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きっかけは、幼馴染の何気ない一言でした。
「プール・ジム付きのコンドミニアムに住んで、週末は東南アジアを旅してるよ」
そんな生活、ちょっと憧れますよね。
「紹介するよ」と言ってくれたものの、なかなか連絡は来ず…。
気づけば数週間が経ち、「これは自分で動いた方が早いかも」と思い、求人を探し始めました。
結果、1社目で内定。あっという間に、マレーシア就職が決まりました。
コロナ直前、滑り込みでマレーシアへ
2020年2月、世界最大級の旅行予約プラットフォームのカスタマーサポート職に内定。
当時はまだ「中国で流行っている風邪」くらいの認識で、まさか世界中に広がるとは思っていませんでした。
会社が片道航空券・1週間のホテル・ビザ代を負担してくれ、私は2回目のマレーシアへ。
KLCCのツインタワーから徒歩5分のホテルに滞在し、朝は公園を走って、新生活にワクワクしていたのを今でも覚えています。
英語に不安があっても、支え合えた研修期間
入社初日。
オフィスに集まった同期は、私以外みんな外国籍。
中華系マレーシア人、インドネシア人——まさに多国籍なメンバーたち。
「日本人は私だけか」と少し緊張しながらも、みんなフレンドリーで、すぐに打ち解けることができました。
研修はすべて英語。
プロジェクトの概要、マニュアル、対応フローなどを学び、2週間に1回のテストに合格すれば、いよいよフロアデビュー。
英語に不安があった私にとっては、正直ハードルが高く感じました。
でも、同期同士で教え合ったり、わからないところを一緒に確認したり。
「ここはこう答えるといいよ」「この単語はこういう意味だよ」と、自然と助け合う空気があって、心強かったです。
もしテストに落ちてしまえば、別プロジェクトへの異動、もしくは帰国という選択肢もある——そんなプレッシャーもありましたが、
結果的に、全員が無事に合格。
あの瞬間の安堵感と達成感は、今でも忘れられません。
初めての実務、そしてコロナの影響
フロアデビュー後は、先輩がテンプレートやスクリプトを共有してくれたおかげで、スムーズに業務を開始できました。
ちょうどその頃、コロナが世界中に広まり、旅行のキャンセルが相次ぎました。
「ホテルに泊まれない」「返金できるのか不安」
そんなお客様からの問い合わせに対して、私たちはホテルと連絡を取り、2年間有効な宿泊券を発行するよう依頼したり、間に立ってサポートをしました。
不安な気持ちで連絡してくるお客様に、少しでも安心してもらえるよう、親身な対応を心がけました。
その結果、「ありがとう」「あなたに対応してもらえてよかった」と言ってもらえることも増えていきました。
次回予告:「在宅勤務編」
マレーシアでの働き方が、コロナによってどう変わっていったのか。
そして、在宅勤務だからこそ気づけたことを、次回のストーリーで綴っていきます。