。
・無意味な残業。
・断れない飲み会。
・理不尽なルール。
これらはサラリーマンでは自分で決めることができません。
一方、フリーランスは少しずつですが、自分の裁量を増やすことができます。
・誰と仕事をするか。
・どんな案件を受けるか。
・いつ働くか。
・どこで働くか。
・どれくらい休むか。
すべてを最初から自由にできる訳ではありません。
しかし努力を積み重ねることで、自分にとって快適な環境へ少しずつ近づけることができます。
HSPに必要なのは、「もっと我慢する力」ではありません。
「自分に最適な環境を見つけて、そこに身を置く力」なのです。
フリーランスにとって花を咲かせるための「身を置く場所」とは?
フリーランスは、自分で「身を置く場所」を設計する必要があります。
例えば、
・価値観の合うクライアント
・尊敬できる仕事仲間
・静かに集中できる仕事環境
・ストレスの少ない生活リズム
・安心して相談できるコミュニティ
これらすべてが「身を置く場所」です。
つまり場所とは住所ではなく、自分を取り巻く環境全体なのです。
HSPは環境から受ける影響が大きいからこそ、「何をするか」よりも「どこで、誰とするか」の方が重要になることも少なくありません。
国や学校は教えてくれない・・・フリーランスで稼ぐ術は自ら独学で身に付けるしかない
残念ながら、日本の学校では会社員になるための知識は教えてくれても、フリーランスとして生きる方法はほとんど教えてくれません。
・営業
・マーケティング
・契約
・値付け
・ブランディング
・文章力
・お金の管理
こうしたものは、ほぼすべて独学です。
じぶんも数え切れないほど失敗してきました。
それでも少しずつ学び続けたことで、自分らしく働ける環境を築くことができました。
HSPだからこそ、自分を守るための知識には惜しまず投資するべきだと思います。
本を読むことでもいい。
先人の経験談を学ぶことでもいい。
独学は遠回りに見えて、実は人生を守る最短ルートになることがあります。
フリーランスになるのはスタート地点・・・そこから必要になる「危機から遠ざかるスキル」
ブラック企業を脱出し、フリーランスという働き方に行きつくだけで、HSPは当面の生存の危機から脱することができたと言えます。
ただフリーランスは、万人にとってストレスと無縁の夢のような働き方という訳では決してありません。
毎月、最低限の収入を確保できるようになるには、長い時間をかけてスキルを獲得し、同じく長い時間をかけてビジネス創出に試行錯誤しなければなりません。
またお金を稼げるようになった後も、それを継続ないし成長させなければなりませんし、ビジネスをしていく中でいくつものトラブルに見舞われますし、それを自分ひとりの力で解決しなければなりません。
何かあった時に後ろ盾となる会社組織はもうありません。
しかしそれでもHSP気質の多くの人にとっては「フリーランス」という働き方が天職であると断言できます。
フリーランスになったあと、不断の努力と工夫をしつづける必要はありますが、HSPの人は自分の身を置く場所を選べればキレイな花を咲かせることができるのです。
それではここでは、フリーランスになったあとにHSP気質の人を苦しめる「危機」から遠ざかるためのスキルを紹介します。
「危機から遠ざかるスキル」1.・・・クライアントを選ぶスキル
フリーランス最大の武器は、「仕事を選べること」です。
もちろん独立したばかりの頃は仕事をもらうのに必死で、なかなか選んでなどいられません。
しかし長く続けるほど、「誰と仕事をするか」を選べるようになります。
HSPは、売上よりも相性を重視した方が、長期的には成功しやすいと私は考えています。
一度モンスタークライアントに捕まれば、数万円、数十万円の利益など簡単に吹き飛ぶほど精神力を削られます。
逆に、気持ちよく仕事ができるクライアントとは何年も付き合うことができます。
「仕事を取る力」と同じくらい、「断る力」も重要なのです。
「危機から遠ざかるスキル」2.・・・自由な時間を確保するスキル
HSPは、常に刺激を受け続けると回復する時間がありません。
そのため、スケジュールを埋め尽くすことは、美徳ではなくリスクになります。
私自身、若い頃は「空いている時間があるなら仕事を入れよう」と考えていました。しかし今は逆です。
意図的に何もしない日を作ります。
・スーパー銭湯へ行く。
・散歩する。
・読書する。
・昼寝する。
そうした時間があるからこそ、仕事のパフォーマンスも維持できます。
余白は怠けではありません。
HSPにとっては、生き延びるためのライフラインなのです。
「危機から遠ざかるスキル」3.・・・選り好みをしても仕事を途切れさせないスキル
仕事を選べるようになることは理想です。
しかし、そのためには「断っても困らない状態」を作らなければなりません。
