- 展示会コンシェルジュ
- 展示会営業
- Graphic Designer
- Other occupations (1)
- Development
- Business
- Other
『展示会って何?』から始まった私のキャリア。クライアントの熱い想いを形にする展示会コンシェルジュの魅力
Photo by Patrick Tomasso on Unsplash
社員インタビュー第一弾として、展示会コンシェルジュをしているKさんにインタビューを行いました。
セールスのタクミでの展示会コンシェルジュ業務を通じてのやりがいやこれまでKさんが歩んできた道について深掘りしました!
◼︎入社の経緯とキャリアの変遷
-Kさんはどのようなキャリアを歩んでセールスのタクミへの入社を決めましたか?
去年(2024年)のGW明けに入社しました。
私のキャリアは本当に多岐にわたっていて、最初は家電量販店での接客業からスタートしました。
お客様のニーズを聞き取って最適な商品を提案する経験は、
今のコンシェルジュ業務にも活かされていると感じています。
その後、昔からの夢だった表現の世界に挑戦したくて声優学校に通い、劇団でも活動していました。
人前で表現すること、チームで一つの作品を作り上げることの面白さを学んだ貴重な経験でした。
ただ、現実的な生活を考えた時に、安定した収入も必要だと感じて別の道も模索するようになりました。
コロナ禍では療養所のスタッフとして働く機会もありました。
未曾有の状況の中で、困っている方々をサポートする仕事は大変でしたが、
人の役に立つことの意義を実感できた経験でした。
その後は建築資材関係の会社でカスタマーサポートを担当していました。
技術的な商品について学び、お客様の課題解決をサポートする業務は、
今思えば展示会コンシェルジュとして必要なスキルの基礎を築いてくれた仕事だったと思います。
セールスのタクミとの出会いは本当に偶然でした。
前職の有休消化期間中に、たまたま代表佐藤と実際の展示会ブースでお仕事をご一緒する機会があったんです。
その時の佐藤さんの人柄や仕事への熱意、そして会社のビジョンに強く惹かれました。
「一緒に働いてみませんか?」とお声がけいただいた時は、
直感的に「この会社で働きたい」と思いましたね。
展示会業界への関心の変化
-展示会業界にはどのようなイメージを持ってましたか?
正直に言うと、入社前は展示会という業界の存在すら知りませんでした。
最初に説明を受けた時も「なんだかワクワクして楽しそう!」という、
本当にざっくりとした印象しか持っていませんでした。
しかし、実際に働き始めて見えてきた世界は想像以上に奥深いものでした。
特に印象的だったのは、スタートアップ企業の経営者の方々との出会いです。
皆さん本当に熱い想いを持っていて、
自分たちのプロダクトやサービスで世の中を変えたいという強い信念を持っています。
その想いを聞いているうちに、私たちの仕事は単なる展示会の運営サポートではなく、
そうした熱い想いを形にして多くの人に届けるお手伝いをしているんだということを実感するようになりました。
また、デザインが実際に形になっていく過程を見るのも本当に面白いです。
最初は紙の上やPC画面上のデザインだったものが、
実際のブースとして立体的に組み上がっていく様子を見ていると、
まるで建物が建っていくような感動があります。
クリエイティブな仕事に関わりたいという気持ちも、この業界で満たされているなと感じています。
◼︎現在の業務内容
-仕事の日はどのような1日を過ごしていますか?
私の1日は健康管理から始まります。朝起きたらまずジムに向かい、30分のウォーキングをします。
運動後はプロテインを摂取して、体調を整えてから仕事モードに切り替えます。
以前は朝の運動習慣がなかったのですが、
この会社に入ってからワークライフバランスを重視するようになり、
健康管理にも気を遣うようになりました。
家に帰ってPCを開いたら、まず朝一番で今日抱えているタスクの管理と確認を行います。
タスク管理ツールやNotionを使って複数のプロジェクトの進捗状況を一覧で確認し、
今日やるべきことの優先順位を整理します。
この朝の整理時間が、1日を効率的に過ごすための重要な時間になっています。
午前中から午後にかけては各種社内・社外ミーティングが中心になります。
クライアントとの打ち合わせ、施工会社との調整、社内でのプロジェクト進捗確認など本当に多様なミーティングがあります。
リモートワークなので、移動時間を気にせずに効率的にミーティングをこなせるのは大きなメリットですね。
お昼休みはしっかり1時間取るようにしています。
これも健康管理の一環で、最近は消化に良いお粥と栄養価の高い鶏胸肉を中心とした食事に変えました。仕事中もエネルギーが持続するようになったと実感しています。
午後は残っているタスクの処理や各種定例業務の確認・実施が中心です。
進捗報告書の作成、クライアントへの連絡、次の展示会の準備作業など、細かい業務が多いですが、
どれも展示会の成功には欠かせない重要な作業です。
退勤後も再びジムに向かいます。
基本的にリモートワークでフレックス制(コアタイムあり)なので、
人が少ない時間帯にジムを利用できるのが本当に嬉しいです。
夕方の時間帯は比較的空いているので、ゆっくりとトレーニングに集中できます。
隔週で銀座オフィスに集まって全社定例を実施しています。
普段はリモートワークなので、2週間に1回でも実際に顔を合わせてコミュニケーションが取れるのは貴重な時間です。
会議の後は任意参加で、代表がすしざんまいやジンギスカンなどの美味しいお店にご飯に連れて行ってくれることもあり、チームの結束がより深まる時間になっています。
-展示会コンシェルジュとして具体的にどのような業務をしていますか?
