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Konelを中からデザインしたい。チームをドライブする“カルチャーデザイナー”のお仕事解剖。

Konel初の“カルチャーデザイナー”として活躍する佐藤由穂(ユキホ)。入社からまだ1年強にも関わらず、メンバーからの相談が絶えないお姉さん的存在で、チームになくてはならない存在の彼女。いわゆる“バックオフィス”を超えた役割でKonelを内側から支えるユキホは何を思い、どこを目指すのか?本音トークをお届けします。

Konelのような多様性のある環境で育った

ー改めて聞く機会があまりなかったけど、ユキホってどんな環境で育ってきたの?

生まれは千葉で、実家は中華料理店です。3姉妹の長女で、妹たちと店の中で遊びながら過ごす賑やかな環境で育ちました。お店は地元に根ざした個人店だったので従業員とも仲が良く、一緒に出かけたりスポーツしたりと小さい時からいろんな人に囲まれていて。今思うとKonelみたいな雰囲気だったのかも。

ーそうなんだ。誰とでもフランクに接するキャラクターはその頃に形成されたのかもね。大人になってからは?

ファッションや美容に興味があったから、高校卒業と同時に美容師免許を取って、社会人の最初の頃は美容師として働いてました。その後は出産・子育てで一旦仕事からは離れたけど、外に出るのが好きだったしいろんな世界を知ってステップアップしたい思いがあったから、映像制作会社に入って経理を担当することに。経理の中でも“制作経理”という映画制作に特化した業務で、プロデューサーや脚本家、現場スタッフなどいろんな役割の人たちの手で、作品が作られていくプロセスに並走できたのはすごく楽しかった。

ー映画は好きなの?

特にたくさん観るわけではないけど、映画は好きだし音楽も好き。
中でも何回でも観れるほど好きなのは「マイ・インターン」。若い女社長が経営するスタートアップにシニアインターンとして採用されたベンが、若者たちに翻弄されつつ、人柄と経験で信頼関係を築いていく話で。仕事も人間としても経験豊富なベンによって、オフィスの環境が改善されたり、会社のメンバーと互いに良い刺激を与え合うようになる。女社長もワークライフバランスが整って人生の大事なものに気づく、素敵な映画なんだよね。

音楽は宇多田ヒカルやMaroon5が好きというユキホ。「Konelはマニアックな志向の人が多いけど、私はその中ではメジャーどころをちゃんと好きな方だと思う(笑)」

ーKonelでもいろんな考え方のメンバーの話を聴いて調整役になってくれてるし、「マイ・インターン」ってユキホのチーム作りのスタイルと近い感じがするね。

たしかに、あんな風にいろんな価値観の人が学び合えるチームが作れたら理想的だなぁ。
私はもともと固定概念に縛られないタイプだから、「それも良いね」「そういう考え方もあるんだ」と素直に思っちゃうところがあって。自分の個性も磨きたいけど、同時に相手の個性も認められるようにありたいなと思ってる。“多様性”と言っちゃうと月並みだけど、いろんな人がいた方がチームは絶対面白くなるでしょ?仕事において「こうじゃなきゃダメ」というのはそもそもないはずだから、新しい、もっと良い方法があるんじゃないかといつも思ってる。その方法を見つけるためにも、やっぱり多様な考え方があった方が良いんだよね。

ー前向きだし、柔軟だよね。

そうかなぁ、けっこう頑固な時もあるけど(笑)。でも知らないことや新しい環境に対する抵抗はないから、そういう意味では柔軟なのかな。自分が楽しいとかワクワクすることを大事にしたいから、そこにアンテナを張って選択してる感じ。9割の人がリスクと感じて選ばないことも、自分ができると思ったら1割の選ぶ人になるかも。小さい時に父から言われ続けた「他人は他人、自分は自分」って思いが常にあるし、失敗も経験の一つにして、今の自分が一番サイコーだと思って生きていきたいね。

ーいやぁ、そのスタンスかっこいいわ!

カルチャーデザイナーって、何ですか?

ーKonelに入ることになった経緯は?

