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【社員インタビューVol.11】人への想いとバランスを重視して進めるIPO準備 #コーポレート

こんにちは、ドクターメイトのアオパンです!
ドクターメイトは、いつでも介護関係者のそばに医療がある安心をお届けするため、日中医療相談夜間のオンコール代行サービスのほか、介護スタッフ向けの教育支援ツールを提供している会社です。

今回ご紹介するのは、過去に取締役や監査役を務めた経験があり、複数社の上場支援をしてきたプロフェッショナル! コーポレートデザイングループのグループオーナー、河野 文男さんです。

いつも穏やかで柔らかな物腰の河野さんですが、若いころはちょっと雰囲気が違った様子。これまでのキャリアや、今の仕事について聞いてみました。

スケボー好きが選んだ、監査法人キャリア

学生時代はどんなふうに過ごしていましたか?

千葉県八千代市という、都心から電車で1時間くらいの住宅地で生まれ育ちました。コンビニで売っているロックアイスを作っている会社が地元にあるくらい、水が綺麗な土地です。

そこには有名なサーフショップがあって、サーフィングッズはもちろん、服とかかっこいい小物も売ってるんですね。中学生くらいになると、そこに買い物に行くようになるわけです。

当然、サーフボードは10万円くらいするので手が届かない。でも、お店に置いてあったスケボーなら買えるなって思って、スケーターになりました。

家の近くには結構大きなスケボースポットもあって、平日でもたくさんの人が集まっていたんです。当時はスケートボードをやっている同年代の友達が多かったので、みんなで技を競い合って楽しんでいました。

大学卒業後のキャリアは?

大学時代にほとんど勉強をしていなかったこともあり「やっぱり自分で武器を持たないとダメだ、資格を取ろう」と思って、卒業後に予備校に行きました。

何をしたいのか自分でもわからなかったので、資格取得後の選択肢が広くて、かつ早めに取れる資格、というので目をつけたのが「会計士」。ある本に「7ヶ月で合格!」って書いてあったので、1年以内なら悪くないなと思って入学したのですが、1年経っても到底無理で(笑)。「嘘じゃん!」って悲鳴をあげてましたね。

でも勉強仲間に恵まれたことで勉強する習慣もついて、おかげさまで2回目で会計士2次試験に合格することができました。会計士試験に受かると多くの人は監査法人に行くので、自分も監査法人に行くぞ、ということでまずは監査の仕事に就いたんです。監査法人では9年間働きました。

監査法人に入って最初の案件では、実態調査のレポートを読んで、ひたすら誤字誤植がないか確認したり、根拠資料を紐付けしたりしていて。ベテラン会計士が作ったレポートをしっかり読んで、会社の実態調査や指摘ポイントを知ることができた経験はすごく良かったなと思いますね。

監査法人9年のキャリアから事業会社へ転職した理由は?

監査法人の仕事は「監査業務」と「非監査業務」に分けられるんですが、自分がメインにやっていたのは監査業務で、決算書などを見て、売上や利益が正しいかチェックしていたんですね。でも、非監査業務であるコンサルティングをメインにやりたいなと思ったのがきっかけでした。

監査法人の後に転職したコンサルティング会社では、IPO準備をされている会社の上場支援業務に携わっていました。

コンサルタントとしての立場で上場支援に携わっているうちに、事業会社で当事者として、上場とその後継続的な事業成長に携わっていきたいと思い、事業会社への転職を考えるようになりました。

事業も管理もバランスよく成長させる

ドクターメイトとの出会いは?

