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「ありたい姿を追求する1時間」— デジゴリのストレッチ面談が生む変化

マーケティングと生成AIで企業の課題を解決する株式会社デジタルゴリラ(通称:デジゴリ)。

スタートアップは変化の連続です。新しいプロジェクト、新しい挑戦、新しい課題——。めまぐるしい環境の中で、つい忘れがちになるのが「自分自身の成長」です。

私たちデジゴリは、ビジネスの成長と同じくらい、会社を支える「人」の成長を大切にしています。この両方を仕組み化することで、誰もが成長実感を得られる環境を作りました。

今回は、"自分を進化させる"制度「ストレッチ面談」にフォーカス。誰もが持つ「もっと成長したい」という想いをどのように仕組みにしたのか、ご紹介いたします


【メンバー紹介】

  • 長 拓也:マーケティングDX事業部 ディレクター/二郎ゴリラ
  • 米倉 幸花:マーケティングDX事業部 デザイナー/ヌマゴリラ
  • 早坂 祐人:マーケティングDX事業部 ディレクター/はちみつゴリラ
  • 久保田 真拓:業務改善DX事業部 ディレクター/生成AIコンサルタント/源ゴリラ
  • 松田 菜央:管理部/チキンゴリラ
  • 小峠 大河:採用コンサルタント・専任コーチ/遊牧ゴリラ

目次

  • 徒労感と不安——仕事の流れに飲まれる社会人の現実

  • 「悩みをためこまない仕組み」— 専任コーチが支える成長環境の設計

  • 「Must」と「Want」の両立 — 2つの成長支援制度の役割

  • 「具体化する思考、広がる視野」— 社員5名が語る変化のリアルボイス

  • 「仕事が楽しくなる瞬間」— 具体的アクションが引き出す源ゴリラのオーナーシップ

  • 「迷いから自信へ」— はちみつゴリラが体感する思考整理の価値

  • 「できないは言っちゃダメ」から「どうすればできるか」へ — ヌマゴリラの思考転換

  • 「圧倒的な成長スピード」— 二郎ゴリラが語るデジゴリ式人材育成の効果

  • 「具体化トレーニングでマインドも変わる」— チキンゴリラの思考改革

  • 「堅実なプロが、イノベーションを起こす組織」—専任コーチ・小峠の視点

  • 自分の可能性を信じるすべての人へ

徒労感と不安——仕事の流れに飲まれる社会人の現実

「今日も一日終わった。山のようなタスクをこなしたけど、このスキル、将来の自分に役立つのだろうか…」

日々の業務に追われ、仕事の楽しさや成長を実感する嬉しさを忘れてしまう。こんな思いに共感する社会人は多いのではないでしょうか。

自分のキャリアを俯瞰する時間もなく、ただ目の前の仕事をこなす日々。成長したいという気持ちはあるのに、具体的に何をどう変えればいいのか分からない——。

特にデジゴリのようなスタートアップでは、会社自体の変化速度が早いだけに、この「流れに飲まれる」感覚はさらに大きくなります。

長「フリーランス時代の生活は自由でしたが、一つの業務に集中せざるを得ず、幅広いスキルを身につけたい気持ちとの間でモヤモヤしていました。それが今は変わりました。デジゴリに入ってからは、圧倒的なスピードで成長できていると実感しています」

そんな変化の理由が、月に1度行われる「ストレッチ面談」です。


「悩みをためこまない仕組み」— 専任コーチが支える成長環境の設計

「メンバーには本気で成長してほしい!」
役員たちの強い思いが、ストレッチ面談という制度を生み出すきっかけになりました。

2024年の合併を経て新しい組織作りに取り組む中、人材育成を牽引する存在として、採用コンサルタントである遊牧ゴリラこと小峠 大河に声がかかりました。小峠はCOO・千葉 勇志の会社員時代の先輩であり、デジゴリ合併前に千葉が経営していた株式会社PLASILでもアドバイザーを務めていた人物です。

変化の激しい環境に対応するためには、成長したことへの振り返りが大切です。
特にデジゴリは若いメンバーが多いため、悩みを吐き出す機会が必要だと感じました。若手は経験が少ない分、ちょっとした迷いや不安も大きく感じがちです。そういった気持ちを早めに解消することで、本来の力を発揮できるようになります」

ストレッチ面談の大きな特徴は、社内の上司ではなく専任のコーチが関わること。
上長に相談するほどでもない小さな悩みも気軽に相談できる場をつくることで、問題を早期に解決し、メンバーが気持ちよく働ける環境を整えています


「Must」と「Want」の両立 — 2つの成長支援制度の役割

デジゴリには「KPI進捗ミーティング」という制度もあります。2週間に1回、事業の数値目標に対する進捗を社長と確認するミーティングです。

KPI進捗ミーティングの詳細はこちら


この2つの違いは何なのでしょうか?