去年の6月6日、代表の出村くんから突然電話があって「あのさ、Konel来ない?」と誘われて。めちゃくちゃびっくりしたけど嬉しかったから、その日は私の記念日としてカレンダーに登録した(笑)。出村くんとはプライベートでも友達で長い付き合いだったし、Konelは前から楽しそうだなと思ってたから、純度100%で「やってみたい!」と答えました。

で、当時勤めていた会社の仕事を引き継ぎ、8月にKonelに入社。こういうチャンスって巡り合わせだと思うし、そのタイミングにもきっと意味があるから“善は急げ”の気持ちだったんだよね。結果、自分でも驚きのスピード転職でした。

筆者もユキホとは10年来の友人。今回のインタビューは照れ臭さもありつつ、彼女を改めて知る機会に

ー入社後は具体的にどんな業務をやってきたの?

そもそも私に声がかかった背景には、Konelが拡大していく一方でバックオフィスの専任メンバーがいなくて困っているという状況があって。だからまずはベースとなるバックオフィス全般=経理・総務・労務の仕事を学び、整理をするところから始めました。

最初の半年間は頼まれれば何でもやるというスタンスで、やりながら覚えてたけど、正直慣れるまでは大変だった・・・。Konelってルーティンのプロジェクトが少ないから、個別の案件ごとに経理の対応を考えなきゃいけなかったり、“より良くするためにどんどん変えていこう”という文化があるから、常に新しい方法を模索することを求められたり。一般的にイメージされるバックオフィス業務とはだいぶ違ったんだよね。ちょっと予想はしてたけど、予想以上で(笑)。

ー苦労してたよね・・・。「入社直後からこんなにゴリゴリに働くはずじゃなかったんだけど!」ってランチしながら相談されたの思い出した(笑)。

まぁでも出村くん含めて役員メンバーは皆もともと友達だったし、迷ったり悩んだらすぐ相談できる距離感だったのは救いだったな。「もっとこうしなきゃダメだよ!」って意見も遠慮なく言えるし。

ー今はおかげでバックオフィスの仕組みも整ってきて、本当に感謝してます!ところでユキホの肩書きは「カルチャーデザイナー」だけど、これはどんな役割だと捉えてるの?

Konelのメンバーは“外”に対してさまざまなデザインをする仕事をしているけど、「カルチャーデザイナー」は会社の“中”をデザインしていく人だと思ってる。職場の環境を整えて皆がソフト/ハードで働きやすくすることと、何よりも“楽しく”働けるようにすることが私の役割。Konelらしい楽しさを作ることはすなわち、カルチャーをデザインすることなんじゃないかと。

この肩書きを決めた時に、出村くんから「事務的なスキルがある人は他にもたくさんいる。でもKonelではユキホだからできることをやってほしいから、ユキホにお願いした。」と言われたのがすごく印象に残ってて。私という人間を理解したうえで会社のカルチャーデザインを任されたのは嬉しいことだし、存分に私の色を出してやろうと思ってます(笑)。

社内の業務改善は他のメンバーも巻き込みながら進行。テックで解決できることはテックに頼ろう!ということでエンジニアがさまざまな自動化を実現。たとえば手入力だった勤怠管理が一部自動化された(黄色枠部分)。「おかげでだいぶラクになった。ほんとにエンジニアってすごいわ・・・」とユキホ

ー私もユキホのKonel参画は当初から大賛成だったけど、やっぱり間違ってなかったと思うわ。今大変なことや悩みはある?

うーん、板挟みになりがちなことかな。役員メンバーと社員の双方の話を聞いてるし、それぞれの気持ちがわかるから、どっちを向いて動くべきか迷うことは多いかも。私としてはどちらにも寄りすぎず、あくまで中立の立場で“Konelとしてどうするのがベターか”という判断軸でアクションしたいと思ってるけど。
唯一無二のクリエイティブカンパニーは、唯一無二のメンバーが集まってできてるからね。全員がそれぞれ楽しく活躍できる会社であるために、フラットに皆の声を聴ける立場から会社をサポートしていきたいです。

カルチャーデザインはとてもクリエイティブ

ーこれまでやってきた中で印象に残っているエピソードを教えてください。

金沢での社員旅行(通称「金沢遠足」)です!

