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【システムエンジニア】保守の経験を活かして先を見越したシステム開発に挑戦したい|Axisヒトモノガタリvol.34

引き続き、他企業に出向勤務をするシステムエンジニアに、
今後、挑戦してみたいことや保守業務の魅力について
話を聞いています。
入社以来、社内での勤務をした経験がないという社員が

経験してみたいことや、出向先業務の中で意識している
働き方について深掘りして行きます。

岸本 広 システムエンジニア
システムエンジニアとして外資系企業に出向。バックオフィスシステムの保守・運用をメインで担当。出向先企業における社内の業務改善にも従事している。

「ものづくり」が好きだから、いつか開発にもチャレンジしたい
話を聞いていると岸本の朗らかながら、責任の強さを感じる話に、周りとの関係性や出向先での評価の高さを感じた。今の関係性や業務が充実しているとは思いつつ、「もし、部署を変わることができたら、チャレンジしてみたい仕事は?」と質問をしてみた。
戸惑いながら、WEBユニットかソリューション事業本部という返事が返ってきた。岸本はシステムエンジニアとして勤務を続けているが、メイン業務はシステムの保守・運用で、既にあるシステムを修正・改修することが業務。1からシステム開発をした経験がほぼないという。保守・運用と開発では必要な知識もスキルも異なり、そのための勉強も必要になるものの、いつか一からシステムを作ってみたいという。
一昨年、大阪オフィスで勤務していた後輩が、「WEBユニット」に異動になったこと大きいそうだ。その仕事ぶりを間近に見ることはないものの、時折見聞きする彼の働きぶりがイキイキとしていると感じることもあり、WEBユニットにも興味があるという。「どちらの部署がより良いというよりも、ものづくりが好きなのでどちらもやってみたいです。」と話していた。

保守の経験を活かして、長く使っていただけるシステムを提供したい
長く、システムの保守・運用に携わっている岸本に、その経験が開発で活きると考えられる部分について聞いてみた。出向先では他社開発、自社開発と多種多様なシステムの保守・運用に携わる岸本にとって、システムは、作ってリリースして終わりではなく、お客様に長く使っていただくもの。その意味で「お客様に長く使っていただくことを前提に、改修を含め、先を見越したシステム開発に、保守・運用の経験を活かしていきたい。」と話す。実際、自社・他社関係なくシステムの中身に触れることも多く、そこから感じ取れることも多くあるようだ。「もう少し工夫してくれていたら、改修がスムーズにできたな、とか、リリースまでに時間が足りなかったのだろう」と思うような場面もあるという。その経験を開発に活かすこと、それはシステム導入という企業にとって大きな投資に対して不可欠な知識・経験になるのではないだろうかとふと頭をよぎった。

縁の下の力持ちとしての責任が、保守の魅力
「保守」というと少し地味な印象があるが、その仕事の魅力はどこにあるのだろうか。「保守の仕事は開発のように華々しいものではありません。縁の下の力持ちです」と答えてくれた。岸本のように出向先での保守・運用は、お客様のニーズを伺い、テストをして改修するマイナーチェンジが多い。しかし、その1つ1つの作業がトラブルの火種の発見につながる。システムの種類にもよるが、その火種を発見できずに、数時間でもシステムが止まれば、お客様の損害は計り知れない。その意味で、保守業務の責任は大きく、それが魅力の1つでもある。

-Axisは「SHIFT THE LOCAL -活きる場所が、広がる未来へ-」を掲げています。働く場所を選ばない価値観が浸透しはじめた今、新しい働き方を実現するために気を付けていることは何ですか?
新型コロナウィルス感染症拡大の中、外資系企業の動きは早かった。岸本は出向先の指示により、いち早く「テレワーク」を始めた。この1年半、岸本は自宅での勤務を続けている。「テレワーク」によって、コミュニケーションの方法が変化する中で、岸本が大切にしているのは、相手の「人」を想像した「やりとり」だ。顔を合わせて話をしていたことが、メール対応になった。最初はメールのやりとり1つで苦労が多かったという。「単純に文章を書くのではなく、相手を思い浮かべて、その人の知りたいこと、求めている回答を考えて書くようになりました。」と。そのように意識することで、言いたいことだけを言うのではなく、相手の求めていることに返答できるようになり、メールでの齟齬は減ったそうだ。

出向先の部署には、他企業から出向しているメンバーもいる。彼らとはチームであり、ライバル関係にもある。そこで、意識していることについて聞くと、「そこではgive & takeということを意識し、giveを優先しています。」と答えが返ってきた。こちらが積極的に協力することで、困った時には助けてもらえることもあり、情報共有がスムーズにできるようになったという。その連携の輪が広がり、チームとして強くなることが岸本は大事だと考えている。
さらに、全体的なところでは積極的な発言、行動を意識している。お客様に働きやすいシステムを提供していくためにアグレッシブに動いていくことで、Axisの価値を高めていきたいと日々の業務に取組んでいる。

【編集後記】
「出向」という働き方が身近にない社会人人生を歩んできた私にとって、今回のインタビューは楽しみの1つだった。さらに、入社式の拠点紹介の映像で、岸本のことを知った私は、その軽快な口調にどんな話が聞けるのだろうとウキウキしていた。
インタビューは驚きの連続。「入社直後に出向し、社内で働いたことがない」そんなことがあるのか!?という私の驚きに、それも1つの働き方ですよと、落ち着いた様子で笑顔を絶やさない岸本の大らかさが印象的だった。出向先においても、この朗らかな笑顔で周りを受け止めつつ、縁の下の力持ちとして責任を持って保守をしているのだろうと想像がついた。「頼りたくなる」そんな存在なのだろう。

ー話を聞いた人ー
岸本 広さん
システム事業部 2課
2008年 新卒入社
鳥取県出身
システムエンジニアとして外資系企業に出向。バックオフィスで使われるシステムの保守・運用をメインで担当。出向先企業のIT担当者と共に、社内の業務改善に

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