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企業サイト運用チームのお仕事で大事にしていること

Photo by Taras Shypka on Unsplash

こんにちは!デジタルスケープの白石です。
私は現在某メーカーさんのWebチームでディレクターとしてお仕事をしています。これまでに企業サイトの運用チームでディレクターとして働いてきた経験から、気づいたことや感じたこと、大事にしていることについてお話ししたいと思います。

大手企業のサイト運用チームってどんな感じ?

大手企業のサイト運用には専属チームが存在する場合があり、大きいチームだと10人以上になることもあります。

企業サイトは一定のクオリティを保った運用が求められます。そのためデザインやマークアップに関して運用ガイドラインが決められており、運用チームはそれに沿って更新を担当することが多いです。
複数人で様々な依頼に対応するため、更新作業にはCMSが使われることもあり、誰がいつどのファイルを更新したかわかるようになっています。本番サーバーとテストサーバーが用意され、まずテストサーバー上で実際に公開したい内容を構築します。動作や内容に問題がないことをしっかりテストし、企業のご担当者様から公開OKの承認が下りたら、本番サーバーへの反映が行われます。

サイトはお客様の大事な資産。それを預かる運用チームは「お客様の資産を守り、常にベストな状態に保つ」という意識が必要だと思います。

クライアントの社内に常駐するというワークスタイル

私の場合は、クライアントの社内に常駐して運用業務に携わることが多いです。常駐というワークスタイルを敬遠される方もいるかもしれませんが、私個人としては「Webという切り口で様々な企業を渡り歩くことのできる、面白いワークスタイル」だと思っています。ゆく先々でクライアント企業の社員さんと一緒になって働くことで、一時的にその企業に就職したような感覚も味わえたりします。

いつの間にか商品に詳しくなり、簡単なセールストークができてしまう
最初のうちは商品に対する理解が浅いですが、毎日サイトを見たり、担当の方々と話しているとどんどん理解が深まります。ついにはクライアントからのワイヤーフレームを見て、「あれ?この説明のしかただと情報の粒度が違うかも。もっとこうしたほうがわかりやすいかな…」なんて思い、修正提案することも。いつのまにか何も見なくても商品のセールスポイントを説明できるようになったりもします。

常駐先の社員さんたちと一緒にリニューアルプロジェクト参加
企業サイトが大きくリニューアルするのは数年に一度ですが、たまたまそれに遭遇すると裏側を体験できます。リニューアルに向けて段階的にさまざまな準備が行われます。本番反映当日は多くの人が予定どおりに担当タスクを進め、DNS切り替えを待ちます。「もうすぐ新しいサイトをお客様に見せられるぞ!」と思いつつ、「動作確認漏れはないはずなんだけど、何か見落としてるところないよな…」なんて思いがフッとよぎったり。ワクワクとドキドキが入り混じる時間を過ごし、リニューアル作業完了の宣言が出たときの達成感は格別です。

運用チームでの工夫を学べる
予算も時間も人員もすべて潤沢なプロジェクトばかりとは限りません。いずれかが足りなくなることも多く、運用の現場ではみなやりくりをしていると思います。
ある常駐先でのやり方が、次の常駐先で役に立つということもあります。更新作業の手間を減らすためにちょっとしたツールがあったり、ミスを減らすために専用チェックシートがあったり、各社さんで工夫をしています。クライアントと一緒に運用の改善方法を考えていくこともあり、そんなときにいままで経験したことが役に立ったりします。

「ありがとう」と「ごめんなさい」

ディレクターの仕事はデザイナーやマークアップエンジニアをはじめ、様々な人に支えられていると思います。私は「ありがとう」と「ごめんなさい」を率直に伝えることを大事にしています。
迅速で柔軟な対応や、素敵な心遣いのあるデータを用意してくれた人には必ず「ありがとう」を。
私が間違っていた時は余計な言い訳をせず素直に「ごめんなさい」を。
いつでもそれだけは忘れないように仕事をしています。

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