私の主な職種は展示会コンシェルジュで、各種展示会出展サポートが主な仕事です。
この仕事の面白いところは、本当に多岐にわたる業務を担当することです。
まず、クライアントミーティングに参加してお客様のご要望や目標を詳しくヒアリングします。
「どんな成果を期待されているのか」「ターゲットとなる来場者はどのような方々か」「予算はどの程度か」など、展示会を成功に導くための基本情報をしっかりと把握します。
次に、必要な備品の確認や全体スケジュールの調整を行います。
展示パネル、什器、配布物、ノベルティ、スタッフの制服など、
展示会に必要なものは本当にたくさんあります。
それらを漏れなく準備し、適切なタイミングで会場に搬入できるよう調整するのは、
まさにパズルを組み立てるような作業です。
施工会社や派遣会社とのやり取りも重要な業務の一つです。
ブースの設営から撤去まで、多くの協力会社の皆さんと連携して進める必要があります。
それぞれの会社の特徴や強みを理解し、最適な組み合わせでチームを編成するのも腕の見せ所です。
各種進捗確認では、PMのような立ち回りも求められます。
複数のプロジェクトが同時に進行する中で、
それぞれの進捗状況を把握し、遅れが生じそうな場合は早めに対策を講じる必要があります。
臨機応変な対応力とマルチタスクをこなすスキルが本当に重要な業務だと実感しています。
最近では同時に複数展示会を掛け持ち担当したこともありました。
正直、最初は「本当にできるのか?」と不安でしたが、
チーム全体でサポートし合い効率的なタスク管理を行うことで、
すべての展示会を成功に導くことができました。
この経験を通して、自分の成長を実感できましたし、チームワークの重要性も改めて学びました。
-チームでうまく連携するために工夫していることはありますか?
効果的なチーム連携のために、様々なツールと仕組みを活用しています。
定期的な定例ミーティングはもちろんですが、
それ以外にもTeracyというバーチャルオフィスアプリを導入して
オンラインでも気軽にコミュニケーションが取れる環境を整えています。
Teracyを活用することでまるで実際のオフィスにいるような感覚で、
気軽にお互いを呼び合って質問や相談ができています。
「ちょっと聞きたいことがあるんですが」「この案件の進捗はどうですか?」といった簡単な確認から、
時には雑談を交えながら業務を進めることもあります。
リモートワークの課題である「気軽な相談のしにくさ」をツールで解決しながら
プロジェクトメンバーとの連携を円滑に行なっています。
Slackでのやり取りも非常に活発です。
プロジェクトごとにチャンネルを分けて情報共有を行ったり、
全社チャンネルで重要な連絡事項を共有したりと、効率的な情報伝達ができています。
また、業務に関する質問だけでなく、ちょっとした雑談や情報共有も行われており、
チーム全体のコミュニケーションが円滑になっています。
◼︎成長ややりがい
-セールスのタクミに入社してどのようなスキルが伸びましたか?
入社してから本当にたくさんのスキルを身につけることができました。
まず基礎的なビジネススキルですが、恥ずかしながら入社前は正しいビジネスマナーや電話対応、
メールの書き方などが身についていませんでした。
しかし、先輩方からの丁寧な指導と実践を通して、これらのスキルが格段に向上しました。
特にメール対応については、
クライアントの立場や状況を考慮した適切な文面を作成できるようになりました。
相手の時間を尊重し、必要な情報を簡潔かつ分かりやすく伝える技術は、
展示会コンシェルジュとして必須のスキルだと実感しています。
新しいツールを使いこなすスキルも大幅に向上しました。
HubSpot、Jicoo、Notion、Monday、Slackなど、入社前は名前すら知らなかったツールも、
今では日常業務で欠かせない存在になっています。
特にHubSpotでの顧客管理やNotionでの情報整理、Mondayでのプロジェクト管理などは、
業務効率化に大きく貢献しています。
業界知識についても、本当に0の状態から始まって、
今ではクライアントの皆さんと専門的な話ができるレベルまで成長しました。
展示会の種類や特徴、効果的なブース運営のポイント、来場者の動線設計など、
実践を通して学んだ知識は数え切れません。
-どのような時に最も充実感を得られますか?
