「健全な建築業界」って?設計施工チームのふたりが見つけた絶妙なバランス | その他の記事 | toolbox
TOOLBOXで働く個性豊かなメンバーが、どのような想いで仕事と向き合い、どんな未来を描いているのかをインタビュー形式でお届けします。
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TOOLBOXでは、時々交換留学という名の研修を行なっています。具体的には関わりの深い企業とスタッフ同士を入れ替えてそれぞれの会社で3ヶ月間研修をする制度です。今回は、TOOLBOXのプロリストにも登録されている株式会社ルーヴィスと7年ぶりに交換留学が行われました。
前編に引き続き、ルーヴィスから来た松本が、交換留学を通して感じたTOOLBOXの魅力を紐解いていきます。交換留学とはどんなことをやるのかは前編をご覧いただければと思います。
早速ですが、TOOLBOXで働くメンバーが普段どのようなスケジュールで過ごしているのか、後編でもお届けしていきます!
後編では、施工チームから2022年に入社した徳山さんと、商品企画・開発を行うMDチームから2016年に入社した椎野さんに登場していただきます。
はじめに、徳山さんのスケジュールから。施工チームは現場が着工している時とそれ以外では動きが異なるため、それぞれの1週間を比較してみたいと思います。
まずこちら↑が、現場が着工している時の1週間!
続いて、普段の1週間!
こうして比較してみると、仕事の始まる時間や業務内容がかなり違うのが分かります。人によって異なりますが、1年のうち3分の1程度現場が動いているそうです。
現場Aと現場B、2つの現場が同時並行で動いています。現場の工事時期は、自分で調整し組んでいきますが、どうしても無理な時は仲間に相談して調整してもらうことも。
キッチンにある腰壁のお化粧の仕方をスタディする徳山さん!
現場Aは、仕上げの段階まできています。一方、現場Bは工事が着工したばかり!
着工初日は、職人さんが直ぐに作業を開始できるように掃除をしたり、翌日から始まる解体工事に向けて準備をします。現場が着工して最初の解体作業は、解体しないとわからない部分もあるので、現場で直ぐに対応できるよう待機します!現場にいる時はパソコン作業はほぼできないので、現場と現場の合間や終わってからが事務作業。
1週間が終わり、休日に向かう先は大阪!
2023年にTOOLBOXでは、目白に続き大阪ショールームをオープンしました。この週は大阪ショールームのオープンも重なっていたので、オープンに立ち会うため前日から大阪へ。ついでに関西に実家があるので帰省します。そしてオープン当日!お客さんが沢山で熱気がムンムン。来場されたお客様が楽しんでいる様子を直接見れた徳山さん。
続いて、現場が動いていない時はどのように過ごしているのでしょうか。
次の現場に向けて提案資料を作成したり、施工チームが担当した事例をuser’s reoport記事にしていきます。毎週水曜日の施工定例会では、お互いの進捗を伝え合い、他プロジェクトもコミュニケーションを取りながら進めていきます。提案資料ではMDチームに商品について詳細を聞いたり、コラムを書いている時はPRチームに添削してもらうなど他チームと連携して業務をこなしていくことも。
現場が動いている1週間は、表からもなんとなく伝わる緊張感がありました...!
現場が着工すると、朝も早く生活リズムが変わることもあり自然と体が切り替わるそうです。自分以外の人が多く関わるので気合いも入ります。その点、現場が動いていない時は、自分のペースで仕事ができます。
今回、施工チームの働き方を紹介してくれた徳山さんは、過去に施工チームについてもインタビューに答えてくれています。
最後に紹介するのは、MD(商品企画・開発)チームの椎野さんです。
椎野さんは、TOOLBOXスタッフの中でも出張が多く、ご紹介する週もかなり面白い週になっています。早速、曜日ごとに見てみましょう!
