R.Wさん:第2開発部(組込み向けミドルウェア開発) 2024年入社
⼊社2 年⽬ながら、現在FPGA 側の論理回路設計やドライバ実装といったプロジェクトに深く関わり、製品の評価基盤の構築を担当しているR.Wさん。
⼤学時代には気象情報に関するリモートセンシング技術の研究を⾏っており、その経験を⽣かして、現在の仕事でも責任を持って取り組んでいます。
CRIにはどういうポイントで⼊社したのか?
就活時代の話から、1年⽬で経験できたこと、社内での関わり、⽬指す将来の姿など、
お話を聞いてみました!
■まず、今やっていることを教えてください!
1年⽬から携わっていたCRI SOLIDASのFPGA側の論理回路の設計がメインですね。
設計したロジックをマイコン側から制御するためのドライバの実装にも取り組んでいます。製品を動かすシステムのベースとなる部分を担当しているので、そこが間違っていると何もかも動かないということもあり、責任をもって注⼒しています。
直近でいうと、お客様へのご提案の際に使⽤するデモや、展⽰会(人とくるまのテクノロジー展、OTOTEN)の実演に向けての準備をしていました。
■少し遡って……⼤学ではどんなことをやっていたんですか?
⾼校の時から物理が好きだったので、どこの⼤学に進学するかというのは研究室ベースで決めていました。
結局、最初の希望とは違うところではあるのですが、⼤気観測⽤ライダー※の開発をしている研究室に⼊りました。
具体的には、ライダーが取得するデータを記録するためのシステムをFPGA で実装することを⽬的とした研究開発です。
※大気観測用ライダー:光によるリモートセンシング技術。大気中の微小粒子、大気分子による光の散乱を観測することで、風速や温度といった気象要素を推定する。
■そこからなぜCRIに⼊社しようと思ったのでしょうか?
まず、CRIを志望したのは、やっていることが⾯⽩そうだったからですね。
当時興味を持っていたのは、FPGA関係なく、CRI TeleXusの⽅でした。クルマ同⼠のコミュニケーションの構想が⾯⽩そうだなと。あとは、ゲームで培った技術を他の分野に転⽤しているということも⾯⽩いなと興味を持っていました。
ゲームを通じてロゴ⾃体はよく⾒ていて、何をやっている会社なんだろうと思っていたのですが、
いろいろ調べていくうちに、技術分野の広さ、様々なことに携われることに魅⼒を感じ応募することにしました。
■就活当時の思い出を教えてください。
当時CRIの⼀次⾯接の⾯接官は、当時の開発本部⻑(現専務)と管理本部⻑だったのですが、⾃分としては、⾯接の出来はぼろぼろで……
⼤学の授業で信号処理を学んでいましたが、トップの技術者と話して、⾃分のやっていたことは所詮学⽣レベルで、仕事では通⽤しないんだな……と落ち込みましたね。
これは⼀次で終わったなと思っていたのですが、意外にも通過の連絡がきて、最終⾯接に進むことになりました。
最終⾯接の⾯接官は社⻑でしたが、距離が近くて、お話していてすごく楽しかったです。趣味のカメラや、研究の話などで盛り上がりました。受かっているかどうかは別として、研究が⼤好きであるということを伝えられたし、ありのままの⾃分を出せたなと感じました。
就活ではFPGA にまつわる知識や経験を武器にしていたので、CRIの他で選考を受けた会社は、すべてハードウェア系でした。メーカー、インフラなど、全然⽑⾊の違うところを受けていました。
ハードウェア、ソフトウェア、どちらかに特化した企業がほとんどなので、両⽅に携わることのできるCRIはもともと第⼀志望で、内定の連絡をもらった時点で即決でしたね。
■現在のチームの雰囲気はどうですか?
新⼈研修の⼀環で部⾨ローテを経験したのですが、最後のローテ先が現在のチームでした。
率直に⾔って、⼤学の研究室に近い感じの雰囲気があると思います。
⾃分がいた研究室では、教授が学⽣のところによく顔を出して、雑談をしたり、その雑談をする中で研究の進捗を聞かれたり、そんな雰囲気が好きでした。
今のチームも年齢関係なく距離が近くて、すぐに溶け込みましたね。
■同期との関係性はどうですか?
2024年⼊社は⾃分含めて5名なんですが、同期みな仲が良いです!
それぞれ違う部署なので、他の同期の話を聞くのが新鮮です。
開発職の⽅が⼈数は多いのですが、開発職のメンバーと話すだけでなく、営業職のメンバーから、営業のあれこれを聞くこともとても⾯⽩いです。
開発にいるとわからないようなことを知ることができ、新たな視点や気づきをもらっています。
■現在⼊社2年⽬になりますが、悔しかった経験があれば教えてください!
幸い、致命的な失敗はまだないのですが……⽇々試⾏錯誤はあります。
たとえば、実装する前に想定していなかった課題が実装中に⾒つかってしまうようなこともよくあります。そのせいで、スケジュールがぎりぎりになってしまったり。そもそも最初の課題の洗い出しや、案出しが⽢いと感じていて、⼒量不⾜を感じることもしばしばです。
チームの先輩からは、そういうのは経験値を積んでいかないと、と優しくフォローしてもらっていますし、機会をどんどん与えてもらえているのでありがたいです。
■逆に、嬉しかったことを教えてください!
⾳響製品の受諾案件で必要な仕組みをFPGA 上で実装していた際に、その成果物をお客様から⾼評価をいただいたことです。1年⽬の冬くらいのことですね。
製品として盛り込むには性能不⾜ではあったので、リリースされる製品には結果的には未採⽤になったのですが、次に繋げる経験ができたと思っています。
配属当初からがっつり製品開発に携わることができ、お客様とのミーティングにも参加させてもらっていたのですが、1年⽬から⾃分の経験、能⼒を発揮できる場を与えてもらったことは、⼤きなやりがいになりました。
実は今、別案件で似たような機能を実装していて、そのデモが来週にあるんですよ。今度は採⽤してもらえるように頑張りたいです!
■プライベートで今夢中になっていることは?
オンラインゲームが趣味で、最近は仕事以外だとそればっかりやってます。
あとは、個⼈でFPGA を買っていて、それで⼤学時代にやっていた研究の内容のリベンジをやっています。今⾒ると当時の成果物はめちゃくちゃなシステムだったなと……
それを作りなおしたいという気持ちがあって。それができたら、研究室の後輩に「なんかしらないけど、こういうのがあったよ、教授に⾒せてみて」と連絡してみようかなと(笑)
■今後の⽬標は?
CRIは扱っている技術領域が広いので、いろいろな分野に関わる機会を持てるのが魅⼒だと思っています。
そんな会社にいるからこそ、社⻑や専務のように、ひとつの技術だけではなく、様々な技術に精通するエンジニアになりたいです。ひとつのことにこだわるよりは、複合的な技術⼒を⾝に着けた⽅が、今後⻑く活躍できるのかなと思っていて。
そんな技術ジェネラリストを⽬指したいと思っています!
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