「未経験からエンジニアへ挑戦したいけど、自分にできるだろうか」と、不安を感じる学生さんも多いのではないでしょうか。株式会社BREXA Technology(以下、BREXA Tech)は、そんな「挑戦したい」という真っ直ぐな想いを、何よりも大切にする会社です。
今回インタビューしたのは、2024年に新卒で入社し、現在は種子島宇宙センターという稀有なフィールドでロケット設備の運用・保全に携わる大坪さんです。
音楽大学卒業という異色の経歴を持ちながら、未経験で入社した後、わずか1年で国家資格を取得。現在はチームリーダーとしてメンバーを牽引するまでに至った大坪さんに、BREXA Techで働く魅力を伺いました。
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大坪さん / 機電系エンジニア チームリーダー / 機電事業本部・福岡支店
平成音楽大学 音楽学部 音楽学科 卒業。学生時代はDTM(作曲)やドラム、舞台の裏方業務を専攻。2024年4月にBREXA Techへ新卒入社。現在は種子島宇宙センターにて、ロケット打ち上げ設備やライフラインの保全・運用業務に従事。2025年1月に第二種電気工事士を取得し、同年3月より福岡支店のチームリーダー(TL)に就任。趣味はゲーム。
「音楽業界か、エンジニア職か」の葛藤を経て。BREXA Techで見つけた、自分の可能性を広げる選択
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──まずは、大坪さんの学生時代について教えてください。
高校時代は理系クラスに在籍しており、当時は宇宙工学を学びたいと考えていました。ところが、高校2年生の時に組んだバンドでドラムの楽しさに目覚めてしまって。「もっと音楽を追求したい」という一心で、音楽大学へ進む決断をしたんです。
音大に入ってからは、まさに音楽漬けの日々を過ごしていました。主にパソコンを用いた作曲(DTM)やドラムを学び、ステージの設営や舞台転換といった裏方のスタッフ業務にも没頭しましたね。
──音大からエンジニアという道を選んだのは、どのような背景があったのでしょうか?
将来を考えた時に、厳しい業界でもある「音楽関係」の道と、以前から興味のあった「エンジニア職」の二つを意識するようになりました。「仕事に打ち込みながら、音楽も続けていく道があるはずだ」と考え、幅広く可能性を探ることにしました。
──多くの企業がある中で、なぜ最終的にBREXA Techへの入社を決めたのですか?
合同説明会でBREXA Techに出会った当時はまだ、やりたいことや明確な目標が定まっていませんでした。そんな私の悩みに対し、採用担当が「うちは幅広い案件があるから、入社してから自分のやりたいことを見つけてスキルを磨いていける環境だよ」と話してくださったんです。特定の分野に縛られず、幅広い業界のプロジェクトに携わりながら成長できる点に、大きな魅力を感じました。
──入社時に宇宙関連のプロジェクトができることは知っていたのですか?
いえ、全く知りませんでした(笑)。「何でも挑戦してみたい」という気持ちで入社を決めましたが、まさか自分がロケットに携わることになるとは、当時の自分に伝えてもきっと信じないと思います!
慣れない離島での新生活と、宇宙開発の最前線で見つけた「運命」の仕事
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──現在は種子島での勤務とのことですが、配属が決まった時の心境を教えてください。
正直なところ、かなり悩みました。種子島でのプロジェクトを紹介された際、もちろん「宇宙に関われる」というワクワク感は大きかったです。一方で、社会人1年目、初めての一人暮らし、そして未知の離島生活という三つの「初めて」が重なって大きな不安を感じていたのは事実です。
──その不安を、どのようにして乗り越えましたか?
