こんにちは!SARUCREW(サルクルー)採用担当です。今回は、広告本部で活躍する今村幸斗(いまむらゆきと)さんに、独自の「クリエイティブ論」についてお話を伺いました。
- クリエイティブにおける「媒体理解」の重要性
- 生成AIを“作る”ためではなく“抽出”に使う思考法
- 月1億を動かすマーケターのインプット術
- データ分析における「固定値」と「変動値」の見極め
- AI時代に生き残るクリエイターの条件
- “ハック思考”を身につけたい若手へのメッセージ
について、その裏側を余すことなく語っていただいています。
「感覚ではなくロジックで勝ちたい」
「AIを活用して市場価値を高めたい」
そんな方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
今村幸斗さんプロフィール
役職:広告本部マーケター
趣味:麻雀/ポーカー/スロット(本人曰く「全部期待値ゲーム」)
特徴:徹底した“勝率思考”で成長し続ける探究心の塊
読んでいただく中で、
「クリエイティブはセンスだけじゃないんだ」
「ここまで解像度高くAIを使っているのか」 と、プロフェッショナルの思考の深さに触れていただけるはずです。
クリエイティブの本質は「媒体理解」と「感情設計」
ーークリエイティブを作る上で、最も重視していることは何ですか?
結論、「媒体理解」ですね。これが全ての土台になります。釣りに例えるとわかりやすいんですが、海釣りなのか川釣りなのかで、使う餌も仕掛けもまるで変わってきますよね?
それと同じで、TikTok、YouTube、Instagram、それぞれの媒体の文脈を理解しないと、適切な「餌(クリエイティブ)」は作れません。
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あと、意識しているのは「感情のジェットコースター」を作れるかどうか。広告は情報を伝えるものではなく、ユーザーの喜怒哀楽をハックするものだと思っています。
特に動画広告においては、前半の数秒が命です。ここでいかにフックして、感情を揺さぶれるか。この構成次第で、成果は天と地ほど変わります。
生成AIは「作る」ためではなく、「抽出する」ために使う
ーーアイデア出しにおいて、独自のプロセスはありますか?
今は生成AIをフル活用していますが、使い方が少し違うかもしれません。
AIが出してきたアウトプットをそのまま使うことはまずないですね。「それ、本当に正しいの?」と自分なりに検証する二段構えをとっています。
具体的にやっているのは、
- 競合分析ツールで、成果が出ている上位クリエイティブを数百個集める
- それをAIに読み込ませて、「当たりクリエイティブの共通項」を抽出させる
- 抽出された要素を、自社の訴求に当てはめて再構築する
- 最後に、人間(自分)の目で「いけるもの」と「捨てるもの」を選別する
というフローです。
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AIは「作る」ためではなく、膨大なデータから勝ちパターンを「抽出する」ために使う。この使い方が一番ハックできると今は確信しています。
圧倒的なインプット量が、ハックの精度を決める
ーー月間1億近い広告費を動かす中で、インプットはどうされていますか?
僕は活字が苦手なので、本はほとんど読みません。その代わり、隙間時間はすべてX(旧Twitter)やYouTubeに捧げています。トイレ中、一人での移動中、とにかく空いている時間はすべてインプットです。
- Xで伸びているAI活用術をチェックする
- 自分が運用している媒体の広告トレンドを見る
- YouTubeでビジネスモデルの解説動画を見る
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あとは、企業の決算書を見てビジネスチャンスを逆算することもよくやります。
「この企業のここが空いているな」とリサーチしたり。
毎日新しい発見がありますし、「AIプロンプト」も「ビジネスモデル」も、無意識レベルで情報を浴び続けていますね。
今の時代、AIを触っていないのは致命的だと思っているので、「いかにAIを活用して楽をするか?」は常に考えてアンテナを張っています。
データに使われるな。データを使い倒せ。
ーーデータ分析とクリエイティブの関係性をどう考えていますか?
これも媒体やLPの構造によって変わりますが、基本的には「CPA(獲得単価)とLTV(顧客生涯価値)の最適化」から逆算して考えます。
重要なのは、「どこの数値を改善すれば成果が出るのか?」「逆に、どこの数値は固定値として置いておくべきか?」この見極めですね。
すべての数字を追うと迷子になります。変えられる変数(クリエイティブの要素など)と、変えられない定数を明確に区別する。データに使われるのではなく、データを武器として使いこなす姿勢が大切だと思います。
半年後、AIと人間の境界線は消える
ーー今後のクリエイティブ制作はどう変わっていくと思いますか?
おそらくもう半年もすれば、業界人が見ても「AIが作ったか人間が作ったか」区別できないレベルにまでAIが発達すると思います。
誰でも、短時間で、それなりのものが作れるようになる。
でも、だからこそ「AIで楽して稼ごう」と思っている人は生き残れません。
AIはあくまで手段の一つ。結局は、画面の向こうにいる「お客様(人)の感情」を動かせるかどうか、そこにかかっています。
定量的な判断はAIに任せればいいですが、定性的かつ答えのない「感情」の領域に関しては、まだ人間の介在価値が残るはずです。そこに向き合える人だけが勝てる時代になると思います。
「誰でもできることを、誰もできないレベルでやる」
ーーこれからクリエイティブをハックしたい若手へメッセージをお願いします。
インプットの量とアウトプットの量が全てです。つべこべ言わず、「誰でもできることを、誰もできないくらいやる」。これ一択だと思います。
そして、今後SARUCREWは売上500億、1000億を目指していきます。その過程で、今はまだない新しい事業も間違いなく生まれるでしょう。
「AI×クリエイティブ」で市場をハックしたい人、新しい事業を一緒に作りたい人。
面倒な人間関係もなく、とにかく挑戦できる環境がここにはあります。ぜひ一緒に戦いましょう!
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編集後記:思考の解像度が、クリエイティブの質を決める
この記事を通して、今村さんが語った「媒体理解」「AIによる抽出と検証」「感情のハック」という視点に、プロフェッショナルの凄みを感じていただけたなら嬉しく思います。
今村さんのクリエイティブ論は、決して「感覚」や「センス」に頼るものではありません。
徹底したリサーチ、膨大なインプット、そしてAIを使いこなすロジック。その裏側には、泥臭いまでの探求心がありました。
SARUCREWは、こうした“思考の解像度”が高いメンバーが集まり、切磋琢磨している組織です。
- AIを使って市場をハックしたい
- 感覚だけでなく、ロジックで成果を出したい
- 視座の高い仲間と、大きな数字を動かしたい
もし、今村さんの言葉を読んでそう感じたなら、SARUCREWは間違いなくあなたが輝ける場所です。
あなたの“思考力が武器になるキャリア”を、一緒に作っていきましょう。
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少しでも気になる方は是非ご覧ください!