人事のプロとして、会社の立ち上げや拡大フェーズの企業の採用を経験し、2023年4月にJ.P.Returnsへ入社。2年で課長からキャリアアップした人事部次長のYさん。
今回のインタビューでは、採用の際に意識していることや人事としての仕事の流儀、そして面接時に着目している点についても詳しく伺いました。J.P.Returnsの魅力や求める人物像について知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
人事のプロとして、挑戦を決意。
ーーこれまでのキャリアについて教えてください。
新卒活動時に、福井県の小さなお菓子屋に就職しました。ちょうど東京の販売マーケットを拡大するタイミングで、東京支社の立ち上げを新卒に任せたいというお話をもらったんです。当時の自分は小さな会社からキャリアを積み上げていくドラマチックさに惹かれ、新卒第一号として入社し、新卒同期4名のメンバーと、東京でのキャリアをスタートさせました。
その会社は、2年勤めた後に独立。個人事業主として採用支援を軸に幅広い仕事に取り組んだ後、正社員として、スタートアップ企業や上場後の会社で内部監査や採用業務を担当してきました。
ーー様々なキャリアを積み重ねてこられた中、なぜJ.P.Returnsに入社されたのでしょうか?
私が目指す人事の理想像は、キャリア面だけでなく従業員の皆さんの生活、特にお金の面でも相談に乗れる人。そのためにも投資事業会社での経験は、魅力的でした。それに加え、人事のプロとして挑戦的なオファーは受けていきたいという想いもあったのです。
可能性を提示して、候補者を口説く。
ーー入社後は、どのような取り組みをされてきましたか?
私が入社したのは、2023年4月。当時60名ほどだった社員数は、現在150名まで増えました。売り上げも飛躍的に伸ばせているところを見ると、採用や人事という領域は企業成長に対して貢献性の高い仕事なのだと改めて感じています。
入社してから一貫して、優秀な営業職の候補者を中心に様々な職種の方を採用してきましたが、最初は「優秀な人材とはどのような人か」を会社の考えと擦り合わせていくのに苦労しました。会社が求める優秀な人物像を自分の中に落とし込んでからは、定着率にも目を向けながら、社内で活躍できる人材を採用してこられたと思います。
ーー面接ではズバリ、求職者のどこを見ていますか?
履歴書で確認するのは、資料としての精度。学歴やスポーツ、業務内容に至るこれまで力を入れてきたことに加え、それらの成果だけでなく、昇格、昇給など社内で人に認められるような人物像であったのかどうかを見ています。
また履歴書とは、その人自身の営業資料。相手に伝わりやすい内容かどうか、客観的に書かれているかどうかを見るようにしています。
面接時は主に3点です。一点目は主体性。
転職という手段を通じて、自身の現在位置と未来を見据え、意味のある転職活動をしているかどうか。私は転職者に対して可能性の提示を大事にしているのですが、それと同時に「自ら可能性を見つけ出そうとしている人」は強いと思うのです。J.P.Returnsでの可能性に対し、自ら一歩踏み出せる人と一緒に働きたいですね。
2点目はストレス耐性。自分の考えとは違うものと出会ったとき、どう乗り越えていく人なのかに注目しています。人は自分が見ている世界しか見ることができません。その世界を広げていくには、人との対話が必要不可欠ですし、仕事は人との繋がりの中で行われるものなので、少なからず発生するストレスの対応方法は重要だと考えるからです。
3点目は素直さ。3点目とも重なりますが、自分の考えに固執せず、多様な価値観を尊重し、積極的に他者とコミュニケーションをとる姿勢、すなわちオープンマインドを持ってるか否かです。候補者のご経歴・キャリアに関して少し突っ込んだ質問をさせていただきながら、建設的な意見交換をできる方かどうか見るようにしています。
ーー候補者を「口説く」ため、どのようなことを意識されているのでしょうか?