「ここで断れば、宇宙に関わるプロジェクトなんて一生できないかもしれない。これは何かの運命だ」という想いが、不安に打ち勝ちました。
BREXA Techの制度やサポートも心強かったですね。引っ越し費用は全額会社負担でしたし、同期が私含め8名一緒に配属されたことも救いでした。
──同期が8名も一緒に配属されるのは、心強いですね。
はい。入社式後の懇親会で、営業担当が同じ案件のメンバーを集めてくれたので、そこで顔を合わせていて。離島での生活が始まってからもお互いに支え合えたのは大きかったですね。
また、配属後も営業担当が非常に手厚くサポートしてくださって。実際に種子島まで足を運んで食事会を開いてくれたり、困ったことがあればいつでも相談に乗ってくれたりしました。配属して終わりではなく、常に気にかけてくれる環境があったからこそ、安心して新生活をスタートできました。孤独を感じやすい離島において、こうした繋がりは働くうえで何よりの安心材料になります。
──現在担当されている「ロケット設備保全・運用」とは、具体的にどのようなお仕事ですか?
簡単に言うと、ロケットを安全に打ち上げるための設備を正常な状態に保ち、運用することです。業務は多岐にわたり、毎日異なる作業が発生します。
例えば、建物のコンセントの電圧を確認したり、漏電がないか絶縁抵抗を測定したりといった電気系統の点検です。また、ロケットを組み立てる際に使用する巨大な天井クレーンの月例点検なども担当しています。打ち上げが近づくと、打ち上げ後の火災を防ぐための「防消火設備」の運用にも携わります。
──中でも、大坪さんがメインで担当されている重要な業務があるそうですね。
はい。「ドーリー」と呼ばれる、ロケット機体を移動させるための巨大な運搬台車の運用です。タイヤが何十個もついた特殊車両で、機体を発射場まで安全に運ぶという、プロジェクトの根幹に関わる非常に責任の重い仕事です。自分が運転席に座って操作することもあり、そのスケールの大きさには今でも圧倒されます。
──宇宙という特別なフィールドで働く中で、最もやりがいを感じる瞬間はいつですか?
やはり、自分が整備に携わったロケットが実際に打ち上がった瞬間です。打ち上げの際は安全のために3km圏内が立ち入り規制されるので、少し離れた展望台から見守るのですが、あの地響きのような轟音と、空へ突き抜けていく光景は言葉にできません。50〜60メートルもある巨大な機体が、自分の運用するドーリーで運ばれ、そして宇宙へ行く。その壮大なプロジェクトの一部を自分が担っているという誇りは、何物にも代えがたいですね。
専門用語も工具の名前も分からない。そこから「一発合格」を掴み取った執念の努力
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──未経験からの技術的なハードルはどうでしたか?
配属された当初は、工具の名前も用途も分からない状態でした。自分の無知さに対する恥ずかしさを感じることもありましたね。
でも、未経験だからこそ吸収できることは無限にあると自分に言い聞かせていました。分からないことを恥じず、一つひとつ確実に覚えていくしかありません。
──その後、入社1年目で「第二種電気工事士」を取得されていますが、これは自発的な挑戦だったのでしょうか。
はい。日々の業務で電気系統に触れる中で、理論を知らずに作業をするのと資格を持って根拠を理解して作業するのとでは成長のスピードが全く違うと感じたのです。指示された作業の意味が分かればミスも防げますし、何より楽しく働けます。「少しでも早くチームの力になりたい」という想いが強かったですね。
──仕事をしながらの試験勉強は、かなりハードだったのではないですか?
試験は学科と実技に分かれているのですが、準備期間は1ヶ月ほどしかありませんでした。仕事の休憩時間で問題を解き、家に帰ってからもテキストを開く日々でした。
特に苦労したのは12月の実技試験でした。図面を見て40分以内に作品を完成させなければならず、最初は全く時間が足りませんでした。時間配分が命の試験なので、指先の動き一つにもこだわりました。
──その壁をどう乗り越えたのですか?
現場の経験豊富な先輩たちに「早く施工するコツ」を聞きに行きました。そこからは、タイマーで40分を測ってひたすら練習、練習、練習です。最後の一週間は、仕事が終わってから家でもずっとケーブルを触っていました。
でも、不思議と苦痛ではなかったんです。自分の手で何かを作り上げる楽しさは、音大時代の舞台裏方や、幼い頃のプラモデル作りの感覚に近かったのかもしれません。無事に一発で合格できた時は、本当に嬉しかったです。
──資格を取得したことで、業務への向き合い方に変化はありましたか?