小峠「KPI進捗ミーティングは、事業が適切に進捗するためにMustで必要なこと。多くの会社で行われている事業管理です。一方、ストレッチ面談は福利厚生の一つ。メンバーと会社のエンゲージメントを高める中長期的な投資であり、いわばWantの施策なんです。

KPIの管理はビジネス上不可欠ですが、ストレッチ面談は『自分がもっと成長したい』という内発的な意欲を引き出し、それをサポートする仕組みです」

ストレッチ面談では、メンバー一人ひとりが「スキル目標」と「マインド目標」を設定します。両方とも【現状→理想→アクション】という枠組みで具体的な行動計画まで落とし込んでいきます。


管理部・松田の2025年4〜6月の目標シート


目標は3ヶ月間で設定し、自身の成果や行動を月次で振り返ります。


松田の2025年4月の振り返りシート

月末には「Good(良かったこと)」と「More(もっとこうしたいこと)」の2軸で1ヶ月を振り返ります。特にMoreについては「なぜできなかったのか」を徹底的に深堀り。「何ができなかったの?」「なぜそうなった?」などの問いに答えていくことで、論理的思考力が鍛えられていきます。


「具体化する思考、広がる視野」— 社員5名が語る変化のリアルボイス

では、実際にメンバーたちはどのような変化を感じているのでしょうか?


「仕事が楽しくなる瞬間」— 具体的アクションが引き出す源ゴリラのオーナーシップ

「自分に足りないものを客観的に教えていただけるので、努力の方向性の軌道修正ができています」

業務改善DX事業部の源ゴリラこと久保田の成長は、目標シートの変化からも明確でした。


久保田の2024年7〜9月の目標シート



久保田の2025年1〜3月の目標シート

2024年7月の「きくしゅーさん(代表・菊池の愛称)レベルの判断ができるようになる」「PCスキルを高める」といった漠然とした目標が、半年後には「ロジカルシンキングを身につける」「相手目線を身につける」など、より具体的な目標に変化

課題の捉え方も「目標に対して改善するアクションを止めてしまっている」という自己認識から、「自分がボールを持つ時間が長くなり、納期に遅れることがある」という具体的な問題把握へと進化が見られます。

こうした変化と行動の蓄積が久保田のオーナーシップを高め、「仕事が楽しくなった」という実感につながっているのです。


「迷いから自信へ」— はちみつゴリラが体感する思考整理の価値

2025年2月に入社したマーケティングDX事業部の早坂 祐人(はちみつゴリラ)は、入社半年も経たないうちに手応えを感じています。

「ストレッチ面談では、漠然としていた考えを言葉にして整理できます。具体的な行動計画まで落とし込むことで『やるべきことが明確になる』という点がとてもいいなと思ってます」

この明確さが精神的な安心感につながっていると早坂は言います。

「面談で設定した行動計画を実行することで、タスクの抜け漏れや進め方を把握できるようになり、精神的負担が大きく減りました。『この方向で進めば良いんだ』という安心感がありがたいです。

伸び代のポイントを客観的に教えてもらえるので、最短距離的に成長できている実感があります。迷いが減り、自信を持って前に進めるようになりました」


「できないは言っちゃダメ」から「どうすればできるか」へ — ヌマゴリラの思考転換

デザイナーのヌマゴリラこと米倉 幸花は自分の思考パターンに気づきました。

「『できないと言っちゃダメ!YES or YES!』という強い固定観念がありました。何が何でも自分でやらないといけないと思い込み、自分を追い詰めていたんです。

でもストレッチ面談を通して、『長期目線で考える』『期待値調整をする』といった思考が増えたことで、過度な負担や焦りのサイクルから抜け出せた感じがします」


自分の能力に対する不安から、「案件を無事遂行させるにはどうすればいいか」という問題解決へと視点が移行。困ったときに相談する、力を借りる、適切なリソースを探すといった選択肢を冷静に考えられるようになりました。

成長実感は、過去の自分と向き合ったときに特に強く感じるようです。

「1年前の目標シートを見返したら、『WordPressを使用したサイトの触り方がわからない』って書いてあって。今では普通に使えているので『わからなかったんだ…。うわー!やだ!恥ずかしい!』って叫んでしまいました(笑)」


