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Salesforceメジャーリリースに合わせ、社内に速報する「リリースノートチーム」メンバー紹介
テラスカイ・テクノロジーズ(以下、テラテク)で取り組む勉強会プロジェクトから派生して誕生した「リリースノートチーム」。リリースノートとは、年3回(2月、6月、10月)行われるSalesforceバージョンアップに伴って公開されるドキュメントで、リリースノートチームはこのドキュメント内容を元に、アップデートの概要、考えられる影響、影響調査の方法などを調べるチームです。
メジャーリリースに伴った調査作業はこれまでエンジニア社員がそれぞれ実施していました。それをリリースノートチームが全社を代表して作業すれば、多くのエンジニアの負担を減らすことができると考え、チームが発足。特徴としては、公式的な組織ではなく、勉強会と同じように普段エンジニアとして業務をしている社員の有志で構成されているところ。メジャーリリース毎に社内で募集し、再編されますが、勉強会の運営メンバーでもある戸巻さんがリーダーとなって各リリースに合わせて組成されたメンバーのとりまとめを行っています。こちらでは、10月のアップデートに向けた「Winter '26」を担当した有志メンバーを紹介します。
金井 美友貴さん
・参加理由:全体の作業効率を考えたのがきっかけ。私は複数案件を担当していますが、ほとんどすべてのお客様に対してメジャーリリースの影響調査を行ってきました。 その中で、社員の皆さんが毎回1から影響調査・対応要否の判断・資料作成まで行うのは、工数的にもったいないと感じていました。 自分が調べた内容を「ついでに」共有できたら、会社全体でも効率よく動けるのではと思い、参加を決めました。
・担当業務:基本的にはLWCやApexなどの開発周りや、SAML認証などセキュリティ周りの調査/検証を行いました。作業時間は週次定例参加も合わせて12時間ほどです。
・関わってみての感想:よかったことー①サポート工数が削減できたこと。新しく案件に入るメンバーはよく「リリースノートのどこを見ればいいのか分からない」という課題に直面しますが、チームで確認観点を整理することで、「eトレに掲載された資料を確認してみてください」と案内するだけで伝わるようになり、サポートの手間も減りました。②ダブルチェックが可能になったこと。リリースノートを読んでいて、「この認識で合ってるのかな」と不安に思う場面は今でもありますが、チーム内でまとめた資料を確認することで、自分の理解と他メンバーの認識をすり合わせることができています。また、お客様によっては「テラテクとしての見解はどうなのか」と聞かれることがあるので、資料を参考にご案内することも可能になりました。
大変だったことー一番苦労したのは、リリースノート特有の表現を読み解くこと。とくに開発やセキュリティ周りは、知らない単語が多く、その都度調べたり、前提知識から学ぶ必要がありました。例えば、最近では「外部IDプロバイダ」に関連して「IDプロバイダーとサービスプロバイダー」の違いや、 「Lightning ベースコンポーネントの型定義」に関連して「TypeScript」についてなどを調べました。実際に変更がある機能については、簡単なLWCを実装して動作確認したり、キャプチャを取得したりと、手間がかかることもあります。 ただ、そのぶん知見も広がるので、とても楽しく取り組めています。他のメンバーも、わかりやすくかみ砕いて伝えることを意識してまとめているので、チーム内での情報共有や、新しいメンバーの参考資料としても活用いただければと思います。
香川 魁人さん
・参加理由:リリースノートの調査を行ったことがなかったため、調査方法や調査結果をまとめる方法を学び、今後の業務に役立てたいと思いました!
・担当業務:私はフローの記事1本、セキュリティ・プライバシー・IDの記事3本、開発の記事3本の計7本を担当し、作業時間は1記事あたり30~1.5時間で合計7時間ほどかかりました。
・関わってみての感想:調査方法や調査結果をまとめる方法を学ぶことができたため、今後の業務でも自分が携わっている業務に影響がないか調べることができそうです!今まで自分が触ったことのない機能の記事については、機能の理解から始める必要があったのですが、特にセキュリティ周りの機能の理解が大変でした。今回の経験を今後の業務に活かしていきたいと思います。
松川 明日香さん
・参加理由:勉強会の方に声をかけていただいたことがきっかけです。その後、案件先の上司がリリースノートを確認したうえで改修の要否を判断し、ベンダー様へ指示を出していることから、リリースノートの調査を経験することは今後の案件対応にも役立つと考え、参加いたしました。
・作業時間:約6時間
・関わってみての感想:リリースノートは日本語版が配信されるまで自動翻訳で確認していたため、文章の意図がうまく掴めないことが多々ありました。その際は、実際のリリース予定機能を環境で確認したうえで、内容を分かりやすく書き換える対応を行いましたが、意図を読み取ることにだいぶ苦戦しました。
椎本 ちえさん
・参加理由:最初に参加させていただいた時、プロジェクト完了後の待期期間中だったので、何か会社の役に立てることができたらと思い申し込みしました。
・担当業務:リリースノートの内容をEトレに掲載する資料にまとめる作業を行いました。作業時間はリリースノートの内容にもよりますが、1つの記事につき15分~2時間くらいです。自分の担当分全体だと、恐らく6~7時間程度だと思います。
・関わってみての感想:過去の案件ではフローを触ることがなかったのですが、リリースノートの調査で触る機会があり、調べているうちに勉強になっているのが良かったです。普段自分が知っている機能ばかりを使ってしまいがちですが、新しい機能を知る機会になり、できることの幅も広がるので、とても良かったと思います。
福野 滉さん
・参加理由:入社してまだ半年にも満たないのですが、RSP(リレーションシップパートナー)からのご連絡で参加することになりました。
・作業時間:4、5個ほどの内容について、プレリリース環境にて実際に触ってみてキャプチャ等も含めて日本語でまとめる作業を行っていました。作業時間としては全体で10時間ほどになります。
・関わってみての感想:プレリリース環境やリリースノートが公開されると大体海外のサイト等で注目度の高いものはまとめられていたり、検証されたりしているので、自分でリリースノートを読む機会は少ないのですが、参加して読んでみることでちょっとした更新内容とかも知ることができて面白かったです。