インタビュー
SalesXで活躍する社員を紹介していきます!
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私たちSalesXには、2週間に1度、全メンバーが集まる「ジョブセッション」という文化があります。このジョブセッションでは、日々の業務進捗から、メンバー一人ひとりがどんな想いで仕事に向き合っているのか、そして会社全体が抱える課題まで、あらゆることを全員で話し合います。
役職や雇用形態といった垣根を越えて誰もが会社の成長を担う“当事者”として意見を交わし、ボトムアップで組織を創り上げていく。ジョブセッションは、SalesXのカルチャーを体現する大切な時間です。
本記事では、先日3週間にわたって行われたジョブセッションの様子をレポートします。「全員で組織を創る」という私たちのリアルな姿を、ぜひ感じてみてください!
3週連続のワークショップ!テーマは「SalesXの課題とその解決策」
今回のジョブセッションの概要
【1週目】まずは、全員で課題を洗い出す
【2週目】課題の「なぜ?」を深掘りし、要因を言語化する
【3週目】具体的なアクションプランの設計
ジョブセッションによる影響
一人ひとりが主役の組織へ
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◼︎テーマと背景
今回のテーマは、「SalesXが抱える課題を全員で洗い出し、具体的なアクションプランまで策定する」というもの。
会社の成長とともにメンバーが増える中で、「個々の案件への当事者意識は高いけれど、会社という『組織』全体への当事者意識が少し薄れているかもしれない」という感覚が最初のきっかけでした。一部のリーダーが決めたことに従うだけでなく、もっと働きやすい環境を、自分たちの手で創り上げていきたい。そんな想いが自然と高まり、本テーマでのジョブセッションがスタートしました。
◼︎目的・ゴール
このワークショップの最大の目的は、メンバー一人ひとりが「会社の主役」であるという意識を持つこと。そして、全員で議論して決めた課題解決策を実際にプロジェクトとして動かすことで、「自分たちの会社は、自分たちで創る」という文化をより強固にすることを目指しました。
◼︎進行方法
ワークショップは3週にわたって行われ、正社員、インターン、業務委託のメンバーが混在するチーム制で進行しました。各チームの議論をまとめるファシリテーションや最終的な発表を、インターン生が担当。年次や役職に関わらず、誰であってもリーダーシップを発揮できるというSalesXのカルチャーがワークショップの進め方にも表れます。
◼︎アプローチ
1週目は、とにかく全員で課題を洗い出すことに集中しました。各チームのテーブルには付箋とペンが用意され、「SalesXの『もっとこうなったら良いな』と思うところは?」という問いに対し、ブレインストーミング形式で意見を出し合いました。
「情報共有のルールが明確でない時があるかも」「新しい人が入った時のオンボーディング、もっと手厚くできるのでは?」といった日頃感じているリアルな声が、次々と付箋に書き出されていきます。
◼︎アウトプット
各チームからの発表内容を集約した結果、課題は大きく4つのカテゴリーに分類できることがわかりました。
1.経営課題(ビジョンと日々の業務の連携)
会社全体のビジョンは共有されているものの、組織が拡大し、プロジェクトが多様化する中で、「この日々の業務が、どう会社のビジョン・目標に繋がっているのか」をもっと具体的に、一人ひとりが実感できる仕組みが必要だという意見が出ました。
2.組織課題(自由なカルチャーを支える仕組みづくり)
個々が裁量と責任を持ってスピーディーに仕事を進める自由なカルチャーは、SalesXの成長の原動力です。この強みを活かし続けるために、メンバーが増えても全員が同じ方向を向いて走れるような、共通のルールや仕組みといった「土台」をより強固にしていく必要がある、という声が上がりました。
3.人材育成・人事制度の課題(成長に合わせた育成・交流のアップデート)
新しい仲間が次々と加わる中で、これまでのOJT中心の育成だけでなく、より体系的に業務やSalesXのカルチャーを学べる制度が必要ではないか、という視点です。また、部署や役割の垣根を越えて、社員やインターンがもっと気軽に交流し、互いに学び合える機会を増やしたいという意見も多く見られました。
4.業務課題(全社的な業務プロセスの標準化)
勤怠や経費精算といった社内ルールは存在するものの、その運用方法が個人の解釈に委ねられている部分もありました。ここから組織の規模を拡大していくにあたり、全社で統一されたプロセスにすることで、よりスムーズで公平な運用を定着させようという提案がありました。
