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【誰も知らない社会問題】男の根源『テストステロン』が基準値未満の男性が増えている

こんにちは!アルファメイルの佐藤です!

今回は男性にとって無くてはならない存在である「テストステロン」についてお話しいたします。

欠乏すれば様々な疾患につながるため、知識を蓄え予防と改善をする必要があります。

少し専門的な内容になってしまいますが、お読みいただけると幸いです。

それでは見ていきましょう!

そもそもテストステロンとは?

テストステロンとはアンドロゲン(androgen)と呼ばれる男性ホルモン(ステロイドホルモン)の一種

95%が精巣、5%が副腎で生成されます。

精巣で生成される仕組みは、まず脳の視床下部から性線刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)が分泌されるところから始まります。

それにより脳下垂体で生産される性腺刺激ホルモン(LH)が精巣に作用しテストステロンの分泌をもたらすのです。

また、副腎におけるメカニズムは、視床下部からCRH(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)が分泌され、脳下垂体からACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が作られます。

このホルモンが副腎に作用して男性ホルモンが分泌されるのです。[参照]

ちなみに、テストステロンはそのほとんどが血中でアルブミン、もしくは性ホルモン結合グロブリン(SHBG)と結合しております。

残りの生物学的活性がある「遊離テストステロン」の割合は1~3%程。

このわずかな量で男性に多くの恩恵をもたらすのです。

テストステロンの役割

ここからは、テストステロンがどんな役割を果たしているのかをご説明いたします。

筋肉の成長への関与

テストステロンは筋肉の発達には欠かせないホルモン。

女性よりも男性の方が筋肉が付きやすいのはテストステロン量の差によるものなのです。

テストストステロンはアナボリックホルモンと呼ばれる筋肉の成長に深く関わるホルモンでもございます。

アナボリックホルモンにおけるテストステロンの働きは、まず筋肉の細胞でタンパク質の合成の促進。

さらに、タンパク質の分解や脂肪細胞の増大を抑制する作用が挙げられます

筋肥大とは、筋肉細胞の分解(カタボリック)を合成(アナボリック)が上回ることで発生します。

つまり、分解を抑制しつつ合成を促進することで筋肉を成長させているのです。[参照]

糖代謝への関与

糖代謝とは、簡単に言うと摂取した糖をエネルギーに活用すること

この糖代謝にも関与しているのです。

テストステロンがアンドロゲン受容体と結合すると、糖を体組織に取り込ませる「glut4」が増加します。

さらに、血糖値を一定に保つインスリンと呼ばれるホルモンの働きを活性化させることもわかっています。

インスリンの働きが鈍くなると、血中の糖が取り込まれにくくなります。

これを”インスリン抗体性”と呼び、血糖値が高くなり糖尿病のリスクが高まるのです。

ここでもテストステロンは役立ちます。

テストステロンの補充によって”インスリン抗体性”が改善されることが確認されているのです。

思考パターンや精神状態への関与

テストステロンは精神状態や考え方にも影響を及ぼすと考えられています

これはテストステロンが判断力や思考に関係する大脳に作用するためでございます。

例えば闘争心が強かったり、前向きな思考をしたり、決断力があったりと、いわゆる男性的な部分が強くなるのです。

実際に活力が強く精力的な男性は比較的テストステロン量が多い傾向にあります。

逆に言うとテストステロン量が減少すると、活力が低下してしまう。

悪化するとうつ病の発症などにも繋がる危険性もございます。

男性の精神状態を安定させるためには男性ホルモンに注目し、これを正常値に保つことも大切なのです。

男性機能への関与

テストステロンは男性機能にも深く関わります。

男性ホルモンと言うくらいですから、男としての象徴でもある”性機能”に関係していることは想像に難くないのではないでしょうか。

例えば、性的衝動の元となるのもテストステロンの働きです。

女性に対しての興味や欲望は、他でも無く男性ホルモンの作用によるものなのです。

また、骨盤神経に働きかけることで”勃ち”にも関わってきます

つまり、テストステロンは性行動の”きっかけ(性的欲求)”と”機能(勃ち)”の両面に関与しているホルモンなんです。

テストステロンは加齢とともに減少

このように、テストステロンは男性にとって非常に重要な役割を果たしております。

しかし、その量は20代をピークに毎年1~2%のペースで減少し70代から80代になると半分ほどに低下してしまうんです。[参照]

さらに、テストステロン量そのものが減る事に加えて、性ホルモン結合グロブリン(SHBG)が増える事で生物学的活性がある遊離テストステロンの割合も減ってしまう[参照]

これにより、男性更年期やそれが原因のうつ病、糖尿病や男性機能不全など、様々な疾患が表れてしまうのです。

例えば以下の症状は”年のせい”だと簡単に諦めてしまいがちです。

  • やる気が出ず気分が落ち込む状態が続く
  • 集中力が続かなない
  • 疲れやすい
  • お腹が出てきた
  • 活力が低下してきた

しかし、その原因は加齢に伴うテストステロン量の減少である場合が多い。

放置することで悪化して取り返しがつかないことになるため、心当たりがある方は早急に対策をする必要があるのです。

テストステロン量減少の予防と対策

では、どうすれば加齢によるテストステロン量の低下を防ぐことができるのでしょうか?

残念ながら完全に減少を食い止め、いつまでも20代の量を保つことはできません。

しかし、その勢いを緩やかにし、それぞれの年齢で健康レベルで保つことは出来るのです!

実際に80代になっても40代と同等のテストステロン量を維持している方はおられます。

これを可能としているのは、他でもなく健康的な生活習慣

特に以下を意識することが非常に重要なんです。

  • 適度な運動
  • 栄養の整った食生活
  • 十分な睡眠

筋トレなどの運動を行うことで、筋肉の成長のためにテストステロンの分泌は活発になります。

また、タンパク質やビタミンなどをバランス良く摂取できる、テストステロンの原料を確保しつつ栄養が偏らない食事を取りましょう。

さらに、睡眠が不足するとテストステロンは著しく減少してしまいます。

しっかしと良質な睡眠をとることも、いつまでも若い頃のような活力を保てる秘訣なのです。

今現在活力の低下に悩む方はもちろん、若い方においても上記の健康的な生活を意識してみてはいかがでしょうか。

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