こんにちは。AIQVE ONE 広報の川田です。
今回は、25卒 新入社員研修の「ポータブルスキル」についてお伝えしていきます。
ポータブルスキルをどのように学ぶかをまとめました。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
ポータブルスキル研修 概要
研修1日目|自己紹介と今後に向けて
研修2日目|社会人としての姿勢と意識
研修3日目|アイデアと伝達力について
研修4日目|先輩の経験と思考と自分について
研修5日目|手順の可視化
研修5日間のまとめ
「ポータブルスキル研修」を終えて
ポータブルスキル研修 概要
ポータブルスキルとは職種の専門性ではなく業務遂行上のスキルであり、どんな環境でも活かすことができる能力です。学生から社会人になり今後一緒に働くメンバーやお客様から信頼を得られるように、自分で気づき・学び・成長する必要があります。ポータブルスキル研修では、5日にわたって社会人意識や取り組む意欲についてを学びました。
研修1日目|自己紹介と今後に向けて
まずは「 学生と社会人の違い」「取り組む意欲」「姿勢などの意識しなければならないこと」など、 IT業界やゲーム業界に関わらず社会人として必要なスキルについて学びました。入社1日目ということもあり、新卒メンバー全員で3分ほどの自己紹介を行いました。 そして、 AIQVE ONEとは切り離せないゲームの歴史について勉強し、ハラスメントの定義や影響・対策を動画で学びました。
その後は、営業企画本部とQA本部の本部長講話を聴き、AIQVE ONEの内部組織と各部の仕事について理解を深めました。 また、社内外の人に伝える力やプレゼン発表時のまとめる力などを養う目的として、3分ライトニングトークを1日3人ずつ行いました。
※ライトニングトークは、短時間で要点を伝えるプレゼンテーション手法です。短い持ち時間で簡潔でインパクトのあるメッセージが求められ、アイデア発表や進捗報告などの多様な場面で活用されています。
研修2日目|社会人としての姿勢と意識
2日目は情報セキュリティについて学びました。新型コロナウイルスの影響でリモートでの仕事が増えたことにより、国として総務省から「テレワークセキュリティガイドライン 第5版」が作成されるほどセキュリティ対策についての強化が促されています。業種や業界関係なく情報の取り扱いや安全な状態を維持するための対策について学び、常に危機感を持った姿勢でいることの重要性に触れました。
その後は、コンプライアンスとビジネスマナーについて研修を受けました。現代のコンプライアンスは法令遵守を超え、社会規範や企業倫理を含む広範な概念へ進化しています。多様な利害関係者との良好な関係が不可欠であり、違反は解雇や信用失墜に繋がることを知りました。ハラスメントは多様な形態になっており、指導とパワハラの線引きを理解し、相手への配慮が重要となります。悪意がなくともストレスを与えうる点を認識し、健全な職場環境が企業の持続的成長と信頼の基盤となることを学びました。
社会人としての自覚を持ち、学生との違いについてビジネスマナー研修を受講し学びました。基本でありながら疎かにしがちな「挨拶」「自己紹介」「お辞儀」の大切さを再実感しました。「主体的な行動」「多様な関係構築」「時間管理」「TPOに合わせた身だしなみ」「丁寧な言葉遣い」を意識することが重要です。報連相、上座下座、名刺交換、ビジネスメール・チャットの基本を再認識し、今後の仕事における社会人としての在り方について勉強しました。
研修3日目|アイデアと伝達力について
3日目はマインドマップを利用したブレインストーミングを行いました。ブレインストーミングは、チーム・個人でアイデアを出し合ったり、複雑な課題・問題を可視化するのに有効な手段です。これを使って、まずは個人で自己紹介をした後に「社員旅行の計画」のグループワークを行いました。
