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その時々の変化を楽しみ、支える存在に / 吉積悠

こんにちは。Parklet / Meiji Park Market DOO の吉積悠です。DOO (Director of Operations )として店舗の運営全体を見守りながら、スタッフやお客様が気持ちよく過ごせる環境作りを行っています。
広報・イベント、予算・売上管理、ワークフロー改善などを通じて、生産性とパフォーマンスを引き上げ、効率的で楽しい職場になるよう全体をサポートするポジションです。このnoteでは私の担当する仕事の内容や、大切にしていることについてお話しします。

Parklet
店名の「Parklet(Park-let / パークレット)」は小さな公園、憩いの場を意味し、日本橋小舟町の堀留公園に隣接するこだわりの農家さんから仕入れた野菜を使った食事、地球環境に配慮したコーヒー、ナチュラルワインなどが楽しめるカフェベーカリー

Meiji Park Market
都立明治公園内にある「公園の中の公園」をテーマにしたParklet Bakery、スペシャルティコーヒーとアイククリームが楽しめるParklet Kioskとバターミルクフライドチキンサンド専門店 Baby J’s の3店舗が集う複合型フードコート

吉積 悠 | Haruka Yoshizumi
Parklet | Meiji Park Market DOO
兵庫県生まれ、大阪にあるインター卒。高校留学アイルランド・大学留学カルフォルニア・ワーホリダブリンと合間あいまに海外に行きがち。海外旅行する際その土地に住む友達を訪ねることが多いのは、ローカル感を楽しみたいから。
ゼネコン-KOMBUCHA営業-広告代理店での営業系人生から、外資の法律事務所でのバックオフィス業にキャリアチェンジ。自分がしんどい時期を経験したから故、大切にしていることは一人一人が気持ちよく楽しく働ける空間や仕事場作り。
将来は日本とヨーロッパの2拠点生活がしたい。

建築、美術、フード、好奇心のままに学んだ20代

兵庫県出身で、大阪のインターナショナルスクールを卒業しました。幼少期から海外に強い憧れがあり、高校1年生のときにはアイルランドに留学。その後、日本の大学進学を考える中で、インターナショナルスクールに近い雰囲気の大学を選び、リベラルアーツ教育の環境を生かして、美術、建築、考古学などを学び、将来美術館で働きたいと考えていたので学芸員資格をとりました。大学在学中に留学したアメリカでは、建築史やパフォーミングアートを学んだり、好きなことに熱中した学生時代。
その頃はちょうど「ハイスクールミュージカル」が流行っていたこともあり、ミュージカルに強く影響を受け、学校の舞台に毎年立つことも。ただ、実は人前で話すのが苦手で、プレゼンテーションでは緊張して手が震えることも多かったです。内向的な一面もありましたが、表現すること自体はとても魅力的に感じていました。

カリフォルニアの大学に留学していた際、所属していたキュレーターグループ

大学卒業後、インテリア・空間作りに興味があったことから建築業界に進むことに。ゼネコンに入社し、1−2年は現場での施工事務を担当しました。工事の進行や職人さんたちの健康管理、書類作成、監査対応、営業サポートなど多岐にわたる業務を経験。現場での仕事は大変なことも多かったですが、職人たちの技術や誇りに触れるたびに、ものづくりの最前線で働いている実感を得ることができました。職人さんたちから学ぶことも多く、やりがいのある仕事でしたが、体調を崩してしまったことで、社会人人生から一度離れ、高校生の時に留学経験のあったアイルランドへワーホリに行くことに。


