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【システムエンジニア】ガテン系からITへ。20年のベテランが語るスキル・知識に勝るもの|Axisヒトモノガタリvol.35

広報桑原が社員のストーリーを紹介するAxisヒトモノガタリ
今回は大阪オフィスのメンバーをまとめる、システム開発部の
リーダーに話を聞いた。
入社20年目大ベテランが率いるチームは部署のほぼ全員が企業に
出向という働き方を実践している。
その中でメンバーをまとめることの難しさや大切にしていることを
中心に話を聞いた。

システムエンジニア 下川 圭
システム事業部の部長として、各企業で勤務するシステムエンジニアをまとめると同時に、コンサルティングやマネジメントを中心としたプレイングマネージャーの役割も担う。

覚悟を決めた高層ビルの屋上。建設業からITの世界へ
入社20年。社内でもトップ5に入るベテランの下川。Axisに入社したきっかけが「面白い」とインタビュー前に小耳に挟み、興味津々だった。
下川は高校卒業後自衛隊、お茶屋さんなど、様々な職種を経験したのち、IT業界に入った。IT業界を志したのは避雷針工事の仕事をしていた頃。建設中の高層ビルの屋上で作業をしながら、ふと「このままの人生でいいのか?」と疑問が浮かんだ。常に命の危険と隣り合わせの仕事、給与は良いが命を考えた時に「一生の仕事ではない、変わろう」と決心した。そこで、興味を抱いたのが当時、成長期にあったIT業だった。情報系の企業で兄が勤務していたことや、パソコンが好きだったこともあり、一念発起してIT系の専門学校に入学。システムエンジニアへの道が始まった。

入学当時、すでに20代後半だった下川。新卒として就職試験に臨むものの、28歳。採用試験は狭き門だった。別のIT企業の採用試験で最終面接の機会を得るも、年齢がネックになり不採用。しかし、その時、その会社の部長とAxisのコーディネーターを兼任していた現在の相談役から「もしよかったら、Axisで働かないか」と声がかかり、鳥取のIT企業「Axis」に入社が決まった。なんとも運命的な出会いだ。

最初に担当したのは運送会社での24時間のシステム保守業務だった。今からは考えられないが、そういう時代だった。ザ・体育会系の文化の強い企業だったこともあり、挨拶や身だしなみ、礼儀などを業務とは別にみっちり叩き込まれた。その経験が今にも活きていると笑った。

共に悩み、共に動く。お客様と二人三脚で作るシステム
出向先勤務を続ける中で、下川は多くの技術やスキルを身につけた。そのスキルを活かす事でお客様の仕事の流れをスムーズに出来た時やお客様に感謝の言葉をいただいた時が「やりがい」だそうだ。さらに、プロジェクトを進める内に、お客様とリスペクトし合えるような関係性で仕事を終えられた時に「いい仕事ができた」と、モチベーションに繋がる瞬間もあるという。他者と協業のプロジェクトで、トラブルが予見される時には、臆せず先方に伝えることが結果的に良いシステム、いい仕事に繋がると実感していると話す言葉の中に、その都度関わった人たちとの姿が浮かぶのを感じていた。
『どんなことがあっても最後には「あなたと仕事ができて良かった」「Axisと仕事ができて良かった」と言っていただける仕事ができれば、最高です。』と穏やかに話してはいたが、そこまでに達するのにはそれだけの経験が必要だ。「苦しいことから逃げないで伝えることも大切」とわかっていても逃げたくなるのもまた人…と、インタビューをしながら心が震えた。

下川は、大阪に限らず、各所で出向勤務を経験してきた。この数年は出向勤務をするシステムエンジニアのリーダーとして、多くのエンジニアをまとめている。そこで、彼らに対して、大切にして欲しいことを尋ねた。すると「高いスキルや豊富な知識を持つこと以上に勤務先のお客様の一員として、どれだけ企業に貢献できているか、仕事のパートナーとして対等な立場で業務ができているか、を大切にして欲しい」と答えが返ってきた。そして、一呼吸おいて「何よりも身体と精神(こころ)を大切に、前向きに働いて欲しい」と、共に働くメンバーに語り掛けるように話していた。

システム開発部のメンバーにインタビューをする中で、出向先には他社のシステムエンジニアも多く出向勤務していると聞き、ライバルの中でAxisの代表として勤務する緊張感も感じることができた。そこで、各企業がAxisを選ぶ理由について尋ねると「やはりAxisの仲間たちの真面目さ、コツコツと1つ1つのことに丁寧に取り組む、仕事への姿勢ですね。」と答えが返ってきた。スキルや知識に限れば、上には上がいる。そこで、勝負をしても難しいと感じることが多いという。そういう意味ではAxisのシステムエンジニアに特出すべきものはないかもしれない。しかし、他社なら断ることも必ず話を聞いて、一緒に解決を目指し、共に悩み、動ける共感力やお客様の一員として二人三脚で動く意識を強く持つことが、信頼につながり、多くの依頼をいただいていると下川は話していた。
まさに同じことを他のシステムエンジニアも大切にしていることとして話していたことが印象的だった。

ー話を聞いた人ー

下川 圭さん
システム事業部
1999年 新卒入社
大阪府出身
システム事業部の部長として、各企業で勤務するシステムエンジニアをまとめながら、システムに関するコンサルティングやマネジメントを中心としたプレイングマネージャーの役割も担っている。

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