◼︎アプローチ
2週目のテーマは「なぜ、その課題が起きているのか?」という要因の分析です。1週目で出た課題の中から、特に多くのチームから挙がった「組織としての仕組み」や「ルールの浸透度」といった点について、チームをシャッフルしてさらに深掘りしていきました。
◼︎アウトプット
議論を通じて見えてきたのは、一見すると当たり前だが、日々の業務の中で私たちが見過ごしがちになっていた根本的な要因でした。それを全員で「確かに、これが原因だね」と共有できたことは、このワークショップの大きな発見でした。
要因1:それぞれの「当たり前」に生まれていた、小さなズレ
創業期からいるメンバーにとっては当たり前のルールや仕事の進め方が、新しく加わったメンバーには十分に共有しきれていない。会社の成長に伴い、これまで「言わなくてもわかる」で済んでいたことが、機能しづらくなっていました。
要因2:柔軟な役割分担による「役割や責任範囲の曖昧さ」
「自分の仕事はここまで」と線を引かず、チームで柔軟に助け合うカルチャーは私たちの強みです。ただその一方で、最終的な責任の所在が少し曖昧になり、かえってスピードが落ちてしまう場面も出てきていました。この強みを活かしつつ、どう責任を明確にしていくかが次の課題だと気づくことができました。
これらの要因から、私たちの強みである「自由」や「裁量」を活かしながら、みんなが安心して走れるように、最低限の共通の指針(ガイドライン)を持つことが必要だ、という結論に至りました。
◼︎アプローチ
いよいよ最終週!
ここでのゴールは、「明日から何をすべきか」という具体的なアクションプランを決めることです。単なる提案で終わらせず、プロジェクトとして動かすことを前提に、全員で知恵を絞りました。
◼︎アウトプット
実際に取り組むことが決まったプロジェクトについて簡単にご紹介します。
・社内ルールブック作成プロジェクト
これは、勤怠や経理に加えて、情報共有の仕方までを網羅した「SalesXの歩き方」のようなマニュアルを作成するプロジェクトです。それぞれの「当たり前」に生まれていたズレをなくし、特に新しく加わったメンバーが安心して業務に取り組める土台を作ることを狙いとしています。
・チーム制の導入
これまでSalesXでは、一人ひとりが自分の担当案件に高い当事者意識を持って向き合うことで、スピーディーに成果を出してきました。この個々の強さを、さらに組織全体の力へと昇華させるための施策がこの「チーム制」です。全メンバーを複数のチームに分け、チームでの目標を追うことで、自然と助け合い、部署を越えた連携が生まれる文化を醸成。個の力を尊重しつつ、チームとしての相乗効果を生み出すことを目指しています。
・大臣制度の導入
「清掃大臣」「勤怠大臣」など、これまで責任の所在が曖昧になりがちだった社内の役割に対して担当者を任命します。様々な役割を持ち回り制にすることで、全員が何かしらの形で組織運営に関わり、「誰かがやってくれる」ではなく、会社を「自分ごと」として捉える当事者意識をさらに高めることが目的です。
・全社朝会の実施
毎日決まった時間に短時間で集まり、部署間の連携をスムーズにするための施策です。日々の情報共有を密にすることで、認識のズレが生まれるのを防ぎ、組織全体の一体感を高めていきます。
◼︎生まれた成果
この3週間の最大の成果は、具体的なアクションプランが生まれたことです。これまで多くのメンバーは、自ら課題を見つけプロジェクトを動かす経験がありませんでしたが、今回初めて「どうすれば組織が良くなるか」を自分たちの頭で考え、形にするプロセスを経験しました。まさに、組織が大きく変わるための最初の一石を投じることができたと感じています。
◼︎参加メンバーからの声
ワークショップ後、あるメンバーから「チームで決めた内容を、いつまでに固めて発表しましょうか?」と自発的な相談がありました。誰かの指示を待つのではなく、自分ごととしてプロジェクトを推進しようとする意識が芽生えた証拠です。また、社員からは「インターン生にこんなファシリテーション能力があったとは!」と、普段の業務だけでは見えなかった個々の潜在能力を発見する機会になったという声も上がっています。
今回のジョブセッションは、各メンバーが感じる課題感を共有し、認識を揃えた上で改善プロジェクトを始動させられたという大きな成功体験となりました。今後も、こうした全員参加型のディスカッションを通じて、組織をアップデートし続けていきます!
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