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【システムエンジニア】今こそ「仕事の成果を出す」その本質を伝えたい|Axisヒトモノガタリvol.36

引き続き、勤続20年の大ベテランにこれまでの経験や、
世の中が一変した今だからこそ、感じている「仕事の本質」
さらに、これからシステムエンジニアを目指す若者に
伝えたいことについて話を聞いています。

自らの経験があるからこと、その1つ1つの言葉に
大きな意味を感じ、個人的に学びの時間となった。

システムエンジニア 下川 圭
システム事業部の部長として、各企業で勤務するシステムエンジニアをまとめると同時に、コンサルティングやマネジメントを中心としたプレイングマネージャーの役割も担う。


20年以上様々な場所で築いてきた信頼
大阪でシステム開発からキャリアをスタートした下川はその後、名古屋、大阪、東京などで勤務し、再度大阪で外資系企業のシステム保守やコンサルティングを担当するようになった。その企業では、様々なシステム会社が開発したシステムが各部署で動いており、部門間で動くシステムもあるそうだ。その中で、各部署の担当者に必要な要件を聞き、調整し、必要な機能を考えることや、現実的な部分の提案や機器やベンダーの選定まで担ってきた。世界的な規模の企業で、業務系のシステムのほぼ全てに関われた経験は今でも大きな財産だという。
出向先企業のシステム部門の1人として、開発や保守に関わってきた下川。現在も携わったシステムが各社で稼働している。システム開発から始まった案件の中には、WEBデスク業務までサービス範囲が広がり、ある企業では情報システムチームにまで発展した。開発は1つのシステムを作ることをイメージするが、そのシステムには、他のシステムや機器、人がつながることを下川の話から教わった。「お客様の課題解決には何が必要かを見極める力とそれだけの信頼を得ることが不可欠です」と言う言葉の重みを感じた。

-Axisは「SHIFT THE LOCAL -活きる場所が、広がる未来へ-」を掲げています。働く場所を選ばない価値観が浸透しはじめた今、新しい働き方を実現するために気を付けていることは何ですか?
リモートワークが進む中、下川はどのような働き方であったとしても「成果」が求められると強く感じている。そして、一緒に働く仲間に関しては、今、この状況だからこそ、一人にしないことを大切にしている。
リモートワークで自宅や好きな所で勤務が可能になった今、ある意味、手を抜こうと思えば手を抜くことは容易だ。「着替えない」、「ながら仕事」など、状況は色々あるが、いつでも「仕事の成果を出す」本質を忘れてはいけないと語気を強めた。さらに「仕事の本質を忘れて失敗した場合、成果につながらなかった場合は、そこにきちんと向き合って叱ることが大切だと今こそ痛感します。」と続けた。
システムエンジニアの中でも、出向先で勤務するエンジニアが担当するシステムは、僅かなミスでシステムが停止した場合、お客様に大きな損失をもたらすこともある。だからこそ、「一人ひとりがその意識、認識、危機感を持って業務にあたること、その原因と今後の対策を自分で気づいて、決めることが大切」と下川は考え指導を続けている。

未来のシステムエンジニアに伝えたい「自分発信の“give & take”」
今や人気のIT業。これからシステムエンジニアを目指す若い世代に、下川が伝えたいことを尋ねた。
年々、周りに「何かをしてもらうこと」を期待している人が若い人に多いと感じるようになっているという。「give & take」よく耳にする言葉だが、相手がgiveする(与えてくれる)から、自分もtake(提供する)するのではなく、自分がgiveする(与える)から相手がtake(提供してくれる)してくれるのが「give & take」だと下川は考えている。その意味で「してもって当たり前」をシステム開発部では「良し」としていない。内部、外部問わず、会議などでは「発言」の大切さを伝えている。と同時に、お客様にいただいているお金の大切さも伝えるようにしているそうだ。
技術よりも仕事でのマインドを伝えることに重きを置くようにリーダーとしての意識も変化した。情報化社会の中で育った人たちは常に情報の中にいる。「文字だけが素通りして、実感を得られないのではないか」と下川は感じている。だからこそ、「お客様の投資に対する感謝」、「提供すべき価値=品質」であり、お客様の業務の流れをよくすることに貢献必要だとこれからも伝えていきたいと話していた。

【編集後記】
私が下川に会ったのは入社間もない東京オフィスのとある夕方だった。とても美しい和菓子をいただいたのを覚えている。仕事に対する責任感や厳しさも感じながら、心の熱い人だろうとお土産にと選んだその和菓子の繊細さの中にじんわりと感じていた。それからはチャット越しの仕事が主になったが、的確な指摘や、周りへの気遣いなどアドバイスをいただくこともあり、その経験の数々を聞いて見たいと思っていた。厳しいと感じる一面もあるかもしれないが、その中にある仕事への情熱と人への温かみに触れると、きっとこの人と一緒に仕事がしたいと思えるのだろう。

下川 圭さん
システム事業部
1999年 新卒入社
大阪府出身
システム事業部の部長として、各企業で勤務するシステムエンジニアをまとめながら、システムに関するコンサルティングやマネジメントを中心としたプレイングマネージャーの役割も担っている。

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