ーあぁ、あれは最高だった(笑)。

今年5月に、Konelの拠点がある金沢を目的地にした“遠足”は、コロナで延び延びになってた実に2年ぶりの全員参加の旅行だったんだよね。チームを作って皆で企画しました。

普段は一人でやる仕事が多いから、各メンバーの得意分野を掛け合わせて1→10→100に企画がどんどん膨らんでいく感じが新鮮だったしすごく楽しくて。私だけだと実現するのが難しいアイデアも、プランナー・デザイナー・エンジニアがいれば何でもできちゃう。結果的には「社員旅行でそこまでする?!」っていう企画がたくさん実現しました(笑)。Konelでは多様でスキルフルなチームをよく「アベンジャーズ」に例えるけど、私にとってはまさにそれを実感した企画でした。

Figmaで作られた「遠足のしおり」。ちょっとしたアプリのような作りで、旅程や宿の部屋割りなどの情報を集約

小松市の弁慶球場を貸し切って行われた集合写真の撮影。この1枚のために架空の球団「KONELS」のさまざまなグッズが作られた。メンバーそれぞれに細かい演出や演技指導も

鯛のお造りを賭けたクイズ大会や

ヨガインストラクターの資格を持った社員による朝ヨガに

Konelによる“捏ねる”陶芸体験も

ー一般的なバックオフィサーとKonelのカルチャーデザイナーの違いとは何でしょう?

“考える”ウェイトが高いことだと思う。決められたことをこなすいわゆる事務職ではなく、常に工夫や面白みが求められるから、すごくクリエイティブ。法規や契約等のルールに則ってやるのはもちろんだけど、その先のプラスαを考えるのがカルチャーデザイナーかな。

ー最後に、これから力を入れたいことを教えてください。

社内イベントをもっと増やしたいです!コロナ前に実施していた月1のスナックイベントを復活させたり、以前社内メンバーが対戦者を募集して実施した「マリオカートナイト」や、ビールを飲み比べる「クラフトビールナイト」のような、大小さまざまなイベントが生まれる職場にしたい。有志で集まって不定期で活動しているボルダリング部やボウリング部などの”部活”も増やせらいいな。それと、いろいろな特技を持っているメンバーがいるから「社員が先生になる1dayレッスン」とかも面白そうじゃない?

ひと昔前なら飲み会が社内コミュニケーションの定番だったけど、いろんなライフスタイルを尊重して、メンバーそれぞれの“好き”をシェアすることで皆が仲良くなるのもKonelらしいんじゃないかなと思うんだよね。


ーなるほど、それは楽しそう!入社してまだ1年ちょっとだけど、ユキホ流のカルチャーデザイナー像が早くも確立されてきてて、今日は驚きでした。
これからも公私ともどもよろしくお願いします!

聞き手:丑田美奈子/撮影:Adit

<カルチャーデザイナーの仲間を探しています!>
Konelのカルチャーデザインに興味のある方は以下よりお問合せください。
特に定期的・長期的なパートタイム希望の型や、何でもチャレンジしてみたいインターンシップを歓迎しています。
勤務条件等はご相談承ります。
recruit@konel.jp

【こんな人がきっと向いています】
・人とコミュニケーション取るのが好きな方
・いろいろなことに興味があってチャレンジ精神旺盛な人
・変化に抵抗が少なく、前向きに楽しめる人
・とはいえ決められた事務的業務もコツコツできる人

プロジェクトマネージャー
クリエイティブ制作で未来を実装するプロジェクトマネージャー募集/東京・金沢
3つの事業領域を領域を横断しながら、異能なクリエイター同士が混ざり合ってプロジェクトを進めています。 ▼デザイン サービス、企業、産業。さまざまな次元のブランド価値を伝えるためにデザインワークを行います。 グラフィック/映像/WEB/空間/音楽/プロダクトなど、表現手法は限定していません。 ▼エンジニアリング テクノロジーを活用し、未来の体験を実装しています。 生成AI、WEBエンジニアリング、3D、ハードウェア、グラフィックエンジニアリングなど多岐にわたるスキルを利用し、新しい体験を構築します。 ▼アート制作 メンバーが自分たち自身の欲望に「問い」を見出し、社会と対話するために作品を制作します。
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