【Wantedly Award2025】46,000社中BEST100を受賞‼︎/HUUKが目指す姿について | 受賞
株式会社HUUK 人事責任者の江浦でございます。この度弊社は、ウォンテッドリー株式会社様が主催する「Wantedly Awards 2025」において、Wantedly登録企業約46,000社の...
https://www.wantedly.com/companies/company_3219424/post_articles/1001934
1.世界をもっと楽しく
2.ミッションを"絵に描いた餅"にしないプロダクトの力
3.採用は入り口に過ぎない。熱量を高め続ける「体験」の設計
3-1.オンボーディングでの原体験
3-2.福利厚生を通じたオーナー目線の醸成
3-3.事業の成功に直結する評価制度
4.私たちが目指す世界
「社員全員が、同じ方向を向いて走れているだろうか?」
企業の採用や組織づくりに携わる方なら、誰もが一度は抱えるこの問い。その答えのヒントが、先日参加したWantedly社主催イベント『FUZE2025』にありました。
500名以上の人事担当者が集い、「人が根づき、活躍する組織」を考えるこのイベントで、特に印象に残ったのが、約40,000社の中から「TEAM OF THE YEAR」を受賞したNOT A HOTEL社のセッションでした。
NOT A HOTEL社の組織づくりは、採用のテクニックといった話ではなく、事業の根幹にある哲学そのものを語るものでした。
今回は、イベントで得た多くの学びの中から、特に重要だと感じた3つのポイントに絞ってご紹介します。
この記事が、組織づくりのヒントになれば嬉しく思います。
突然ですが、この写真を見てください。
(参照:https://note.com/hamauzzu/n/nbfdd0f7e658d)
これは、宮崎県青島にあった橘ホテルの廃墟です。
もしあなたがこの場所に立ったなら、どんな未来を想像するでしょうか。
NOT A HOTELでは、このような状態から美しい建築だけでなく、そこで生まれるであろう人々の感動や体験までを具体的にイメージできるかを、採用の時点から重要視しているとのことでした。
代表の濵渦氏が奥様と交わした「こういうのがあったらいいね」という会話から始まった事業。
従業員が5人、10人の頃ならまだしも、100名を超える組織になっても、その想いの純度がまったく失われていないことに驚きました。
その根幹にあるのが、「すべての常識を超えていく」という考え方と、そこから生まれた3つのValueです。
ただのワクワクではなく、"超"ワクワク。
廃墟を前にして、誰も見たことのない未来を本気で信じ、語れる人。
そんな熱量を持ったメンバーが集まっているからこそ、事業は凄まじいスピードで成長を続けているのだと感じました。
NOT A HOTELは単なる別荘ではありません。保有するハウスはもちろん、全国の拠点を自由に利用できます。しかも、毎年10泊分から必要な分だけを購入可能。住まいが自由になれば、人生ももっと楽しくなる。今すぐ、あたらしい暮らしを手に入れよう。
「ミッションドリブンな組織」
多くの企業が目指す姿ですが、実現は簡単ではありません。
壮大なミッションほど抽象的になり、日々の業務との繋がりが見えにくくなってしまうからです。
NOT A HOTEL社のミッションは「日本の価値をあげる」。
壮大で素晴らしい言葉ですが、同じような言葉を掲げる企業は他にもあります。
なぜ、この言葉が形骸化せず、社員一人ひとりにとってリアルな目標として機能しているのか。
その答えは、社員自身が心から誇れる、唯一無二のプロダクトにありました。
世界的な建築家が手がける、誰もが息をのむ建築。アプリ一つで完結する、シームレスな滞在体験。それらは、NOT A HOTELが目指す「あたらしい暮らし」そのものです。
自分たちの仕事が、数年後にはあの美しい建築として形になる。そのプロセスに関わる全員が、ミッションの実現に貢献していることを、プロダクトを通じて日々実感できる。
魅力的なプロダクトがミッションへの共感を呼び、人が集まる。そして、集まった人がさらにプロダクトを磨き上げる。 この好循環こそが、彼らの成長の源泉だと理解しました。
NOT A HOTELの凄さは、採用後の仕組みにも表れていました。社員の熱量を冷まさないよう、あらゆる制度が「体験」として設計されていたのです。
(参照:https://notahotel.com/careers/workstyle)
新入社員は2日間のオンボーディングで、まずNOT A HOTELの拠点に足を運び、実際にその空間を体験します。その後、ビジネスや建築、サービスの裏側を学ぶ座学研修を受けるそうです。
そのほか、社内イベントとしてNOT A HOTELへの遠足を開催しており、自社が提供する価値を五感で理解することで、プロダクトへの深い理解と愛情を育む。これはどんな座学よりも効果的なオンボーディングだと感じました。
(参照:https://notahotel.com/careers/workstyle)
社員は、NOT A HOTELに割引価格で宿泊できることに加え、最大100万円の旅行補助があります。
オーナーと同じ目線で自社のサービスを体験し、気づきを得て、日々の業務に活かす。このサイクルが、サービスを常に進化させ続ける要因の一つになっていると感じます。
(参照:https://notahotel.com/careers/workstyle)
驚いたことに、NOT A HOTEL社では、個人の定期評価を行っていないそうです。
評価の対象は、年度初めに全社で定める事業目標の達成度のみ。その結果が、全メンバーの昇給や賞与に連動します。
これにより、社員の意識は自然と「個人の成果」から「事業全体の成功」へと向かうわけです。
これら全ての制度が、「日本の価値をあげる」というミッションの実現のために、一貫して設計されていいます。
今回、私たち株式会社HUUKも、光栄なことにWantedly Awards 2025で上位100社に選出され、登壇機会もいただきました。
私たちが目指すのは、「パブリックスピーカーを増やすこと」。
それは単に話が上手い人ではなく、相手の価値観や行動を変え、その人の人生をより良い方向へ導ける人を世の中に増やす、という想いです。
大人たちが未来にワクワクすれば、その背中を見た子どもたちもきっと未来に希望を抱くはず。そんな世の中を実現することが、HUUKの目指す世界です。
詳細は、以前公開したこちらの記事をご覧ください。
NOT A HOTEL社の取り組みは、私たちがこれから組織づくりを進める上で、多くのヒントを与えてくれるものでした。
私たちも、ミッションに熱狂し、プロダクトに誇りを持ち、仲間と共に未来を描ける組織へ。
来年のFUZE2026では、この1年の挑戦と成長の物語を、胸を張って皆さんにご紹介できるよう邁進してまいります。