Poshに入社して、気がつけばもう3年が経とうとしています。
大学では文学を専攻し、動画編集は趣味程度。
業界未経験の私が、この編集の仕事に携わり続けられたのは幸運であり、努力の結果でもあります。
とはいえ、「1年目からどれだけ成長した?」と聞かれると、少し胸が痛くなるのも事実です。
なぜなら、自分が想像していたほどの成長を実感できていないからです。
理想と現実の成長曲線
入社当初、私は理想的な成長曲線を描いていました。
最新の機材、経験豊富な先輩方、豊富な案件──
これだけの恵まれた環境があるのだから、順調にスキルアップできるだろうと。
3年後には、ほとんどの編集作業を難なくこなせる自分を思い描いていました。
しかし現実はこうです。
初めの頃こそ新しい知識を吸収し、目に見えるスピードで成長していきましたが
その後は一歩一歩地道に学び続ける日々が続いています。
現在の私は、その「地道な努力」の真っ只中にいます。
急成長を遂げる未来を信じて、ひとつひとつ経験を積み重ねています。
成長の主観と他者の評価
そんな自分の歩みに焦りを感じていた時、上司から言われた一言に驚かされました。
「入社当時と比べると、すごく成長しているね。」
これがどういう意味か考えてみました。
もちろん、入社時の自分があまりに未熟だった可能性もありますが
それ以上に、成長の「基準」が自分の中でどんどん高くなっていることが
関係しているのではないでしょうか。
映像制作の世界には、自分を圧倒するようなスキルを持った人がたくさんいます。
その中で自分も肩を並べたいと願うほど、求めるレベルは上がり続けます。
そして、その高い基準に達しない限り、成長を実感できなくなっているのかもしれません。
成長は他者の目に宿る
この経験を通じて、私は気づきました。
「自分の成長は、自分の目では測りづらい」ということです。
他者の視点や評価を通じて、自分の進歩に気づけることがあります。
だからこそ、焦る気持ちや不安に負けず、目の前の課題に向き合い続けたいと思います。
いつか振り返った時、積み重ねた努力が確かな成長となっていると信じて。