2度の売却を経て“新生クラブネッツ”へ。腹を括って決意した代表取締役の道

こんにちは！クラブネッツ広報の並木です。
本日は、代表取締役CEOの冨安社長にインタビューをしてまいりました。

ベンチャーマインドが高い方やこの先大きなことを成し遂げたい方はぜひ最後までご覧ください。

これまでのご経歴とクラブネッツをMBOしたきっかけを教えてください。

学生時代のラウンドワンのアルバイトをきっかけに、現ラウンドワン代表の杉野社長（当時バイトの店長）に誘われ、1994年にラウンドワンに入社しました。
これがクラブネッツとの出会いになります。

4年後ラウンドワン上場のタイミングで100%子会社のクラブネッツが誕生。
実は私が代表に就任する前に、クラブネッツは二度の売却をしているんです。

1度目は現在の根幹事業でもある地域共通ポイントカードの経営がうまくいかず売却。
この時、売却先の社長にスカウトされ、取締役として就任しました。事業のビジネスモデル自体はとても良かったのですが、マネタイズが悪く収益が伸びなかったんです。ほとんど無料でサービスをお店に提供していました（笑）

2度目は経営母体の経営悪化により当時ヘラクレスに株式上場している企業に売却。この時に売却先の社長にクラブネッツの社長を命じられ、社長に就任しました。

実は１度目の売却が決まった時にラウンドワンに戻る予定でしたが、残された時間、サービスのヒアリングも込めて全国の加盟店を訪問した際に、お客様からお叱りの言葉や期待のお言葉をたくさんいただいたんです。その一つ一つの言葉にとても重みがあり、『クラブネッツってすごく期待されているんだ』と再認識させられました。
売却先の取締役になることを断り続けていましたが、最終的には「人」がきっかけで腹をくくり、2004年に代表取締役に就任しました。

元々は取締役や社長になりたい気持ちは一切ありませんでしたが、私が代表になる決意をしたのは、誰かが本気で経営しないと会社が潰れ、社員が路頭に迷い、今までお付き合い頂いた加盟店や会員様、お取引先に迷惑がかかると思ったからです。
その時はあまりポジティブに捉えられませんでしたが、今は岐路に立った時困難な道を選んだことは良かったと思っています。

クラブネッツが誕生したきっかけを教えてください

1998年にラウンドワンが株式上場を果たし、翌年の1999年、国内にインターネットが普及するタイミングにラウンドワン100％子会社のクラブネッツが誕生しました。

1番初めにスタートさせた事業が共通ポイントカードビジネスでした。
ラウンドワンでポイントカードを扱っていましたが、ボウリングなんて年に1,2回しか来ないため、使う機会がなかったり、使う機会が減るとカードを紛失したりなど、発行しても意味のないポイントカードとなっていました。

ある日お客様にアンケートをとると、財布の中に平均10枚のポイントカードを所持していることに気づき、『複数のポイントカード達を1枚に集約したら便利なのでは？』と思ったことをきっかけに始めたサービスが、弊社のメイン事業「地域共通のCNポイント」です。

そこから地域の店舗や生活者に貢献できるサービスを作りたいという想いから、今ではガス・教育・介護など様々な領域の事業を展開しています。

クラブネッツってどんな会社ですか。

「新しいこと」「面白いこと」にチャレンジしていくベンチャー精神を持った会社だと思います。

私たちは事業を1つに絞らず、ニーズが高いものは積極的に取り入れています。
最近で言うと、過疎化や高齢化、若者の労働力不足で介護業界のニーズが高くなり、新規事業として展開させました。
また、以前と比べて金銭的余裕もありお金をかけたチャレンジもできるようになりました。そのためベンチャーでどんどん成長したい！挑戦したい！裁量権大きく働きたい！という方はとても弊社の環境に合うと思います。

弊社はボトムアップ制度を採用しているため年齢ではなく完全実力で評価しています。
昇進する人はどんどん昇進し、早いメンバーは数年のうちに次長や部長になっていますね。

どんな人と働きたいですか？

素直、誠実、一生懸命に努力をする、約束を守るといった、人として大切な普遍的な価値観を持っている方です。

もちろん、能力があるに越したことはありませんが、まずは人として『真っ当さ』を持っているかが一番大事です。人として真っ当な方は、仕事に対しても真摯に取り組むため、人柄重視の採用は自然とポテンシャルの高い方が集まるんですよね。
そのため弊社のメンバーは本当に人がよく、どこの会社にも自信を持って紹介できる人ばかりです。

『真っ当さ』は私の信念でもあり、これからも大切にしたい価値観です。