アイルランドでは、大学で建築や美術史、インテリアデザインを学びながら、趣味としてカフェ巡りや旅行を楽しみ、リフレッシュする時間を過ごしました。そんな中で出会ったのが「コンブチャ」。発酵飲料に魅了され、小さいアパートでコンブチャ作りに没頭しました。帰国後、「コンブチャが飲みたい!」と思い、日本にないか調べたところ、埼玉にあるブルワリーを見つけ、そのまま営業として働くことに。コンブチャ市場を拡大すべく、新商品の開発や営業活動を行いながら、飲食やオーガニック文化について理解を深めました。
自分の趣味が仕事になり、新しいものを作っていく楽しさとイベント企画や運営に携わったことが今の仕事にも繋がっている気がします。

アイルランド首都ダブリンで良く見るジョージアン様式の建物のカラフルなドアや街中のところどころでパフォーマンスするミュージシャンたち。自分のアパートでは、様々な発酵飲料を作って楽しむ日々。この街にいる時が一番素の自分でいられるほど、大好きな場所。

たくさん経験を重ね、支える役割へ

その後は、私自身が過去にカウンセラーの先生に助けてもらったこともあり、その経験がきっかけで「誰かを支えたい、サポートしたい」という気持ちが強くなっていきました。それまでは営業や前に出る仕事を中心にしていましたが、自分の中でどこかしっくりこなかったところ、次第に「支える側の役割」に興味が湧くようになったのです。
振り返ると、ゼネコンで働いていたときも、職人さんや現場の人をサポートする仕事が一番楽しく、やりがいを感じていました。当時は「自分が前に出る仕事」を選んでいたつもりでしたが、実は現場の人が気持ちよく働けるように環境を整備したり、支えたりすることが、自分は得意だと感じました。

ゼネコンでの経験を経て、KOMBUCHAの営業や広告代理店の営業職に挑戦しましたが、どの仕事でも「どうやったら周りの人が働きやすくなるか」「効率的か」を考えるのが好きでした。そして、より本格的にサポート業務を極めたいと思い、外資系法律事務所のバックオフィスに転職。

これまでの転職経験を振り返ると、どこにいても全力で取り組み、その都度新しい学び・出会いがありました。どの仕事にも後悔はありません。何より、「人の暮らしや空間をより良くしたい」という気持ちは変わらず、今もその想いを大切にしています。
これからも自分のペースで学び続け、できることを少しずつ積み重ねていけたらと思っています。

Stapleとの出会い

もともとParkletが好きで、お客さんとしてよく利用していました。特に、Parkletの名物であるサワードウブレッド(小麦粉と水を混ぜて発酵させた天然酵母を使用するパン)が大好きで、毎年クリスマスには彼のスロバキアの伝統料理であるキャベツスープと一緒にParkletのサワーブレッドを食べることが定番にもなっていました。

そんな中、Parkletがスタッフを募集しているのを見つけ、「自分もこの世界に飛び込むのもありかな」と考えるように。Parkletについて調べるうちに、経営をしているStapleに繋がり、応募してみることにしました。
代表の雄大さんのアメリカンなリラックスした雰囲気に心地よさを感じたのも、入社を決めた一つのきっかけです。Parkletの窓側の席で、雄大さんはお昼を食べながら面談をしてくださり、私もコーヒーを飲みながらフランクに話をする中で、ここで働いたら面白いことができそうだと感じたのを覚えています。元々は人事労務のようなバックオフィスのポジションに募集したのですが、「ハルカさんに合いそうなチーム・ポジションを構想しているところなので、とりあえず経営企画としてどうだろう」というオファーを受け、今後のキャリアにしようと思っていたオフィスサポート職ではなく、Stapleへの入社を決めました。

Parklet Nihonbashi。パンちゃんの看板が目印です  (photo by Hayate Tanaka)

都立明治公園の中にあるMeiji Park Market (photo by Ayato Ozawa) 

Parklet/ Meiji Park MarketのDOOとして

現在、私はParkletとMeiji Park MarketでDirector of Operations (DOO)として働いています。この仕事では、店舗の運営全体を見守りながら、スタッフのみんなやお客様が気持ちよく過ごせる環境を作ることを一番に考えています。現場が元気で活気に満ちていることが何より大事だと思っているので、スタッフのみんなが笑顔で働けるように、ちょっとした問題でも早めに気づいて解決するよう心がけています。オペレーションの効率化やビジネスがうまく回るようサポートするのも大切な仕事ですが、何よりも現場の「温かさ」を大切にしています。

