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【COOインタビュー】JA、アパレル店長、ミュージシャン。異色の経歴を持つ「伴走型プロデューサー」がEnagicで描く長崎の未来。
「この街から、誰かに夢を与える人や環境を生み出したいんです」
そう語るのは、Enagic株式会社でCOOを務める林 孝行さん。その経歴は、JA職員、営業、アパレル店長、そしてシンガーソングライターと、まさに多彩の一言。順風満帆に見えるキャリアの裏側には、マルチ商法での挫折やパワハラなど、人生のどん底も経験しました。
しかし、林さんはその逆境をバネに、コーチングと出会い、アパレル未経験から半年で店長へ昇進。SNS運用でゼロからフォロワー1,000人を達成するなど、次々と成果を叩き出します。現在は、夫婦で立ち上げた会社の代表、そしてEnagicのCOOなど、複数の役職を兼任する『伴走型プロデューサー』として、長崎を拠点に活躍しています。
なぜ林さんは、これほどまでに多様なキャリアを築くことができたのか。そして、Enagicというステージで何を目指すのか。地方で自分らしいキャリアを切り拓いてきた林さんの軌跡と、その目に映る未来に迫ります。
これまでの歩み
ーーJA職員からアパレル店長、そして起業と、非常にユニークなキャリアを歩まれています。まずは現在に至るまでの道のりを教えてください。
キャリアのスタートは高校卒業後に入社したJA(農協)でした。共済の営業として6年間勤務したのですが、実はその裏でマルチ商法にハマって大きな借金を抱えたり、転職先でパワハラに遭って心身ともに疲弊したりと、人生のどん底を2度ほど経験しています。
そんな心身ともに疲弊した状態から立ち直るきっかけとなったのが、「コーチング」でした。それまでの自分は「他の人のアドバイスは受け付けない」という頑固な性格だったのですが、コーチングと出会ってから他人のアドバイスも素直に聞けるようになり、妻からの「洋服が好きだし、アパレルとかどう?」という一言で、未経験のアパレル業界に飛び込んだんです。
これまでの自分を内省し、他者の意見に耳を傾ける大切さを学んだ結果、未経験ながら入社後わずか半年で店長に昇進(当時、史上最速)することができました。この「人のアドバイスを素直に聞いて、まずやってみる」というスタンスが、その後のキャリアを大きく変えたんです。
ーーそこから現在の「伴走支援」というお仕事には、どのようにつながっていくのでしょうか?
アパレル店長時代、お客様だった経営者の方から「SNSを使った新規事業を一緒にやらないか」とヘッドハンティングされたのがきっかけです。その事業の一環で、長崎で面白いことに挑戦している女性を紹介する『ナガサキ女子』というInstagramメディアを立ち上げました。
これが大きな反響を呼び、インタビュー希望者が後を絶たない状況になったんです。挑戦する女性たちと触れ合う中で、「彼女たちの後押しがしたい」という想いが強くなり、自分の人生の転機となったコーチングを活かした「やりたい」と「やっている」の隙間を埋める伴走支援サービスを立ち上げ、法人化に至りました。私たちの仕事は、クライアントの“右腕”になることなんです。
ーーEnagicの大友代表も、元々は林さんのクライアントだったと伺いました。
はい、Enagicの創業初期に3ヶ月ほど伴走支援をさせていただきました。事業計画の具体化や採用戦略などを一緒に進める中で、当初の計画比200%以上の進捗を達成することができたんです。契約更新の話をするタイミングで、大友さんから「林さん、うちに入ってください」と(笑)。突然のオファーで困惑しましたが、自分の会社は続けながら外部の役員として関わるという新しい働き方に魅力を感じました。
地方にいながら複数の会社に所属し、自分らしい働き方を体現することが、私自身のビジョンである「夢を限りなく生み出し続けるひととまちを創る」にも繋がると感じ、ジョインを決意しました。
Enagicで働くということ
ーー林さんの視点から見て、Enagicという会社の「面白さ」はどこにありますか?
大きく2つあります。1つ目は、代表である大友さんの「地方だからこそ面白い」という思想ですね。Web制作や民泊事業など、事業単体で見れば目新しいものではないかもしれません。しかし、それを地方を拠点に、都心の企業以上の熱量とスピードで成長させていこうという気概に強く共感しています。
2つ目は、その思想の実現方法です。今のトレンドである“一人法人”ではなく、あえて地方で雇用を生み、社員を何十人も抱える会社、自社ビルを持つような会社を目指している。思想は平成の起業家のように泥臭く、でもやり方はAIなど最新のテクノロジーを駆使する。この二面性がEnagicの最大の魅力であり、面白さだと感じています。
ーーずばり、「こんな人がEnagicに来てくれたら嬉しい!」という人物像を教えてください。
Enagicはまだ創業フェーズなので、活躍できるチャンスは無限にあります。求める人物像は2パターンです。
一つは、守備範囲の広いプロフェッショナル人材だと思います。例えばWeb制作なら、ディレクションだけでなくデザインもコーディングもできる、というように複数の専門性を持ち、現場で柔軟に動ける方です。逆に何か一つのことに絞って専門性を磨きたいという方はあまり向かないかもしれません。
もう一つは、「取り柄はないが、気合だけは誰にも負けません!」というような体育会系の方(笑)。スキルは後からいくらでもついてきます。大友さんとの相性も良いと思いますし、何よりも「地方を本気で面白くしたい」という熱い想いを持った方と一緒に働きたいですね。
今後のビジョンと読者へのメッセージ
ーー林さん個人として、そしてEnagicとして、今後成し遂げたいビジョンを教えてください。
個人としては、僕自身が地方における多様な働き方のロールモデルになりたいです。シンガーソングライターという「プレイヤー」と、経営者やCOOという「プロデューサー」。この二刀流を地方で体現することで、「地方でもこんなに面白い働き方ができるんだ」という手触り感のある憧れを、次の世代に示していきたいと思っています。
Enagicとしては、事業を推進することが、そのまま長崎の未来に繋がっていると確信しています。観光資源を民泊で、一次産業のPRをWeb制作で支援する。Enagicの成長が長崎を活性化させる。だから、僕のやるべきことはシンプルに「Enagicの仕事を頑張ること」。それに尽きますね。
ーー最後に、この記事を読んでいる方へのメッセージをお願いします。
この記事を読んでくださっている方は、「地方」や「自分らしい働き方」に興味がある方だと思います。その二つを両立させるには、エネルギーが必要です。そして、「誰のために、何のために、地方で自分らしく働きたいのか」という問いに対する自分なりの答えを持っていることが、非常に重要になります。
もし、その答えが明確で、私たちの想いに少しでも共感していただけたなら、ぜひ一度お話ししましょう。Enagicには、あなたの熱い想いを受け止め、共に大きな夢を描ける仲間がいます。一緒に働けることを楽しみにしています!