出会いはエージェントさん経由ですね。実はコンサルをやっていたときに、特に事業から「業界・顧客に対する思いやり」を感じたのがヘルスケアの会社で。ヘルスケアの会社に行きたいとオーダーをしていた中で、紹介していただいた会社のうちのひとつが、ドクターメイトです。

姉が看護師をしていたり、母親の介護を経験したこともあって、ドクターメイトの事業内容や目指している方向性にはとても共感しました。睡眠が十分に取れないなど介護の大変さもわかっていたし、姉から夜勤の話も聞いて、そこを少しでも楽にできるのならばいい事業だなと。

面談や面接に進んだら、みなさん本当に話していて楽しくて。「人を大事にする」「顧客を大事にする」という発言も繰り返し聞けましたし、他社と比較しても一番雰囲気がよいと感じました。やっていることとやりたいことが一致していていいなあと思ったのが、入社の動機です。

今はどんなお仕事をしていますか?

コーポレートデザイングループで、予実管理をしたり中期計画を作ったりしています。6月からグループオーナーの役割も拝命したので、グループ全体を見るような形ですかね。

あとはIPO準備。財務経理のばしこさんや、情シスの吉成さんなどと連携しながら進めています。

規定やマニュアルを担当することも多いです。法務のやまちゃんと一緒にルールを作り、しっかりとみんなに運用してもらえるように人事労務のあづみさんや経営企画の熊野さんと工夫しながら周知しています。

働くうえで大事にしていることは?

バランス、でしょうか。

IPOに向けてやることはたくさんありますが、なんでも早くからやればいいというものではないと思っています。コーポレートだけが先に強くなってしまうと手続きが煩雑になったり、意思決定が遅くなったりする懸念がありますから。

事業を進めるメンバーの負担にならないように、事業や組織の成長に合わせ、時期を見てバランスよく管理も整えていきたいと考えています。すぐにできるとしても、遅らせていいことは遅らせるという判断をしています。

上場までに何をしなきゃいけないか、それにどのくらい時間がかかるのか、という目算はついています。今までの知見が活かせる領域なので、しっかりやり切れば一番自分が役に立てる仕事だと感じています。それがやりがいでもありますね。

あとは自社の理解をしなくては、と思っています。自社サービスや介護施設の現場について十分に語れないことが課題だなと思っていて、それがわかってないと事業サイドのメンバーとの前提知識が違ってしまう。同じノリで会話できない人が予算とか作って大丈夫なのか? と思うんですよね。

それで、お客様の介護施設を見学させていただいたり、介護スタッフ向け教育支援ツール「Dスタ」で講座視聴したりと勉強中です。介護や医療の知識を学べるのはすごく新鮮で、引き続き情報収集して知識を補っていきたいです。

将来はひっそりと喫茶店をやりたい

そのほか、今後やっていきたいことは?

まずは短期的に、3年後を目標にしてしっかりとIPOに向けての体制を整えていきたいです。IPOのためには当然、利益も上がっている必要があります。自分は実際にプロダクトを売る人間ではありませんが、みなさんが動きやすいようなサポートをしたいです。

例えば、意思決定に必要な情報を遅滞なくお伝えする。精度の高い予実データがしっかり上がってくる状況になれば会社の状況がしっかり分かりますよね。そうすると見通しを立てやすくなり、意思決定や承認がしやすい状態になります。素早く正確な数字の共有と同時に、レイヤーごとに漏れがないよう工夫した情報共有をしていきたいと思っています。

その先では……。なんとなくの憧れですが、喫茶店のマスターをやりたいですねぇ。お客さんは少なくていいです。クラシックな調度品や什器を揃えた、静かで薄暗い喫茶店。本当にひっそりとこだわりの音楽の音楽を流したりして。

そういう趣味みたいなやりたいことを、やろうと思ったら気軽にできる自分や環境を作っていけたら楽しいなと思います。

最後に、読んでくださった方へメッセージをどうぞ!

やはり大事なのは、事業への「想い」と、MVVへの共感だと思います。そこの軸があれば、頑張ることが苦にならないんじゃないかと思うんです。

本当にメンバーのみなさんの雰囲気がいいと思いますし、楽しく働ける職場です。介護や看護の現場をサポートすることに価値を感じる方は、ぜひ当社にいらしてください。

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