・営業を継続する
・ブログを書く
・SNSや紹介の導線を作る
・過去のお客様との関係を大切にする
・複数の集客経路を持つ
こうした積み重ねが、「今回はお断りします」と言える余裕を生みます。
仕事を断れる人ほど、実は普段から営業を続けています。
「危機から遠ざかるスキル」4.・・・収入が一時的に途絶えても焦らない防御力スキル
HSPは焦ると正常な判断ができなくなります。
生活費が底をつきそうになると、「誰でもいいから仕事をください」という状態になり、危険な案件を引き受けやすくなります。
だからこそ、防御力が重要です。
・生活防衛資金
・固定費の削減
・無理のない資産運用
・小さく暮らす習慣
これらは地味ですが、すべて精神安定剤になります。
「半年くらい収入がなくても何とかなる。」
そう思えるだけで、危険な仕事から距離を置けるようになります。
「危機から遠ざかるスキル」5.・・・地雷案件を見分ける嗅覚スキル
フリーランスを長くやっていると、「この案件、なんだか嫌な予感がする」という感覚が育ってきます。
・返信が極端に遅い
・やたら値切る
・契約を嫌がる
・要求だけが増える
・前の業者の悪口ばかり言う
こうした小さな違和感は、意外と当たります。
昔のじぶんは、「考えすぎかな」と無理に契約して何度も痛い目を見ました。
今では、その違和感を信じるようになりました。
HSPは人よりも細かな変化に気付きやすい気質です。
それは仕事選びでも、大きな武器になります。
「危機から遠ざかるスキル」6.・・・案件を地雷にさせない予防契約スキル
問題は起きてから解決するより、起きないようにする方が何倍も楽です。
・納品物
・修正回数
・追加料金
・納期
・連絡方法
・支払い条件
こうしたルールを最初に決めておくだけで、多くのトラブルは防げます。
契約書は相手を疑うためではありません。
お互いが気持ちよく仕事をするための約束事です。
予防こそ最大の危機管理なのです。
「危機から遠ざかるスキル」7.・・・いざとなったらいつでも逃げられる沼離脱スキル
人生には、どう頑張っても改善しない案件があります。
・誠実に対応しても伝わらない。
・要求だけが増えていく。
・精神がすり減っていく。
そんなときは、「最後まで責任を果たさなければ」と自分を追い込む必要はありません。
撤退も立派な経営判断です。
会社員時代もそうでしたが、じぶんは「逃げる」という選択をしたことで人生が好転しました。
そしてめちゃくちゃ大事なことを言います。
「大事なのは案件を引き受けるときに、嫌になったら辞められる決まり(契約内容)にしておく」ということです。
「危機から遠ざかるスキル」8.・・・小さなナリワイをたくさん持つことでリスクを最小化するスキル
収入源が一つしかないと、その仕事がなくなった瞬間に生活が苦しくなります。
しかし、小さな仕事をいくつも持っていれば、一つがなくなっても致命傷にはなりません。
・メインの仕事
・ブログ
・教材販売
・講師業
・趣味を活かした活動
・投資による配当
どれも最初は小さくて構いません。
一本の太い柱より、何本もの細い柱の方が、HSPには安心感をもたらしてくれることがあります。
「危機から遠ざかるスキル」9.・・・エビデンスベースの健康維持スキル
健康は根性では守れません。
科学的な根拠がある習慣を積み重ねることが大切です。
・十分な睡眠
・適度な運動
・バランスの良い食事
・日光を浴びる
・人との適度な交流
・ストレス管理
派手ではありませんが、これらは研究でも繰り返し効果が示されています。
HSPは刺激に敏感だからこそ、体調の小さな乱れが精神状態にも影響しやすいものです。
仕事よりも先に健康を守る。
それくらいの優先順位でちょうどいいと思います。
「危機から遠ざかるスキル」10.・・・危機から遠ざかったあとに人生を謳歌するスキル
危機を避けることはゴールではありません。
それは人生を楽しむためのスタートラインです。
・好きな趣味を楽しむ
・旅行へ行く
・温泉に浸かる
・自然の中を歩く
・家族との時間を過ごす
・読書をする
・美味しいものを食べる
「また明日から頑張ろう」と思える時間を持つことが、人生を豊かにしてくれます。
フリーランスは、稼ぐためだけの働き方ではありません。
自分らしい人生を取り戻すための働き方でもあるのです。
まとめ
HSPは決して弱い人ではありません。
ただ、人よりも環境の影響を強く受ける気質を持っているだけです。
だからこそ、自分が身を置く場所を選ぶことが、人生そのものを左右します。
フリーランスという働き方は、その「選ぶ自由」を手に入れられる可能性のある選択肢です。
もちろん決して楽な道ではありません。
学び続ける必要がありますし、責任も伴います。
しかし、自分の人生を自分で設計できる喜びは、それ以上の価値があります。