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【農業のはたらくを考えるVol.1】モチベーションを高め、チームワークを良くする3つの環境づくりとは?


農企業って聞くと、どんな働き方をするんだろう?

って、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。


昨年、農林水産祭で天皇杯を受賞した「こと京都」は、政府広報番組「知りたいニッポン~農業の働き方改革」で取材を受けるなど、働き方が注目を浴びつつあります。


というのも、農業界でもめずらしく、女性が幹部を務めたり、人財育成に力を入れていたりするから。

ですが、具体的にはどんなことをしているのでしょうか。


そこで、グループ会社「こと日本」に入りたての私が「こと京都」の内部に潜入(聞き取り取材です)。

第一弾として今回は、「モチベーションを高め、チームワークを良くする環境づくり」についてまとめてみました!

仕事ができる人がもらえるわけじゃない「こと京都賞」とは?

こと京都では、仕事ができるとかではなく、「いつも笑顔で楽しく仕事をしよう!」ということを大切にしています。

「こと京都賞」はそんな方に贈られる賞。

社長が決めるのではなく、パートさんを含める従業員みんなで推薦・投票をし、「1年間、笑顔で楽しく仕事をしていた方」を決定。年末の社内パーティーで表彰が行われています。


ちなみに昨年、受賞したのは6名。

表彰式では賞金が渡され一言ずつ挨拶しますが、みなさん笑顔がすてきでユーモアあふれる方ばかりでした。

社長が受賞した方を「ほんまに?!何かの間違いやろ」といじったり、「今年は取るぞ!」と意気込んでいた方が受賞できず笑いが起こる場面も。


なんにせよ、受賞すると周りの方から評価されたってことで嬉しいですし、周りもモチベーションが高まるみたいですね。


人から学ぶ「木鶏会」

毎月、月刊誌『致知』の感想を発表し、良いところだけを褒め合う「木鶏会」という勉強会が行われているんだそう。


『致知』とは、人間学を学ぶための雑誌。有名無名やジャンルを問わず、各界で道を切り拓いてこられた方たちの経験談が紹介されています。

何やら難しそう…と思うかもしれませんが、有名なところでは、将棋の羽生善治さん、テニスの松岡修三さん、JALを立て直した京セラの稲盛和夫さん、教育学者で作家でもある斎藤孝さんなど、様々な方のインタビューや対談記事が載っています。


「木鶏会」では、その記事を読んだ感想を発表。

社員・パートさんを問わず参加でき、グループはくじ引きで決めるので、いろいろな部署の方と話ができます。また、よく知る仲の人も新しい一面を発見したり、感想から気づきを得たりと学ぶことが多いんだそう。

同じベクトルで仕事をするには、やはりチームワークが大事。

『致知』を読んで学んだことを人と共有することで、チームワークや一人ひとりのモチベーションにもつながるってわけですね。


いつでもどこでもコミュニケーションできる日報アプリ


もう一つ導入して大活躍なのが、「コミュニケーション型の日報アプリ」。

社内SNS型の日報で、目標のシェアや、「いいね!」、コメントなどができるアプリです。


こと京都では「Gamba!」というアプリを使用。

移動の激しい営業部も別の拠点で働く社員も、これを使って様々な場所で報告や目標、感じたことなどを日々共有しているんだそうです。


何がそんなにいいんだろう?って感じですね。

というのも以前は、メーリングリストで日報を送っていたそうなんですが、情報は一方通行。

それが、コメントや「いいね!」でレスポンスがあったり、時には上司から指導がもらえたりするんだとか。


入社5年目の農産課所属の山田さんにお聞きしたところ、

「他部署の方や上司がどんなことを感じているか、何に取り組んでいるのかがパッと分かっていいですね。レスポンスがあるから、自分が日報を書くときも真剣になれます。」

と言っておりました。

具体的にみなさんどんな内容を書かれているか気になりましたが、

「企業秘密です」とのこと。残念。


毎日書いたり全員の日報を読んだりするのはもちろん大変。

でも、それ以上に得るものがたくさんあるようです。


会社によって様々な取り組みがありますが、農企業である「こと京都」でも人との関係やコミュニケーションを重要視しているのが分かりますね。


第一弾として今回は3つだけ紹介しましたが、他にもいくつかモチベーションを高め、チームワークを良くする工夫があるそうです。

それはまた追々、取材をしながらご紹介していきます。

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