「圧倒的な成長スピード」— 二郎ゴリラが語るデジゴリ式人材育成の効果

フリーランスから入社した二郎ゴリラこと長は、わずか5ヶ月で大きな変化を感じています。

「この面談を通して『自分の成長はもちろん、会社の成長にもつながることって何だろう?』と考えるようになりました。思考のステージが一段階上がった感じです。

思考の変化は日々の業務にも現れていて、目標やアクションプランをより具体的にすることで、業務への取り組み方が変わりました。特に言語化能力は向上したと感じています」


長はデジゴリ環境をこう総括します。「スキル面での成長はもちろん、人間力がすごく養われます。思考の枠組み自体が変わっていく体験は貴重だし、何より楽しいです」


「具体化トレーニングでマインドも変わる」— チキンゴリラの思考改革

「私はいつも抽象的に物事を捉え、具体化できないまま行動してしまうクセがありました。それが自分の弱点だと気づけたことが、全ての変化の始まりでした」

チキンゴリラこと松田が1年間で取り組んだのは主に2つのトレーニング。「具体化トレーニング」では、抽象的な発言を数字や事例に置き換える習慣を身につけました。

「『たくさん』→『3倍』、『すぐに』→『1時間以内に』など発言を数字で表現することで、コスト意識や納期意識が向上しました」

「スケジュール管理トレーニング」では時間の使い方を根本から見直し。

「『時間は作るもの』と身をもって学びました。自分の業務を直近のタスクだけでなく、始まりから終わりまで見通してスケジュールに落とし込むと、関係者への連絡ひとつ取っても『どう伝えたら相手は動きやすいか?』をより考えられるようになりました。自然とオーナーシップが増した気がします」


同僚からも「入社前と比べて、頭が2つに増えたくらい進化している」と言われるほどの変化が。

「小峠さんが私の弱みを的確に指摘し、原因を一緒に考え抜き、具体的なアクションまで粘り強く教えてくれたおかげです。自分のためにここまで本気で向き合ってくれる、その期待に応えなければという思いが、変化への原動力になりました」


「堅実なプロが、イノベーションを起こす組織」—専任コーチ・小峠の視点

デジゴリのストレッチ面談を1年以上サポートしてきた小峠に、コーチの立場から見た会社の魅力を聞きました。

——専任コーチの立場として、デジゴリという会社に関わる中で感じる魅力・面白さは何ですか?

「デジゴリの面白いところは、一見すると変革者らしさを持たないメンバーたちが、実は大きな変化を生み出しているところですね。
地方企業で、いわゆる『起業家タイプ』や『革新的な天才』というよりは、誠実に仕事を進めるプロフェッショナルタイプが集まっています。

でも、そんな彼らが従来の枠組みを超えた成長とチャレンジを続けている。このギャップが非常に面白いと感じています」

——デジゴリの強みはどこにあると思いますか?

「大きく2つあります。まず一つ目は、成長志向の組織文化です。メンバー全員の空気感が、『成長しよう』『変化しよう』という方向を向いている。会社のトップダウンではなく、一人ひとりがその空気を創り、互いに高め合っている点が強みでしょうね。

二つ目は、生成AIの積極活用です。最新技術をただ導入するだけでなく、メンバーそれぞれが主体的に業務改善に活かし、スキルアップにつなげる文化が根付いています。

堅実な姿勢と挑戦する心を両立させている、この独自のカルチャーが最大の強みだと思います」


——メンバーの成長を引き出すうえで意識していることはありますか?

メンバー一人ひとりの性格、思考スタイル、現在の能力レベル、そして取り組んでいる仕事のフェーズによって、アドバイスの仕方や踏み込むべき質問の角度を細かくチューニングしています。

例えば久保田には『約束を守る』という観点から、米倉には『長期視点を持つ』という点から、松田には『これで誰が喜ぶか』という視点から問いかけると響きやすい。
毎月真剣に向き合うことで、メンバーへの理解も深まり、私自身もコンサルタントとして大きく成長させてもらっています」


自分の可能性を信じるすべての人へ

最後に、「この制度はどんな人に合うと思うか」を聞きました。

■メンバーの声

久保田「とにかく成長したい・強くなりたいと思っている人」
長「客観的な目線からフィードバックをもらいたい人」
早坂「素直に他人のアドバイスを聞き、行動に移せる人」
松田「仕事を『人生をより楽しむための活動』と捉えられる人」
米倉「理想はあるけど、どう自分の課題と向き合えばいいか分からない人」


■専任コーチの声

小峠「成長したい気持ちがある人。明確に言語化できていなくても、その思いがちゃんとある人。そして、人と関わることを大切にできる人に合う会社です」


ストレッチ面談という制度を通じて、デジゴリが大切にしているのは「成果」と「成長」の両立です。KPI進捗ミーティングで「成果を出す力」を鍛え、ストレッチ面談で「ありたい姿に向かう力」を育む。事業の成長と人の成長、この両輪があるからこそ、持続的な進化が可能になるのです。

あなたも、自分の成長に本気で向き合える環境で、次のステージへ進みませんか?


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