様々なバックグラウンドを持つスタッフが働くフージャースアコモデーションサービス。7/1には秋葉原に新規ブランド“The Tourist Hotel & Cafe Akihabara”をオープンします。開業準備に向けそれぞれのスタッフは何を考えどのように行動するのか。今回はあまり表に出ることにない、各スタッフの内面に迫ってみたいと思います。
今回ご紹介するのはサラさん。ベルギーで生まれ、新卒で日本で働くことを決意した彼女に、フージャースで働くことの楽しさについて聞いてみました。
多様なバックグラウンド
--サラさんこんにちは、僕は入社して3週間経過しますが、そういえばまだサラさんのバックグラウンドに関して何も知りませんでした。あと、、なんでそんなにたくさんの言語を話せるのか知りたいです笑
サラ
はい、私はベルギーのブリュッセルで生まれました。
ベルギーって公用語がオランダ語・フランス語・ドイツ語って3つもあるんですよね。
小さいころから、母親と話すときはドイツ語、父親や友達と話すときはオランダ語という感じに使い分けていました。
小学校5年~高校3年まではフランス語を勉強していましたね。
英語はポケモンで自然と身に付きました笑
他にも勉強したのはラテン語、サンスクリット語、韓国語もかなり勉強しましたね。
--すごい、、その中で日本にはいつ頃から興味を持ちだしたんですか?
サラ
これっていうきっかけは無いんですけど、小学校の時にアニメのNARUTOにはまっていたことが、日本文化に触れる最初のきっかけですかね。
日本語自体を本格的に学びだしだのは高校に入ってからで、アニメを字幕無しで見れたらいいなあとか、他に喋れる人がいないから、私ができたらなんかいいなあとか、そんな理由で勉強を始めました笑
--なるほど、大学では何を学んでいたんですか?
大学はベルギーのルーバン大学の日本語学科というところにいました。
言語だけじゃなくて、文化とか政治とか、歴史とかも学べました。あと日本だけじゃなくて、ヨーロッパの哲学とか幅ひろく学ぶことができる学校でした。今思えば、あの時いろんな観点で学べたことが、価値観の多様性が重要だと気づくきっかけになったのかも。
日本に住んでみて
--徐々に日本にも興味を持ち始めていったんですね。日本に初めて来たのはいつ頃ですか?
サラ
大学1年生の時に、初めて1人で1週間だけ日本に来てみました。そのころから日本にいつか住んでみたいなあと、漠然とではありますが思い始めました。
その後初めて長期的に日本に住んだのは、大学の留学プログラムで、立教大学の文学部、日本文学研究科に1年半留学に来ることができました。
立教ではプロレタリア文学を勉強していて、ますます日本の文学にはまっていきました。
フージャースとの出会いと就職活動
--在学中にいろんな経験されてきたんですね。就職活動はどのようにされたんですか?
サラ
在学中に日本の人材会社の方と出会い、日本で働くことを提案されました。日本で働きたいなあっていう気持ちは以前からあったんですけど、就活をしていく中でますますそれが明確になっていきましたね。
--候補としては色々な会社があったとおもんですけど、なんでその中でフージャースに決まったんですか?
サラ
はい、フージャースの名前は、その人材会社の方の紹介で初めて知りました。
留学等を通じて色々な街並みを見ていく中で、街づくりも面白そうと思っていたので、不動産事業にも興味がありました。
あとはフージャースが本当にいろいろなことを手掛けているのが印象的でしたね。不動産以外にもケアデザインとかフィットネスとか。昔から興味の幅が広かったので、いろいろなことができる!っていう魅力を感じたのも覚えています。
--その後面接はどのように進んでいったのですか?
サラ
1次面接は人事の方との面接でした。次のステップに進めるか自信がなかったので、2次面接に進めるとわかったときは本当にうれしかったですね。
2次面接は、これが実質的に最終面接になるわけですが、そこには人事の方の他にも、現フージャースHD社長の廣岡さん、現フージャースアコモデーションサービス社長の伊久間さんと、トップの方々と直接お話させていただくことができました。
--面接はどんな感じでしたか?
サラ
自己紹介から始まり、不動産に興味をもったきっかけとか、不動産会社で働く上での心配事などを聞かれました。
面接してくれた方々がすごく温かったこともあり、1時間くらいの面接でしたが、それまで経験した他の面接と比べると、本当に楽しかったことを覚えています。
--その後晴れて内定ということになったんですね?他の会社と迷ったりはしなかったんですか?