最初は経営企画として、オーナーのJJとKateの通訳をメインにParkletとMeiji Park Market をバックオフィス業務や企画運営のサポートをしていたのですが、その中で現場の声を聞き、働きやすい環境づくりがどれだけ大事かを実感しました。マネージャーやスタッフがそれぞれ責任と自覚をもって業務に注力できるよう指導したり、かつ、StapleとしてParkletブランドを大きくしていくために色々と試行錯誤していく中で、これまでの様々な業界での経験を生かして少しずつ経営の側面にも関わるように。こうしていくうちに、ただ現場で働くスタッフのサポートだけでなく、ブランド全体を一貫して見守る人間が必要だと感じたため、オーナー3人に相談をもちかけ、昨年末から正式に就任しました。

最初からこのポジションを目指していたわけではないですが、経験を積む中で「人を支えること」にやりがいを感じ、結果的に自分の役割が自然と広がっていきました。現場で何が必要か、スタッフがもっと活き活きと働けるためにはどうすればよいかを考え続けていた結果、今のポジションこそ自分がやりたいことだったんだと感じています。オペレーションを効率化し、ブランドを成長させるために何ができるのか、日々、オーナーやマネージャー陣と話し合いながら進めています。最近はイベントや貸切の企画が増えていて、依頼元とのやり取りや金額の交渉など、大変ながらも通常営業だけでは味わえない忙しさやカオスさも含めて(笑)みんなにも楽しんでもらいたいなと思ってます。

入社して一番最初から関わりを持つことになったParklet。お客さんだった場所から、自分が働く場所になったなと感じた写真 (Photo by Kaoru )

そして、何より大切にしているのはお店のスタッフです。彼らがいるからこそ、お店が毎日開くことができ、お店のファンを増やし、この場所に豊かなコミュニティを築いてくれるからです。メンバーが笑顔で働ける場所を作ること、それが私にとっての一番のミッションです。みんなが頑張っているからこそ、私も全力でサポートしていこうと思っています。

こんな人、仲間になりましょう

ParkletやMeiji Park Marketが、お客様の日常の一部として自然に思い浮かぶ場所となり、「楽しい」「落ち着ける」と感じていただける場所でありたいと願っています。現状に満足せず、全国的な認知を広げていくために、Parkletのパンを提供するお店を増やしたり、Baby J’sのケータリングの展開を試みたりと、新しい挑戦を楽しみながら進めていきたいです。失敗を恐れず、それを学びとして次に生かしていく気持ちを大切にしていきます。

また、キッチンスタッフが企画したイベントでは、友人のチーズ屋さんやワイン店とコラボをしたり、3月にはスタッフによるクラフトフェアの開催も予定しています。今後もそのようなスタッフ一人ひとりのクリエイティブな才能を活かしたイベントをもっと開催していきたいです。
私の目標は、スタッフ全員が自分のアイデアを形にできるような環境を作ること。そして、困ったときにはお互いを支え合い、共に成長していける場所を提供すること。チームとしてお互いを助け合いながら、より素敵なものを作り上げていけるチームになりたいです。

失敗を恐れず、「次どうするか?」と前向きに考え、成長を楽しむ気持ちを持っている方、お互いに助け合いながら前進していける方を歓迎しています。ぜひ一緒に働きましょう!

笑顔で挨拶をしてくれるスタッフたち photo by Akira Sakuma

キラキラした笑顔と楽しそうなスタッフに癒される日々 photo by Akira Sakuma

現在、Parklet / Meiji Parkpark Market ではスタッフを募集しています。ご興味をいただいた方は、ぜひ以下よりご応募ください。

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