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【代表インタビュー】野村證券からIT企業、そして長崎での起業へ。代表大友が語る「地方をアップデートする」Enagicの挑戦

「東京で当たり前のことが、地方では当たり前じゃない。この情報格差を埋め、地方をアップデートすることで、日本を元気にしたいんです」

そう熱く語るのは、Enagic株式会社代表取締役の大友 拓海さん。青山学院大学から野村證券へ入社し、エリート街道を歩むかに見えましたが、その後のキャリアは波乱万丈でした。IT業界への転職、そして25歳での突然のリストラ。「人生終わったと思った」と語るほどの挫折を経験します。

しかし大友さんは、その逆境をバネにhacomono社でマーケターとして圧倒的な実力をつけ、2024年11月、長崎でEnagic株式会社を創業しました。

なぜ一度はキャリアのどん底を味わいながらも、再び立ち上がることができたのか。そして、なぜ「地方のアップデート」という壮大なミッションを掲げるのか。大友さんのこれまでの軌跡と、Enagicが描く未来予想図を、ぜひご覧ください。

これまでの歩み

ーー華々しい経歴の一方で、実質上のリストラなど大変なご経験もされています。まずはEnagic設立までの道のりを教えてください。

キャリアのスタートは新卒で入社した野村證券でした。幸運にも配属先が長崎になり、そこで初めて地方の魅力と可能性に触れたんです。素晴らしい会社や素敵な人々がたくさんいる一方で、「地方だから」という理由で卑下されることも多く、悔しい思いもしました。

もっと違う世界を見たいとIT業界に転職したものの、25歳の時に会社が事業縮小し、実質上のリストラを経験しました。当時は副業で稼ぐスキルもなく、転職活動も上手くいかず、「本当に人生終わった」と思いましたね。

そこから半年間のフリーランス期間を経て、hacomono社にご縁があって入社しました。ここでの経験が本当に大きかったです。インサイドセールスからマーケティングまで、数億円規模の広告予算を動かすような経験もさせてもらい、マーケターとしての血肉をここで作ることができました。

hacomonoで働きながら個人事業としてマーケティングコンサルや民泊事業を始めたところ、会社員時代の給料を上回る収益を上げられるようになり、満を持して2024年11月にEnagic株式会社を設立しました。

ーーキャリアの原点に長崎での経験があるのですね。「地方創生」に興味を持った具体的なきっかけは何だったのでしょうか?

妻の影響が大きいですね。妻の実家が長崎で建設土木の会社を経営しており、事業承継やDX化の課題を抱えながらも、地域でしっかりと雇用を生み出している姿を間近で見てきました。

地方には、そういった素晴らしい会社がたくさんあるのに、東京では当たり前のことができていないんです。例えば、採用に力を入れたいのに採用サイトがなかったり、業務効率化をしたいのにFAXを使っていたり…。とある行政主催のイベントの申込フォームがFAXだったのを見たときは衝撃でしたね。

この「当たり前ができていない」という課題、つまり情報格差を解消するだけで、地方の会社は一気に化けるという確信があります。私たちは「地方アップデートカンパニー」として、東京の当たり前を地方に最適化し、その可能性に光を当てていきたいんです。

現在の仕事のやりがい

ーーEnagicの事業ならではの「面白さ」や「独自性」はどこにあると感じますか?

一番は、地域に密着し、地方の企業様と直接対峙できることです。そして、私たちが持つマーケティングの力でその企業の課題を解決し、事業を広げていけることに大きな価値を感じています。

私たちの思想は、ローカルで完結することではありません。「ローカル to 全国、そして世界」を目指しています。まずは長崎で成功モデルを作り、それを他の地方へ横展開していく。民泊事業であれば、海外から外貨を稼ぐこともできる。そんなダイナミックな事業展開の先駆けにいる楽しさが、Enagicにはあります。

ーー創業から今までで、最も「挑戦だった」と感じるエピソードを教えてください。

創業初期の営業活動は、まさに挑戦でしたね。社長業を本格的に始めてからの半年間で、交換した名刺は300〜400枚にのぼります。地域の経営者が集まる交流会に足繁く通い、ひたすらビールを注いで回りました。ただ闇雲に動いていたわけではなく、名刺交換のたびに「長崎から日本を元気にしたい」という理念を語り、HP制作やマーケティング支援、民泊事業をやっている会社だと覚えてもらうことを徹底しました。

さらに、そうした地道な営業活動と並行して、Webマーケティングにも力を入れました。自社HPのドメインパワーを上げるためにSEO対策を徹底し、HubSpotを活用して名刺交換した方へのナーチャリングも行いました。リアルな営業とデジタルマーケティングの両輪を全力で回してきたからこそ、今のEnagicがあります。

会社の雰囲気と未来

ーーEnagicには、現在どのような方が集まっていますか?

やはり「地方を盛り上げたい」という想いを持ったメンバーが多いですね。表面的な作業で終わらせず、常にお客様への価値提供を第一に考えてくれる人が集まってくれています。

私がチームで働く上で大切にしているのは、「常に目的を確認すること」です。これは単なるタスクではなく、お客様のどんな課題を解決するための仕事なのか。その背景やゴールを全員で共有し、同じ方向を向いて進むことを徹底しています。"作業者"ではなく、お客様の事業を伸ばす"仕事人"であってほしいんです。

ーーずばり、「こんな人がEnagicに来てくれたら嬉しい!」という人物像を教えてください。

会社立ち上げフェーズなので、事業の成長に合わせて自分も成長していきたいという方は、間違いなく活躍できるし、楽しめると思います。自分の手で事業を伸ばしたという経験は、市場価値を飛躍的に高めるはずです。

「地方×マーケティング」という、まさに地方創生のど真ん中でキャリアを築きたい方。そして、ゆくゆくは50~100人規模になる組織のトップや経営層を目指したいという野心のある方。そんな方のご応募を、心からお待ちしています。

今後のビジョンと読者へのメッセージ

ーーEnagicとして、今後成し遂げたいビジョンを教えてください。

まずは長崎で圧倒的な成果を出し、「地場の雄」と呼ばれるような会社を作りたいです。Web事業だけでなく、今後は事業承継問題で黒字倒産しそうな会社をM&Aで引き継ぎ、私たちのマーケティング力で再生させていくような多角化経営も視野に入れています。

具体的な目標としては、3年で10億円、そして複数の事業を束ねて100億円企業を目指します。これは決して夢物語ではなく、本気で達成しにいきたいと考えています。

ーー最後に、この記事を読んでいる方へのメッセージをお願いします。

Enagicは、まだ始まったばかりの会社です。だからこそ、チャンスは無限に広がっています。ガッツがあって誰よりも成長したいと渇望している方将来的に経営者になりたいという大きな夢を持っている方は是非、私たちと一緒に「地方開国」の歴史を創りましょう!

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