営業支援や新規事業企画に携わりながら、多くの企業の成長を支えてきた米村和真さん。新卒で入社したIT企業を1年足らずで退職し、フリーランスとしてキャリアをスタート。BtoB営業や新規事業支援を手がけ、関わる企業を絞ることでより深く貢献するスタイルにシフトしてきました。2024年10月、さらなる挑戦を求めてMarooにジョイン。インサイドセールスのDX支援に惹かれた理由や、営業の体系化を目指す今後の展望について伺いました。
───まずは自己紹介をお願いします。
米村和真(よねむら かずま)と申します。社会人6年目の代になります。新卒でAI×人材の分野で急成長していたIT企業に入社し、営業や新規事業の立ち上げを担当しましたが、1年未満で退職し、元々独立願望が強かったこともあり勢いでフリーランスとしてのキャリアをスタートさせました。当たり前ですが当初は実績もなく、これまでしてきたわずかな経験をもとにBtoB営業や新規事業の分野で案件を探し、ときには社員の時以下の報酬で働くこともありました。最初の2年間は、幅広く案件を受けながら経験を積み、その後は関わる企業を2社ほどに絞り、より深く携わる形にシフトしました。
直近では、ビジネスマッチング領域でのビジネスを展開するベンチャー企業に軸足をおきつつ、別の会社でも週1日、2日、業務委託として働いていました。そのベンチャー企業では、業務委託でもコミットすれば重要な役割を任せてもらえる環境があり、様々な役割(各部門のマネージャーポジション)を担当させて頂きました。最終的には新規開拓部のシニアマネージャーを任されるに至りました。12期目の会社でしたが新規開拓部での前年比売上を人件費は抑えた状態で約2.5倍に成長させる実績も作らせて頂きました。
2024年8月末に退職し、すべての案件を整理。円満退社でしたが、新たな環境で挑戦したい気持ちや、起業準備のために区切りをつけました。その後、採用媒体などを活用しながら新たな仕事を模索し、そこで山梨さんと出会いました。最初は軽く話す程度でしたが、数週間後に正式に声をかけていただき、一緒に仕事をすることになりました。
「インサイドセールスDX支援」に惹かれてジョイン
───最初にMarooや山梨さんと出会ったときの印象は?
山梨さんとお会いしてすごく優秀な方だと思いました。人として懐が深いというか、信用できる方だなと感じましたね。
営業に関する求人を探すと「インサイドセールス」というワードがよく出てきますが、実際はテレアポに近いことが多いんですよね。でも、Marooはそこにプライドを持って取り組んでいる会社で、グローバル水準のセールステクノロジーと体系化されたメソドロジーを基盤としたインサイドセールスDX支援を提供するという山梨さんの思想が反映されている。それに惹かれた部分が大きいです。
私自身、これまで明確に役割が分かれていない営業組織で経験を積んできため、インサイドセールスやフィールドセールスと分かれている今の営業スタイルへの理解と体系化していくことが、自分にとっても学びが多い環境だと感じてMarooへのジョインを決めました。
───入社前に期待していたことと、実際にやってみてのギャップはありますか?
営業を体系的に学びたい人にとって魅力的な環境だと思います。特に、自己学習を厭わず営業を極めたい方には非常に合う環境です。Marooでは、クライアント企業に深く入り込むスタイルを取っているため、能動的に動かないと厳しい場面もあります。
一般的なアウトソースのインサイドセールスとは異なり、クライアントの内部まで関わることで、多くの事例や状況を経験できるのが大きな特徴ですね。経験を積みたい方には最適な環境だと思います。
嬉しかったのは、ジョイン3ヵ月でクライアントから「あなたの動きを型にしたい」と言われたこと
───Marooでは現在どのようなことをされていますか?
現在、大手SIerのクラウドERPのインサイドセールス立ち上げプロジェクトに携わっています。まだ整備されていない部分が多く、プレイヤーとして現場に入りながら仕組みを提案する役割です。同時に、他のプロジェクトにもディレクション業務で関わる予定です。
基本的には、企業の業務や目指す方向性を理解し、より良い形を提案する「伴走型の支援」を意識しています。最初は業務寄りの役割でしたが、徐々にコンサルティングにも関わるようになってきました。
Marooの特徴として、上流の戦略設計からプレイヤーまで、階層ごとに役割が分かれています。私は現在、プレイヤーとディレクションの両方を担っていますが、今後はコンサル領域にも関わっていきたいと考えています。最初の案件に入ってから、会社のやり方やペースを掴みながら、新規顧客のディレクションにも関わるようになりました。
───この3ヵ月を振り返っての実績や成果について教えてください。
プロジェクトにアサインされ、立ち上げのフェーズから伴走できていることは、一つの実績として捉えられると思います。特に、初期フェーズで変数が多い中、試行錯誤を重ねる中で、お客様から「あなたの動きを型にしたい」と言っていただけたのは、定性的な面ですが、とても嬉しかったですね。
Marooの営業組織は徹底した定量情報取得と定性情報のフレームワーク化が進んでいる
───Marooで実際に働いてみて、これまでの営業組織との違いはありますか?
インサイドセールスとしてテレアポにとどまらず、提案をしやすい環境が整っているのも魅力です。他のインサイドセールスの仕事とは一線を画していると感じています。
あとはインサイドセールスで、ここまでデータを徹底して取っているのかと驚きました。セールスフォースやハブスポットなどで定量データを管理していますが、その取り方がしっかり体系化されている。例えば、営業の特定のトークシーンで、どのような返しをすると成果が出やすいのかといった定性情報までフレームワークで整理されている点も印象的でした。
Marooは将来、独立・起業を考えている人におすすめ
───どんな方にMarooをおすすめしますか?
成長意欲の高い人の挑戦を応援する文化があり、失敗にも寛容な環境だと感じます。たとえ失敗しても、それが前向きな挑戦であれば、「ミスは仕方ない、しっかり反省して次に活かそう」という前向きなコミュニケーションが根付いている印象です。
成長したい人や将来独立・起業を考えている人におすすめです。インサイドセールスの分野では最先端を行っており、再現性の高い手法や、成果を出すためのノウハウがしっかり詰まっている環境だと思います。
───今後、Marooでどのようなことに挑戦していきたいですか?
営業の再現性や体系化をより強化したいという思いがあり、Marooでディレクションポジションを担当しています。今後は、山梨さんが直接行っているコンサルにも挑戦したいですし、取引先が増えている中で、組織拡大や会社の成長にも関わっていきたいと考えています。
───ありがとうございました!