そして、今後の業務で求められる言語化や伝える力、説明するスキルのビジネス文書について研修を受けました。正確で簡潔な言語化が重要であり、説明や伝達スキルが求められます。「結論→理由→具体例→要点」の順で伝えるPREP法や「概要→詳細→要約」の順で伝えるSDS法について触れ、読み手を意識した記述を心がけることを学びました。曖昧な表現を避け、具体例や数字で説得力を高め、何度も読み返し、修正を重ねることで客観性や論理性を追求することの大切さを再認識しました。
また、エンタメソリューション本部 本部長講話では、部内の業務内容や興味の重要性、興味の幅を広げることの意義さについて改めて考えさせられるお話を聴くことができました。
研修4日目|先輩の経験と思考と自分について
4日目は先輩講話とポジティブシンキングの研修を受けました。先輩講話では、大阪拠点配属のエンタメQA 部リーダー兼テスターの先輩から実際のお仕事についてお話を聴きました。資料の少ないレトロゲーム復刻テストを担当し、困難に直面しても顧客との連携を大切にしていたことを知り、現場の雰囲気がイメージしやすくなりました。「挨拶、笑顔、毎日出勤」と先輩からのメッセージや助言をいただきました。
参考事例:資料がないレトロゲームでも、安心して任せられた。共に壁を乗り越えてくれる存在 | AIQVE ONE株式会社(アイキューブワン)
ポジティブシンキングでは、ポジティブな思考とネガティブな思考のバランスや双方の特徴について学びました。ポジティブシンキングは肯定的思考であり、都合の悪いことを無視して反省のない前向きは自己過信を招きます。一方、ネガティブシンキングは不安から慎重さを生む利点もあることを学びました。ポジティブ3:ネガティブ1の割合を兼ね備えた人は人生の幸福度や充実度が高くなることを知りました。
そして、ロジカルシンキングとキャリアデザイン、メンタルケアについて研修を受けました。ロジカルシンキングとは、論理に基づいた客観的に道筋を立てて物事を考えることです。メリットとして、分析力や問題解決力、提案力などの向上が挙げられます。
キャリアデザインでは、グループディスカッションも交えて、自分自身が主体性をもって計画し、実行していくことについて学びました。自分が、「どうありたいか」「何をしたいか」「どうなりたいか」を考え人生曲線を作成し、グループ内で過去・現在・未来について話し合うことで今後のキャリアについて意識することができました。
メンタルケアでは、「良いストレス」と「悪いストレス」について学びながら、自分の社会的タイプを確認しました。ソーシャルスタイル診断で自身のタイプや特徴を理解し、自分がどんなことにストレスを感じやすいかを知ることは、自己理解やストレス解消法を身に着けるための要素です。
研修5日目|手順の可視化
ポータブルスキル研修最終日は、アルゴリズムについて1日かけて勉強しました。アルゴリズムは問題解決の手順を言語化・図表化する考えです。そしてITの分野でアルゴリズムは、プログラム/システムの設計図と捉えられています。図で表現するフローチャートによって手順が可視化され、流れ確認がしやすくなります。例えば、下の画像のように自動販売機がお金を受け取ってジュースを出す仕組みを図で表現することもできます。テスト設計で手順が漏れなく全体を捉えながらテストされているかを説明するのに活用されています。
研修5日間のまとめ
5日間のポータブルスキル研修では多くのことを学びました。情報セキュリティの重要性やビジネスマナーの基本など、社会人としての意識を高める内容でした。ポータブルスキルは業種や専門性に関わらず重要であることや、自分自身を理解することで今後の仕事のプラスに繋がることを研修を通して感じることができました。
「ポータブルスキル研修」を終えて
新卒として入社し、学生気分から社会人として意識を切り替える5日間だと感じました。「社会人とは何か?」「仕事をしていく上での重要なこと」をポータブルスキル研修で学ぶことができました。また、ビジネスマナーや情報セキュリティなど、知っていたけど奥が深かったと思うことが多くありました。学生として一人での行動が多かった今までから、会社という仲間と一緒に仕事していくうえで気を付けるべきことなど、基礎を勉強し研修後の業務に備えるスタートラインに立てたと思います。
次回は、「AI駆動開発研修」の記事を投稿します。ぜひ、そちらもご覧ください。