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プロ活動と仕事の両立は可能?ゲーム会社勤務の実態をMagic: The Gathering世界ランカーが語る!

はじめまして!
MYTHRIL Inc.(以下 ミスリル)でゲームプランナーを担当している根津と申します!

今回は、世界で最も遊ばれている人気トレーディングカードゲーム「Magic: The Gathering(以下MTG)」のプロプレイヤーとして世界を股に掛ける、弊社スタッフ2名にゲーム会社勤務の実態を赤裸々に語ってもらいます!
一体どの様にプロ活動仕事を両立しているか…気になるワークスタイルをインタビュー形式で皆様にお届けいたします!

加茂 里樹(プランナー)

2017年11月 ミスリルが携わっていたゲームプロジェクトにテストプレイヤーとして就業。
弊社のメンバーと共にプロジェクトの開発、運用に携わる。
2019年3月 プランナーとして正式にミスリルに入社。

▼主なMagic: The Gathering大会の戦績

グランプリ・北京2017 TOP8
The Finals 2018 TOP8

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高尾 翔太(プランナー)

2017年11月 加茂と同じくミスリルが携わっていたプロジェクトにテストプレイヤーとして就業。
プロジェクトの開発と運用に携わる。
2019年3月 プランナーとして正式にミスリルに入社。

▼主なMagic: The Gathering大会の戦績

GP静岡2013 準優勝
GPミネアポリス2016 準優勝

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今回の記事作成、兼インタビュアー

根津 徹(プランナー)

2017年、ミスリルの創業から間もなくゲームプランナーとして就業。
現在はスマホ向けゲームの開発チームにて、主にバトルパートのバランス設計を担当。
自身もコアな格闘ゲーマーであり、年に数回、海外大会に出場し上位の成績を収めている。

格闘ゲーム世界大会での主な戦績

Revolution 2018(イギリス): BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE 7位
Brussels Challenge 2019(ベルギー): BLAZBLUE CENTRALFICTION 優勝

◆インタビュー

▼根津 
それでは、よろしくお願い致します!
早速ですが、お二人がどういった経緯でミスリルと出会ったのかを教えてください。

▼高尾 
これまで、MTGのプロとして活動している中で、様々なジャンルの方と会う機会が多くありました。
お会いした方の中にスマートフォンゲームの開発に携わっている方がいて、その方から「開発中のゲームのテストプレイの仕事をやってみないか?」とお仕事の話をいただきました。
そのゲームは対戦を軸にしたゲームで、対戦ゲームについて詳しいゲーマーに声が掛かっていました。
面白そうだと興味を持ち、参加したところ、そのゲームの開発に関わっていたミスリルのメンバーと出会いました。

▼加茂
高尾と同じく、私にも声が掛かりました。
ただ、私も高尾も海外などの大会にも参加することが多くありますし、スポンサー企業などの執筆業務もあるので、ご紹介いただいた仕事をしっかりとこなせるのか不安でした。でも「まずはできる範囲からでも大丈夫です!」と言われたので、不安は感じつつも参加してみました。

▼根津
なるほど。お二人ともその時点では全然就職をすることなんて考えていなかったわけですね(笑)
そんな中、就職をしようと思うことになったきっかけを教えてください。

▼高尾
まず、テストプレイヤーとしてゲームの開発に参加する中で、対戦で使うキャラなどのチェックやバランスの確認をしていくのですが、そこで私なりに思ったことを開発メンバーに伝えていくということをやりました。
その作業を通し、開発メンバーと一緒に「ああでもないこうでもない」と議論をして、キャラを作っていく課程が非常に楽しい経験でした。
ゲームのプレイヤーとして、どう戦うかを考えたり、解説をしたりということをこれまではしてきたのですが、「作る」という体験は初めてで本当に新鮮でした。
そういった経験を経ていく中で、こういう仕事に正式に就くのもできるならやってみたいと思うようになりました。

▼加茂
テストプレイをしていく中で、ある日「新しいキャラの能力を考える」という業務を依頼されました。これまでのMTGの経験なども活かしつつ、たくさんの提案をしたところ、その中で一つの案が採用されることになりました。
私が提案したキャラの能力が、他のメンバーによって実装され、最終的にユーザー様が実際に手に取ってプレイすることになります。SNSなどで実際にプレイしてくれたユーザー様が楽しんでいる様子が伺えたり、大きな大会で使用され、会場がどっと湧くシーンなどを目の当たりにすると、とても感動的でした。
高尾と同じく、開発に携わっていく中で、これを自分の仕事にしたいと思うようになりました。

▼根津
確かにユーザー様が楽しんでいるリアクションが見られるのは、ゲームプランナーの醍醐味のひとつですよね。
ちなみに、話は少し前後するのですが、お二人はプロプレイヤーとして活躍をされていますが、プロプレイヤーとはどういうものなのでしょうか?

