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代表インタビュー Vol.2/イクリエの「組織として目指す方向性、未来の目的地」

人気ゲームなどのコンテンツプロモーションを手がける株式会社イクリエ。創業者であり、代表取締役を務める濵島広平は、2020年6月、新たな企業理念とともに二つのミッションを掲げた。これらの定義は「組織として目指す方向性、未来の目的地」。社員一丸となって同じ方向へ進んでいくための「目的」として設定した。

ミッションの一つ目は「コンテンツアンバサダーとして日本文化を伝え、守る」

業界に長く身を置く濵島は、近年日本のアニメ技術が海外へ流出していることに大きな危機感を抱いている。日本の優秀なアニメーターが中国や韓国で活躍したり、制作会社が安価に制作するために近隣諸国へ外注したりするケースが増加。また、これまでは日本でしか見られなかったクオリティーの高いアニメも、インターネットの普及により海外でもほぼリアルタイムで視聴できるようになった。そのため、近い将来にはアニメ業界における日本の優位性が低下し、中国を筆頭とした海外コンテンツとの競争に負けてしまうのではと危惧している。

「私が子どもの頃は、メジャー作品以外のゲームや漫画、アニメが好きなだけで『オタク』と言われる時代でした。今では、コスプレイヤーが注目を浴び、『鬼滅の刃』が社会現象になるなど、ゲーム、漫画、アニメといったキャラクターコンテンツは日本文化の一つとして認識されています。しかし、このままでは海外、特にアジア諸国との競争にのまれ、日本のキャラクターコンテンツ業界はいつか衰退してしまうのではという不安があります。海外にも素晴らしいコンテンツは多くありますが、私は日本人として日本のコンテンツが好きですし、海外のコンテンツに負けてほしくありません。この想いを『コンテンツアンバサダー』という造語に込め、ミッションとして掲揚しました」

コンテンツアンバサダーとは、「コンテンツ大使」の意。その目的は、イクリエの強みである、映像・イラスト・フィギュア・グッズなどのクリエイティブ力とコンテンツプロモーションの企画を掛けあわせることで、作品やキャラクターの魅力を伝えることだ。

「作り手が各作品の世界観を理解していなければ、人の心に響くものは作れない。想像力と創造力を駆使して、作品の魅力をアウトプットすることが、日本文化であるキャラクターコンテンツを守ることにつながると考えています。業界を盛り上げるためにも、私たちのミッションと同じ想いを持つ人や企業と共有し、ともに歩んでいきたい」

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