圧倒的に視界が開けました。配線図を見た時に頭の中でロジックが組み立てられるようになり、次に必要な工具も予測できるようになりました。指示を待つだけでなく、自ら考えて動けるようになったことは大きな自信に繋がっています。理論に基づいた裏付けがあるからこそ、確信を持って手を動かせるようになりました。
孤立しがちな離島で「チームを一つに」。音大時代のリーダー経験が活きた瞬間
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──入社1年目でチームリーダーに抜擢されたきっかけは何だったのですか?
新卒入社者向けの研修で、発言が少ないチームを活性化させようと積極的に話題を振ったことが、リーダーシップがあると評価されたようです。
自分では無意識でしたが、これまでの挑戦や努力も見ていてくださったのだと感じ、引き受けさせてもらいました。役職に就くことで、より一層責任感を持ってプロジェクトに臨めるようになったのが大きな変化ですね。
──リーダーとして、特に心がけていることはありますか?
「チームを一つにすること」を大切にしています。種子島は離島ということもあり、本土のメンバーと顔を合わせる機会がほとんどありません。また、配属先での部署が異なると、同じBREXA Techの社員でも疎遠になりがちです。そこで、私は自主的に種子島配属メンバーのLINEグループを作り、定期的に食事会や親睦会を企画するようにしています。
──それは素晴らしい取り組みですね。
大学の時、舞台裏方のチームをまとめるリーダーをしていた経験が活きているのかもしれません。私は「みんなが仲良く、フラットに意見を言える環境こそが最高の成果を生む」と信じていて。今、種子島にいる後輩たちに対しても、仕事の相談はもちろん、プライベートでの不安も解消できるようなお兄さん的存在でありたいですね。
──実際に、チームの雰囲気はいかがですか?
自画自賛になってしまいますが、すごく仲が良いですよ(笑)。みんな部署はバラバラでも、「同じBREXA Techの仲間」という意識が強いです。困った時に1人で抱え込まず、誰かに頼れる。そんな環境が、離島でのエンジニアライフを支える大きな力になっています。チームの結束力が高いからこそ、一つひとつの過酷な点検作業も前向きに乗り越えられています。
「昨日できなかったことが、今日はできる」。自らの成長を力に変えて、未経験から描く、終わりのないキャリア
──エンジニアになって1年半が経ちますが、ご自身の成長をどのように捉えていますか?
最初は先輩に教わってばかりだったのが、今では後輩に指示を出したり、作業の手順を教えたりする立場になりました。「これをやるなら、次はこの工具が必要だよ」と自然に言えている自分に気づいた時、確かな成長を実感します。
今の課題は、後輩からの「なぜこうするんですか?」という深い質問に対しても、もっと専門的な知識をもとに答えられるようになること。技術の世界は本当に奥が深いので、毎日が勉強の連続です。
──今後の展望を教えてください。
まだ夢を一つに絞れてはいませんが、BREXA Techなら今の現場で電気の専門性をさらに極める道もあれば、マネジメントを強化する道、あるいは全く別の技術に挑戦する道もあります。
横のつながりを強固にし、コミュニケーションを軸にしたリーダー業務にもやりがいを感じているので、自分の可能性を否定せず、模索し続けていきたいですね。一つひとつのプロジェクトを通じて、確かな実績を積み重ねていくことが今の目標です。
──最後に、文系や音大出身など、異分野からの挑戦に悩んでいる学生さんへメッセージをお願いします。
「未経験だから」「自分には向いていないかも」という不安は、誰にでもあると思います。でも、一度踏み出してみれば、意外と道は開けるものです。
私自身、音大で学んだ「一つの目標に向かってチームで作り上げる力」が、今の現場で何よりも役立っています。どんな経験も、決して無駄にはなりません。不安を恐れず、まずは新しい世界に飛び込んでみてください。BREXA Techには、その勇気を受け止め、支えてくれる仲間が必ずいます。
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