はじめに
みなさんこんにちは!パタンナーの採用担当です!
今回は、「音楽の道からエンジニアへ」異色のキャリアを持つ、、、
いやむしろ、今も心の本業はミュージシャンであり、パタンナーでフルスタックエンジニアとして働く吉田さんにこれまでのキャリアや現在の仕事についてインタビューしました!
実は吉田さん、あの超有名歌手####さんの楽曲制作にも関わっていたんです!
そんな元プロミュージシャンが、なぜ今、スタートアップのプロダクト開発に関わっているのか。「タヅナ」というデータカタログの開発現場から見える、スタートアップで働くリアルと、その面白さを語ってもらいました!
※吉田さんの心の本業は「ミュージシャン」のため、お顔はミュージシャン時に直接ご覧ください
音楽とテクノロジー、2つの世界を生きてきた
ー吉田さんのこれまでのキャリアについて教えてください!
吉田:ごく一般的な普通の家庭で育ちました。小中学校ではサッカーをやっていましたが、あまり得意ではなく、どちらかというと物を作ったり、釣りをしたり、本を読んで知識を得ることが好きでした。
高校生の時にDTMに出会って、当時Windows95が出たくらいの時ですけど、その時からパソコンで自分で何かを作るってことに目覚めました。
大学にも進学しましたが、パソコンや様々な機材を使って音楽を作ることに惹かれ、Max/MSPというプログラミングで音楽を作る環境にも熱中しました。当時就職氷河期だったので就職はできないものと考えていたところがあって、卒業後はフリーターをしながら音楽活動をしていました。
27歳くらいの時、一度部品メーカーに就職して営業をしたこともありました。実は音楽を作る以外にも歌うことも好きだったんです。それでミュージシャンの知り合いにバックコーラスとして声をかけてもらったことをきっかけに、営業の仕事も退職し、プロのミュージシャンとして再びキャリアを積むことになりました。
ただ、音楽の世界は、自分が採用されなければ収入がゼロという厳しい世界です。
そこで、より安定した収入を得るためにボーカルレッスンの講師を始めました。自分でレッスンを行うだけでなく、メジャーレコード会社の新人アーティストなどを教える機会もありました。
ーコロナがキャリアの転機に
吉田:自分のキャリアの転機になったのはコロナですね。もう全く仕事が“0”になりました。
また、音楽の仕事って仕事が取れたらお金になるけど、仕事が取れないとずっと収入がありません。その点で「このままで大丈夫なのか」と漠然とした不安を抱えていた中で、自分で音楽イベントを支えるアプリを自作したことで、パソコンで何かを作るという熱が再燃しました。これをきっかけに趣味だった技術が、次第に“仕事”に変わっていきました。
スタートアップで働くリアルとやりがい
ーパタンナーで働くことについてどのように感じていますか?
吉田:パタンナーに入ったときは、正直めちゃくちゃ整ってる環境ではなかったです。ドキュメントも揃ってないし、開発フローもこれからって感じでした。でもそのぶん、何でも自分で提案して進められる。自分が関わったところが目に見えてプロダクトに反映されていくのはやっぱり面白いですよね。
創業期のベンチャーで働くって厳しいイメージがありますが、私から見たら全然厳しい状況ではないと思います。私の方がよっぽど厳しい思いをしてきましたから。笑
ー続けていれば想いは届くんだな、と実感
吉田:まだチームも小さいので会社の状況もよく見えます。最近だと、契約に至る過程を最初から見ることもできて、面白いところにいるなと感じています。何かをやっていれば必ず誰かに届くということを、自分の人生の中で何度も実感してきました。レッスンでも生徒によく「やったことは必ず誰かに伝わる」と言っていましたが、今回の経験でそれを改めて実感しましたね。
爆速PDCA─AIとともに進む開発
ーパタンナーではどんな仕事をしていますか?
吉田:現在はフルスタックで、バックエンドも含めて全部やっています。AIを積極的に活用した開発を行っていて、AIを使って爆速でPDCAを回す方が効率的だと考えています。もちろん、AIが生成したコードには不完全な部分もありますが、人間が書いたコードにも間違いはあります。どちらを選ぶかと言えば、AIを使って素早く開発し、問題があれば修正していく方が良いと思っています。
時間をかけて完璧なものを出すよりも、とにかく動くものを早く出すことに価値があると考えています。深野さん(CEO)も「このメンバーでここまでやれたのが奇跡」と言っていますが、それはまさにAIのおかげだと思います。もちろん、組織が大きくなれば手堅い開発体制も必要になるでしょうが、現在のベンチャー段階では、とにかく形にして動くものを早く作ることが重要だと思っています。
今、疑問が確信に変わる時
ーデータカタログ市場について、どのように感じていますか?
吉田:実は「本当に市場があるのだろうか」という疑問はありました。
“データカタログ”というキーワード自体、多くの人にはピンとこないでしょう。企業内でこのツールがどのように使われ、どんな用途があるのかは、使う人自身もまだ見えていないかもしれません。ただ、「こういうものが必要だ」と感じている人は確実にいます。
現在は移り変わりの時期で、データ分析基盤自体が人間がやるのかAIがやるのかという流れも出てきています。会社のワークフローに組み込まれ、文化として定着するかどうかが、このサービスが残るかどうかの瀬戸際だと思います。
けれども、もし定着すれば、非常に大きな可能性があると思っていますし、すごく楽しみですよね。
重要なのは、使いやすさや親しみやすさ、そして仕事の流れの中にどう組み込めるかということです。お客さんの意見を聞きながら開発に反映していくことが大切ですね。
感性が価値になる時代へ
ーどんな人がこの組織に合うと思いますか?
吉田:個人的な意見ですが、私はAIを使った開発の仕組みを作ることに興味があります。そう考えると、高度な技術を持っている人よりも、基本的なことを知っていて、AIを使って素早く開発できる人の方が活躍できるのではと思っています。
加えて、これからは人の感性の方が重要になると思います。
AIがコードを書けるようになった今、お客様の気持ちを理解し、「これは使いにくいのではないか」といった視点を持てる人、様々なことに興味を持ち感性を磨ける人が価値を生み出すと思います。技術がなくても、面白い発想やお客様に喜ばれる機能を思いつける人の方が、今後は重要になるかもしれません。
もちろん技術的に高いレベルで諸々チェックしていただける人がいれば最高だと思いますが!
おわりに
吉田:データの分析とかデータ基盤と聞くと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、深野さんのコアにあるものは情熱だと思います。思いで走っている感じがすごく良いと思うので、そういう思いで何かをできる人には合っているのではないでしょうか。
私はいろんな業界で成功する人を見てきましたが、抜けている人は最初からその思いが違います。会社としてのイメージを持ち、そういう人として振る舞っている。あまり打算的だったり賢く振る舞いすぎたりする人よりも、思いや熱量がある人の方が最後まで残るのではないかと思います。
吉田さんインタビューにお答えいただきありがとうございます!
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