仕事で最もやりがいを感じるのは、
やはりクライアント様から「展示会をやってよかった!」「期待以上の成果が得られました!」と
言っていただける瞬間です。
展示会の準備期間中は、本当にカオスな状況でスピード感を求められることが多く、
正直大変な時もあります。
でも、展示会当日にクライアント様のブースが盛況になっている様子を見たり、
展示会後に「たくさんの良い出会いがありました」「新規顧客の獲得につながりました」といった報告をいただいたりすると、すべての苦労が報われた気持ちになります。
私たちの仕事が、クライアント様のビジネス成長に直接貢献できているという実感が得られる瞬間です。
また、大きなプロジェクトが成功した後に、代表がチーム全員をご飯に連れて行ってくれるのも本当に嬉しい時間です。すしざんまいやジンギスカンなど、美味しいお店でみんなでお疲れ様会をするのですが、その時のチーム全体の達成感や一体感は何物にも代え難いものがあります。
-これまでで印象に残る成功プロジェクトについて教えてください
コンシェルジュという役職になってまだ間もないのですが、
先日の自社出展(マーケティング・セールスWorld)は特に印象深いプロジェクトでした。
これまでは他社様の展示会をサポートする立場でしたが、
今度は自分たちが出展者として展示会に参加するという、全く異なる体験でした。
準備段階から、いつも以上に社内が一致団結していました。
普段はそれぞれの担当業務に集中している各メンバーが、
この自社出展のために一つのチームとして動いている様子は、本当に感動的でした。
デザインの検討、資料の準備、当日の役割分担など、すべてをみんなで考え、みんなで実行しました。
展示会当日も大成功で、多くの方に私たちのサービスについて知っていただくことができました。
普段お客様にアドバイスしている内容を、今度は自分たちが実践するという貴重な経験もできました。
この体験を通して、お客様の気持ちがより深く理解できるようになったと思います。
-セールスのタクミには多様なクライアント様がいらっしゃいますが、どのような学びを得ましたか?
AI、SaaS、Web3企業など、様々な業界のクライアント様と関わらせていただいていますが、
最初はそれらの単語の意味すらわからない状態でした。
「AIって何?」「SaaSって何の略?」「Web3って何が革新的なの?」という本当に基礎的なところから学び始めました。
しかし、実際にクライアント様とお話しする中で、技術の進歩の素晴らしさや、各企業の経営者の方々の熱い思いに触れることができ、次第にこの業界に魅力を感じるようになりました。
特に印象的なのは、皆さんが「世の中をより良くしたい」「人々の生活を便利にしたい」という純粋な想いを持っていることです。
新しいプロダクトの機能説明を聞く度に、「こんなこともできる時代になったのか」「これが実現したら確かに生活が変わるな」と感じることが多く、技術の進歩を身近に感じられるのもこの仕事の醍醐味です。また、それぞれの業界特有の課題や展示会での効果的なアプローチ方法なども学べるため、コンシェルジュとしての引き出しがどんどん増えているのを実感しています。
◼︎チーム・文化
-セールスのタクミの組織体制の特徴と働きやすさについて教えてください
正社員メンバーの他にも業務委託の方とも一緒にお仕事をしていますが、正直なところ正社員と業務委託の垣根を感じることはほとんどありません。みんな同じチームの一員として、和気藹々と業務を進めています。
これは意図的に作られた文化だと思うのですが、正社員と業務委託を交えた交流会やご飯会も定期的に開催されています。先日はボードゲーム大会を開催したのですが、業務を離れてみんなで楽しい時間を過ごすことで、より結束が深まったと感じています。こうした取り組みがあるからこそ、雇用形態に関係なく一つのチームとして機能できているのだと思います。
業務委託の方々は、それぞれが専門性を持ったプロフェッショナルで、正社員では補いきれない部分をしっかりとカバーしてくださっています。お互いの強みを活かし合える関係性が築けているのは、この会社の大きな特徴だと思います。
-経営陣との関係性はどうですか?