候補者を理解するための、幅広いジャンルの知識を常日頃インプットすることを大切にしています。株式投資を新卒のころから続けていますが、そこで得られる会社情報知識も生かされています。
多くの方のキャリアシートを見てきた経験があるので、おおよその将来性の予測を立て、会社にとっても候補者にとっても納得のいく未来への道筋を擦り合わせながら作ることを基本に、私が特に意識しているのが、「可能性」を1つでも2つでも広げていくこと。候補者がまだ出会っていないわくわくする可能性を、こちらから提案するようにしたい。そのためにも1点目の幅広い知識インプットが重要になっていきます。
J.P.Returnsが候補者にとってどのような意味を持つのかをイメージしてもらうことを大事にしております
プロ意識の高い環境で、人生を豊かに。
ーー長年、人事・採用に携わってきた中で、人事という仕事の魅力をどのように捉えていますか?
採用から教育・育成、場合によっては退職まで、様々な人と関わり、様々な価値観を知ることができるこの仕事は、とても面白いと感じています。
人事部と言うと、人的資源を管理する部署を指す場合が多いですが、私はより広い意味でヒューマンリソースの観点も大事だと感じています。ヒューマンリソースとは、人を資産として捉え、その人的資源をどう会社の売り上げや経営方針に関与させていくかという考え方。弊社の場合、不動産業界ということで人の介在価値が強く試される業界にいます。
私たち人事が良い人材を採用して教育し、高いパフォーマンスを出して満足度高く働けるような環境を作っていくことは、人という資産を守ると同時に、経営にも寄与できる一連の活動です。「J.P.Returnsには優秀な人が多い」と評価していただけることは、競合優位性にも繋がります。このように人という資産を通して会社に貢献できるのも、人事ならではの醍醐味だと思います。
ーーJ.P.Returnsの今後の展望と、その未来へ向けた人事部の動きについて教えてください。
この数年間、優秀な人をたくさん採用してきました。その結果、人材の多様性ほか、事業やサービスの可能性もお客様とのご縁も広がり、エンターテインメント性の高い会社へと成長しています。ここからは集まった資産をどう活用していくのか、組織としての力が求められるフェーズです。
これからの人事部のミッションは、いかに会社の一体感を作っていくか。今は各部署が独立して主体的に動いてくれていますが、今後は上場に向けてまとまりを作っていく必要があります。人事部は、社内の調整役、伴走者として機能していきたいです。
また、今後は新卒採用にも注力していくため、現在新卒採用責任者ポジションの募集をしております。これまで採用してきたような即戦力になれる人材は、そう多くはありません。だからこそ社員数が100名を超えた今、社内で育てていく体制が大事になっていると感じています。
ーー最後に、J.P.Returnsへの入社を検討中の方へ、メッセージをお願いします。
「最終的にプロ意識を持って働きたいと思っているか」……これが採用する上で、一番大事にしているポイントかもしれません。
「自分はプロだ」と思っていると、仕事の質もお客様に与えられる感動も変わると思うんです。私はいろんなポジションの採用を担当していますが、最終的にはやはりプロになるという目線を持っていただきたいですし、裁量の大きい会社なのでそこに対する成長意欲の高さも求めてます。
プロの自覚を持つと、自然と使命感や主体性が生まれるので、仕事が楽しくなるんです。逆にそれらがないと、どうしてもやらされ仕事になってしまう。
J.P.Returnsには、プロ意識を持つ人たちがたくさんいます。年収帯も他社と比較してとてもランクが高い。その中で切磋琢磨しながら、プロを目指せる環境です。
ライフワークバランスのほか、ライフワークハーモニーという言葉がありますが、仕事でいろんな経験を積めば、人生は意外な方向にどこまでも可能性が広がっていく。そこで収入が増えれば、できることも増えていく。その可能性を信じて、目の前の仕事を一生懸命頑張れば、誰かが認めてくれて人との豊かな繋がりも広がっていく。
人生の豊かさの鍵を握る仕事。J.P.Returnsという環境で、自らの可能性を広げていきたい方をお待ちしております。