▼高尾
プロプレイヤーを定義するのは正直難しいです。
あくまでも私と加茂の場合ということでお伝えしますと、まず我々にはスポンサード(協賛)がついています。スポンサー企業からは、大会参加や遠征のためにかかる費用の補助、カードのレンタル、サプライ品の提供などをしていただいてます。

▼加茂
選手側としては、スポンサー企業のユニフォームを着用して大会に参加したり、企業のウェブページ上で攻略記事などを執筆し公開したり、SNSや動画などの発信を通してその企業をアピールするのが役割です。
宣伝効果を大きくするためにも大会で勝つことはもちろん、企業の看板を背負って立つわけですから普段の身の振る舞いから世間への心象を良くすることも大切です。

▼根津 
ゲームの強さだけではなく、PR業務も必要とされるわけですね。さらに、公私ともに身の振る舞いに気をつけなければならないということで、簡単なことではありませんね。
そういった活動をしながら、仕事をするのは大変だと思います。正直、ミスリルに就職する上で葛藤などはなかったのでしょうか?

▼高尾
もちろん、最初は就職をすることは考えていなかったわけですし、葛藤は少なからずありました。でも実際、根津さんがミスリルの業務をしながら海外などで活躍している姿を傍から見ていて、勇気づけられましたし、両立することも可能だと思いました。
ミスリルから誘ってもらったときには既に決意を固めていたので、もう二つ返事でしたね(笑)

▼加茂 
ちゃんと事前に予定の調整をしていれば、ミスリルでは休みが取れることは分かっていたので、私も即答しました。
周りの社員の方も応援してくれていて、気兼ねなく大会の話が出来る環境はとてもありがたいですね!
何よりゲームを作ることに強いやり甲斐を感じているので、本当に良かったと思っています。

▼根津
プロ活動と仕事の両立は可能ということですね!私のゲーム活動や業務がお二人の役に立っていたというお話は嬉しいですね。私ももっと頑張っていこうと思いました!

▼根津
日々のお仕事をしっかりとこなされている中、大会に向けての調整や練習は普段どのように行っているのでしょうか?

▼加茂
MTGは定期的に新しいカードが追加され、環境が変わっていくので、普段からの練習は重要ですね。
休日はもちろん、平日も業務が終わってから家で練習する時間を取ってます。
昔と違いMTGの練習はいつでもネット上でできるようになったのも大きいですね。
特に私は、練習・本番に関係なく、肉体的・精神的な余裕がないと、プレイングのパフォーマンスが著しく悪くなってしまうんです。
ミスリルは私たちのプロ活動に理解を示してくれていて、大会に向けて調子を整える為のお休みもちゃんと貰えているので、とても助かっています。
勿論、業務に差支えが無い事が社会人としてのマナーなので、きっちり仕事を終わらせ、しっかりと休みます。
最高のコンディションで大会に臨むことができるのは、我々プロプレイヤーにとっては本当に恵まれた職場だと思います。


▼根津
最後に、ご自身の展望をお聞かせください。

▼高尾
MTGの方はプロ制度が変化してきているので、将来を見据えるには不明瞭な部分が多いというのが正直なところです。
プロプレイヤーズクラブという、勝率に応じて来期の待遇が決定され、世界大会への切符や報酬を得ることができる制度があるのですが、今年いっぱいでその制度が廃止されることが発表されています。
世界トップ32位に選ばれた選手はこれまで以上の好待遇なのですが、私の様な中間層のプロにとってはちょっと厳しくなるので、その最上位層に食い込めるよう世界への挑戦を続けていきたいと思っています。仕事とMTGを両立させるためにも、業務と練習の効率化が今後の課題です。
会社での立場としてはまだまだ新米ですが、ゆくゆくは大ヒットゲームを手がけるディレクターになり会社を大きくしていきたいですね!

▼加茂
会社からの助力があるからこそ、自分の好きなことに関わりながら生計を立てていける環境が作れていると思っています。
この良い環境を継続していくためにも、これまで以上に仕事とMTGの両方で実績を作っていきたいですね。
日々の努力と研鑽を惜しまず、むしろ先輩方を牽引するつもりで業務に打ちんでいこうと思います!いずれは先輩として、後輩ゲーマーをプランナーに育てていくこともやってみたいと思っています。

▼根津
お二人の今後の活躍が楽しみです!私も切磋琢磨していきたいです!
インタビューご協力ありがとうございました!

※社内ゲームルームにて、リフレッシュする2人

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現在は大手ゲーム会社との協業で、複数の新規ゲームの開発を行っています。 それとは別に自社開発のオリジナルタイトルの開発も進めており、自社IPのパブリッシュを目指しています。 創業者であり、代表取締役CEOの孟山自身も、大手ゲーム会社でディレクターなどを複数のタイトルで務めており、クリエイターが気持ちよく働ける環境作りを目指しています。 『マリオパーティ』『どうぶつの森』『シノアリス』『テイルズシリーズ』『スターオーシャンシリーズ』などの有名タイトルで開発の中心を手掛けたメンバーなどが揃っており、経験値の高い開発者が、数多く在籍しています。 ミスリルが目指すのは、「NEXT STANDARD.」。ユーザにとって価値のある体験を創造し、次世代のスタンダードを生み出すことです。「スタンダード」であることと、「まだ世にない新しいもの」。この二つを兼ね備えたゲームを創るため、しがらみや慣例にとらわれず、様々な取り組みにチャレンジしています。
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