人数がまだまだ少ない組織なので、非常に風通しが良いのが特徴です。
佐藤代表とも日常的に直接コミュニケーションを取ることができ、時には「ここは違うと思います」「こういうやり方の方が良いのではないでしょうか」といった率直な意見を伝えることもあります。
大きな企業であれば、末端の社員の意見が経営陣に届くまでに時間がかかったり、途中で内容が変わってしまったりすることもあると思います。しかし、この会社では立場に関係なく、みんなの意見をしっかりと聞いてくれる文化があり、良いアイデアはスピーディーに会社の仕組みに反映されます。
まさに「みんなで会社を作っている」フェーズにあると感じており、自分の意見や提案が会社の成長に直接貢献できることに大きなやりがいを感じています。経営陣との距離が近いからこそ、会社のビジョンや方向性もしっかりと理解できますし、自分たちの業務がどのように会社全体の目標達成に貢献しているかも明確に見えています。
-チーム文化についてどのように感じていますか?
全体的にとても仲が良く、和気藹々とした雰囲気が特徴です。業務内外での交流も盛んで、仕事を離れた場面でもお互いを気遣い合える関係性が築けています。
特に大切にしているのは「怒らない、責めない」文化です。ミスが起きた時や問題が発生した時も、犯人探しをするのではなく、「なぜそうなったのか」「今後どうすれば防げるのか」を建設的に考える文化があります。この文化があるからこそ、みんな安心して積極的にチャレンジすることができますし、困った時も素直に助けを求められる環境になっています。
また、一人一人の意見をしっかりと聞く文化も根付いています。全社定例では、各自が1分間で2週間のうちにあった出来事や小ネタを発表する時間があります。業務に関することもあれば、完全にプライベートな話もあり、各メンバーの人となりが垣間見えて本当に面白い時間になっています。こうした時間があることで、お互いのことをより深く知ることができ、業務上のコミュニケーションも円滑になっています。
◼︎今後の展望
-個人的なキャリア目標と具体的なビジョンを教えてください
将来的には、展示会コンシェルジュのスペシャリストとして、そして人事・採用のプロフェッショナルとしても成長していきたいと考えています。
展示会コンシェルジュとしては、クライアント様一人一人のニーズを深く理解し、最適なソリューションを提供できるプロフェッショナルになりたいです。展示会の成功要因は本当に多岐にわたりますが、それらすべてを総合的に判断し戦略的な提案ができるコンシェルジュを目指しています。単なる実行支援ではなく、クライアント様のビジネス成長に直接貢献できるような価値提供をしていきたいです。
そして、現在コンシェルジュ業務の他にも人事・採用分野の業務も担当しており、今後は人事・採用の分野でも専門性を高めていきたいと思っています。単に人を採用するだけではなく、その人が会社で長く活躍できるような環境づくりや制度設計に関わりたいです。私自身、様々な職種を経験してきた中で、「働きやすい環境」の重要性を痛感してきました。給与や待遇だけでなく、チームワーク、成長機会、ワークライフバランス、企業文化など、総合的に「この会社で働いて良かった」と思ってもらえるような環境を作りたいです。
最終的には、社内外を問わず、関わる全ての人が幸せで笑顔になるような設計をしていきたいです。お客様にとっては事業成長につながる最高の展示会体験を、チームメンバーにとっては成長とやりがいを感じられる働き方を、そして会社にとっては持続的な成長を実現できるような仕組みづくりに貢献したいと考えています。
-会社の成長に対する期待と自分の役割をどのように考えていますか?
この会社は年々本当にすごい勢いで事業成長を続けており、将来性について期待しかありません。クライアント数の増加、案件の大型化、サービスの多様化など、様々な側面で成長を実感しています。
ただ、現在佐藤代表が一人でプランナー業務を担当している状況です。より多くの企業様の力になりたいと考える一方でそのためには更なる組織の拡大が求められています。
セールスのタクミがさらに大きくなるためにも新しい人材を採用し、チーム全体の力を向上させることが急務だと感じています。
私の役割は大きく二つあると考えています。一つ目は、コンシェルジュとして、担当する各展示会を滞りなく成功に導くことです。クライアント様からの信頼を獲得し、継続的な関係性を築くことで、会社の安定的な収益基盤を支えたいと思います。
二つ目は、人事・採用の観点から、新しい仲間を迎え入れ、その方々が早期に戦力として活躍できるような環境づくりをすることです。採用活動から始まり、オンボーディング、研修、定着支援まで、総合的な人材育成の仕組みを整備していきたいです。
また、既存メンバーについても、より働きやすい環境を継続的に改善していくことで、チーム全体のパフォーマンス向上に貢献したいと考えています。一人一人が持っている能力を最大限に発揮できる職場環境を作ることが、結果的に会社全体の成長につながると信じています。