サラ
はい、その時はロンドンにいたんですけど、いきなり人材会社の方から電話がかかってきました。緊張しながら出たら採用を告げられ、大喜びでロンドンの道で騒いだ覚えがあります。周りの人に変な目で見られたけど気にしなかったです笑
さっそく両親や友達に連絡したら、割とすんなり受け入れられました。みんな私が日本で働く意思が強いことを知っていたので。
面接のときからこの会社に入りたいと感じていたし、チャンスだからやってみようと。すぐに決断できましたね。
入社後の仕事について
--入社後、配属先ではホテル事業に携わることになったわけですが、そのあたりの経緯について教えてくれますか?
サラ
2018年10月入社したのですが、実は配属先がそこでようやく判明しました。配属先はまさかのホテル事業部。実はホテル事業をやっているっていうことさえ、そこで初めて知りました笑
1か月間の研修を経た後、早速仕事が始まるわけですが、何をやっていいのかわからない状態でした。そのころは仙台でビジネスホテルの運営管理がスタートしたばかり、秋葉原のホテル計画もローンチされたタイミングでした。また私が入社してすぐに葛西のホテルがオープンすることが決まるなど、ほんとにいろいろなことが次々と決まってくるっていうタイミングでの入社でした笑
--立ち上げやその後のオペレーションはどんなことをやりましたか?
サラ
本当に多岐に渡る業務をこなしました。物の選定から始まり、OTAやサイトコントローラーの設定、もちろん物の搬入作業といった力仕事も行いました。何しろ初めてのことばかりだったので、すごく戸惑いがありました。その中でも自分が得意な領域も徐々にわかり始め、任せてもらえる仕事が増えていったときはすごくうれしかったです。
オープン後は変わらず事務仕事もしながら、接客の仕事もたくさん行いました。
接客をする中で、人と話をすることがこんなに好きだったんだと気づき始め、そのあたりからホテルで働くことが楽しくなってきました。今となってはホテル事業に関われて本当によかったと思います。
--ほぼ0からのスタートだったんですね、大変そうだけど面白そうです!秋葉原のホテルもオープンが近づいてきましたが、今はどんな仕事をしているんですか?
サラ
相変わらず本当にいろいろなことをやっています。笑
データの集計や資料作成、OTA管理、ホテル運営全般の事務手続きやコスト管理等、挙げれば切りがないです。
--僕も入社してまず感じたのが、本当にいろいろなことができる会社だなあということでした。その中でも何をしている時が一番好きですか?
サラ
やっぱりお客さんと話しているときですかね。お客さんに名前を覚えてもらったり、褒めてもらえたり、何かプレゼントをもらえたりする時があるんですけど、そういうときって「自分の接客が認めてもらえた」っていう感じがしてすごく嬉しいんです。
どうしても他の業務でミスをしたとき落ち込んだりする時もあるんですけど、お客さんに接しているうちにポジティブな気持ちになれるんですよね。
Tourist hotelの目指す姿
--本当に接客が好きなんですね。では秋葉原のホテルはどんな感じにしたいですか?
サラ
色々な国から来るお客さんが安心して過ごせるホテルにしたいです!例えば私はビーガンなんですけど、まだまだ日本ではビーガンの人にとって選択肢がたくさんあるレストランって少ないんですよ。秋葉原のホテルは、そういった方々にもたくさん選択肢を与えられるようなホテルにしたいです。ホテルは本当に様々なバックグランドを持ったお客さんがいらっしゃるので、固定観念は持たず、色々な価値観を受けいれられるような場所にしていきたいです。ゆくゆくはビーガンカフェとか作りたいなあ。
多様な価値観を持つ仲間と
--ありがとうございます。では最後の質問です。今後どんな方と一緒に働きたいですか?
サラ
はい、色々な価値観を認め合える人と一緒に働きたいなあと考えています。
お客さんだけでなく、当然スタッフもいろいろな考え方を持っています。それらを否定せずに、まずは受け入れてみるマインドが必要だと思っています。
私自身今後も楽しく働いていきたいので、同じ志を持った方が少しでもフージャースに興味を持ってくれればうれしいです!
(執筆:富岡 企画:サラ)
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