新卒1年目は大手保険会社の営業職。
いわゆる職域営業と言って会社に紹介してもらったお客様先に昼休みと夕方訪問し、
保険商品をご紹介するお仕事でした。
壁に棒グラフが貼ってあって、契約が取れたら前に出て発表し、拍手を浴びるというアレです。
今でこそ、オフィスに入室するのはセキュリティが厳しくなりましたが当時は事前にパスが貰えたら執務室に入室出来て、お客様のお席にまでお伺いできたのです。
しかし、私の担当したお客様は大手のお客様で私ともう1名の同期で担当をしたのですが、その当時では珍しくセキュリティが厳しく、アプローチ方法としては食堂の出口辺りに立って挨拶をするだけでした。
二人で「壁になった気分だね笑」なんて言いながらも毎日訪問していました。
そんな環境だったので会社の期待程は売上を上げられず、既存のお客様に電話をしてご訪問させていただいたり、飛び込み営業をしてみたり…
と、他の同期とは違ったアプローチ方法を試さないといけない日々でした…
それでもすごく楽しくて、土日で仕事が休みなことがつまらない、と感じるくらいでした。
それは、ひとえに同期のみんなや、先輩たちのおかげでした。
一緒の方向を向いている人が集まっていると大変なことも楽しみに変わるんだな、って。
(あとから聞くと短卒で元気しか取り柄の無い二十歳そこそこだった私を大学卒の同期メンバーや先輩方が色々なことから私を守っていてくれたそうです)
あれからもう数十年、今はたま~~~~に何人かと連絡を取るくらいですが、私の社会人生活のスタートがみんなと一緒で良かったな、と思っています。
仕事を嫌いなるところか、仕事が好きって言えるし、仕事は自分がやった分はちゃんと自分に返ってくると実感できるのは営業職の当時のみんなのおかげです。
今は採用活動や人事業務をしていますが、新卒の方にとって例えクラヴィスを離れても「社会人になって1社目がクラヴィスで良かった」と思える時間が少しでもあるようにしていきたいと思っています。
少人数だからこそ見える部分もあると思うので、普通の会社よりもちょっとお節介かもしれませんが・・・
#私の新卒時代