午前中は、事務作業と高岡伝統作業青年会・会長の羽田さん(左)とミーティング。午後からはオフィスに出社し、商品開発会議に出ます。来年出す商品を決める、大事な会議。沢山の候補の中から、悩みつつも和気藹々と話し合います。
他のチームでもあるように、MDチームでも毎週会議を行い、日頃の業務の進捗や相談をします。この日行われる、Rグループ全体の総合定例会の運営メンバーでもある椎野さん。会議後は会場の準備に取り掛かります!実は羽田さんは、総合定例会でゲストとして講演をしてくれることになっていて、昨日はそのための打ち合わせをしていたようです。私も総合定例会に参加したのですが、ゲストによるアツい話が繰り広げられ、刺激的ないい機会でした。
水曜日はオフィスデー!午前中に、韓国の事業者さんとオンライン会議。韓国の設計事務所が、集合住宅にtoolbox商品を導入したいとのことで、問題点や懸念されることを確認しました。
オンライン会議後は、目白にある行きつけのパン屋さんでお昼休憩!午後からは開発中商品の資料作成・作図に取り掛かります。夕方、これから共同で商品開発を行う取引先のショールームを訪問し、帰宅。
この日は、月に2度ある全社定例。会社全体の会議でリリースが近づく新商品の情報などを共有します。
午後は、開発中の新レンジフードの進捗確認するため、オンラインでレンジフード会社とミーティング。そして、翌日の出張の打ち合わせ資料を作成し、出張準備完了!翌日、早朝に出発するので、早めに帰宅しました。
出張当日、大分へ飛び立ちます!午前中は、いつもお世話になっている大分の取引先へご挨拶に。昼食を済ませ、九州在住のカメラマンの方に依頼して新商品の撮影を行います。何度も依頼しているので、撮影はスムーズに進みました。
撮影後、取引先と打ち合わせ。新商品の話だけではなく、販売中の商品をより良くできないかも含めて様々な話をします。遠方の取引先だと面と向かって話せる機会は限られているので大事なコミュニケーションの時間。
土曜日ということでプチ観光!近くの海と全国に4万社あまりある八幡様の総本宮である宇佐神宮を満喫し東京に戻ります。
空港からそのままの足で向かった先は、元職場主催のタコスイベント!元上司と再会し、美味しいタコスを食べながら昔話を楽しみます。
日曜日は、スーパー銭湯でのんびり過ごし1週間を終えた椎野さんでした。
最後に、椎野さんからも就活生に向けてメッセージをいただきました!
TOOLBOXの仕事では様々な人と物に出会います。かっこいい職人さんに出会ったり、新しい材料に出会ったり。そういった、まだ見たことのない建築の可能性を広げるような出会いは私にとって大きな喜びとやりがいです。早くたくさんの人に紹介したい!家づくりに使ってもらいたい!と仕事のエネルギーが湧いてきます。建築や家づくりを仕事にする場合、様々な職種がありますが、そんな宝探しのような建築の仕事があるのはTOOLBOXならではかもしれません。
今回4人のスタッフの方に協力していただき働く様子をお届けしました。
4人とも部署は違えど良いものをお客様に届けるために全力で日々奮闘する中で、スタッフ自身も楽しんでいるのがとても印象的でした。
今回は部署ごとに紹介しましたが、TOOLBOXで働く一人一人にそれぞれの暮らしと働き方があります。多様な働き方に対応しているTOOLBOXならではの魅力ですね。
2024年にソウル・江南にtoolboxのポップアップスペースがオープンしたことが個人の働きから実現したように、時に偶発性の中に面白さが生まれることも.....。韓国のポップアップ開催に至るまでの詳しい経緯はこちらの記事から
スタッフ個人の自分らしさが尊重され「自分らしい」の輪が広がり循環することで、新しい商品やコンテンツが日々出来上がっていくのを強く感じる3ヶ月間でした。
この研修を通して、様々な働き方や考え方に触れ、自分自身が面白いと思うことは何なのか?に向き合うことが多かったように感じます。研修は終了しましたが、「自分らしい」仕事の仕方とは何か模索し続けると同時に、ワクワクするような空間を届けられるようアンテナを張り続けたいです。