キャリアも子育ても、自分の選択を正解にするための挑戦。母としても社会人としても、一歩ずつ歩んできた小野さんのストーリーです。
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【Profile】
名前:小野 えり奈
好きなこと:Snow Man(娘と一緒に推し活してます)、食品表示を見ること
■ スケッチに入る前、何をやっていた?
キャリアのスタートは、新卒で入社した航空会社でした。
羽田空港でグランドスタッフとして約4年間勤務。子どもの頃にキャビンアテンダントに憧れていて、就活では「接客が向いているかもしれない」と思い、この道を選びました。
配属先は“空の玄関口”ともいえる羽田空港。早朝4時半から始まる勤務もあれば、午後から深夜まで続く勤務もある。常に出発時刻に追われるタイムプレッシャーのなかでの仕事でした。想像をはるかに超えるハードな環境でしたが、同期と支え合いながら日々を乗り越えていました。
毎日同じようで、毎日違う。便が定刻に出発できたときには“よっしゃ!”と達成感があり、短いスパンで結果が出るからこそ、モチベーションも保ちやすかったです。もちろん、緊急対応や理不尽なお叱りを受けることもありましたが、その分「ありがとう」と言われた時の嬉しさはひとしおでした。何度も何度もその言葉に救われ、「ありがとう」の力を強く実感しました。
結婚を機に「生活のリズムを整えたい」と考え、大手人材会社の営業アシスタントへ転職。勤務地の近さや、面接で感じた会社の明るい雰囲気が決め手でした。しかし引っ越しを機に再び転職することに。それまでの会社の雰囲気や一緒に働く人たちがとても魅力的だったこともあり、同じ人材業界の会社へ。そこも自分にとって本当にフィットする職場で、お客様との距離が近く、接客経験も活かせましたし、仲間とチームで目標に向かう文化にも大きなやりがいを感じていました。若手がどんどん成長していく姿を見るのも、自分にとって大きな刺激になっていました。
娘が1歳を迎えたタイミングで、キャリアの優先順位を見直すことに。仕事は好きでしたが、今は“母親としての時間”を大切にしたいと思ったんです。扶養内でのパート勤務に切り替え、自宅近くの職場で自賠責保険の手続き業務を担当。職場と保育園が近く、呼び出しがあってもすぐに対応できる。そんな環境が当時の私にとっては、何よりありがたいものでした。
■ スケッチで成長できたことは?
入社してまだ3ヶ月目なので、まさに絶賛成長中!といったところですが。
最初は「前職のようにアシスタント的な業務をするのかな?」と思っていましたが、実際には広報やマーケティングのような仕事も任せてもらえることに。正直「こんな何も知らない私がやって大丈夫?」と不安ばかりでしたが、「大丈夫、やってみな!」と背中を押していただき、調べたり勉強したりしながら取り組んでいます。
この歳で新しいことに挑戦できるのは本当にありがたく、毎日とても楽しいです。noteやオウンドメディアでの記事投稿を通じて情報発信をしていますが、メンバーのみなさんがアドバイスをくれる環境がとても心強く、「本当に全員いい人」「人格者ばかりだな」と感じる感謝の日々です。娘にも「こんな大人になってほしい」とよく思います。
7月から本格的に取り組み始めたのですが、知識不足を痛感し、メンバーの勧めもあってウェブ解析士の勉強を始めたところです。これからの成長に期待ですね。
■ 今の仕事
今は、コンサルタントのアシスタント業務と、マーケティングや広報の仕事を担当しています。
アシスタント業務では、コンサルタントからの依頼に合わせて、原稿の作成や修正、ちょっとした調べもの、画像作成などをしています。心配性なところがあるので(笑)、遅くとも納期の1.5日前には終わらせて、修正があっても余裕を持って対応できるようにしています。コンサルタントのみなさんがとても分かりやすく依頼してくれるので、「何をすればいいのか」が明確で本当に助かっています。これからは少しずつ巻き取れる業務を増やして、みなさんの時間をもっと創出していけたらいいなと思っています。
マーケティングの仕事では、noteやオウンドメディアに記事を投稿して、情報発信をしています。会社の認知度を上げて、自分たちでリードを獲得できる状態を目指しているところです。ただ、まだまだ手探り。まずはクオリティを落とさずに継続することを第一にして、そのあとに分析や改善を重ねながら力をつけていきたいです。時間はかかりそうですが、自分の経験や知識をお客様に伝えて、少しでも役立てるようになるのが目標です。
■ 人生のバイブル
“自分の選択を正解にする”。これが、私にとってのバイブルのような言葉です。
Snow Manのラウールさんが発した言葉なんですが、ここ最近で一番しっくりきました。正解の環境を選ぶことも大事だけど、その環境を正解にすることも大事。
迷った末に選んだ道に多少の後悔があっても、自分の行動次第で“正解”に変えていける。
この言葉を聞いたのは割と最近ですが、思えばこれまでも同じようなマインドでやってきたなと思います。
自分の努力や関わり方次第で、どんな環境も「やってよかった」って思えるようにしたいし、周りにもそう思ってもらえるようでありたい。そんな気持ちを大切にしています。
■ これからの夢
タイ料理のキッチンカーをやってみたいです。
実は、食や栄養に関心が深く、食育アドバイザーの資格も持っています。
添加物や栄養バランスに気を配りながら、自分のこだわりを詰め込んだメニューを出す——そんな未来を思い描いています。
いつか、子どもに“ママってかっこいいね”って言ってもらいたくて。
私の母は、ピアノの先生をしているのですが、働く姿がとてもかっこよく見えました。
自分の好きなことを、仕事として楽しむ。その背中を子どもに見せられたら嬉しいです。
キッチンカーなら、休みの日に子どもと一緒に働くこともできるかもしれない。そんな小さな希望も持っています。