こんにちは!アイムデジタルラボの採用広報担当です。
今回は、「百貨店のOMO(Online Merges with Offline|オンラインとオフラインの融合)推進」の領域でマネージャーを務める中社さん、鈴木さんに、新たに募集する「プロダクトマネージャー」のポジションについて詳しく伺いました。
中社さんは「三越伊勢丹アプリ」のプロダクトマネージャーを担当、鈴木さんは「YourFIT365」の立ち上げからアイムデジタルラボに参画し、現在はWEB決済システムや、デジタルカタログ作成ツールのプロダクトマネージャー兼デジタルサービスデザイナーを務めています。
「プロダクトマネージャー」のやりがいや、仕事の魅力についても伺いましたので、ぜひ最後までご覧ください!
店頭×デジタルで“個客”をつなぎ、三越伊勢丹の収益向上に貢献!
ーー はじめにOMO推進のミッションと、進行中のプロジェクトについて教えてください
中社:三越伊勢丹におけるOMO推進のミッションは「収益向上に貢献すること」です。その実現に向け、ビジネスとしてトライしたいことに素早く柔軟に応えられるようアジャイル開発を導入しています。
現在は大きく4つ、「三越伊勢丹アプリ」の開発、デジタルカタログ作成ツールの開発、WEB決済システムの開発、そしてコミュニティサイトの開発プロジェクトがあり、私と鈴木さんの2名で全体のマネジメントをしています。
店舗があることが百貨店の強みですが、オンラインでつながるお客さまにも、店頭と同じような質の高いお買い物体験を提供したいと考えています。具体的には、どうしたらお客さまがオンライン上で欲しい商品と出会っていただけるのか、どのような接客が最適か、どのようにすればスムーズに決済をしていただけるのか、といったことを施策として検討しています。
ーー お二人の役割と業務内容について教えてください
中社:「三越伊勢丹アプリ」のプロダクトマネージャーとして、三越伊勢丹グループの戦略と照らし合わせながら、戦略設計に関するさまざまな意思決定を行っています。戦略の実現に向けたコストやリソースの配分も行っています。
アプリ単体の開発をするだけではなく、実際の業務ときちんと結びついているか、システムと連動できているかといった視点を持ちながら、プロダクト開発にあたっています。
鈴木:私は主にWEB決済システムと、デジタルカタログ作成ツールのプロダクトマネージャーを担当しています。
プロダクトマネージャーの役割としては戦略設計を行い、ステークホルダーとの調整を行いながら方向性を決定しています。それに加えて、「サービスブループリント」などの手法を用いながら、サービス全体を設計もやっています。要件を整理してバックログに記載し、アイムデジタルラボのデザイナーやエンジニアに伝達・調整を行っています。
ーー 開発のチーム体制と、開発手法や進め方について教えてください
中社:プロダクトごとに、アイムデジタルラボ所属のエンジニア、そしてIMS(三越伊勢丹システム・ソリューションズ)所属のエンジニア、外部ベンダーからなる、5~10名のエンジニアで開発を行っています。現在は、全部で6チームほどあります。
アジャイル開発で進めているため、毎週リリースしています。並行して、関連するビジネスチームとも週次ですり合わせの機会を設けています。プロジェクトは常時複数本走っており、内容によって短期的なものから長期的なものまでさまざまですね。
プロダクトマネージャーに求めるのは、課題分析力と問題解決力。ステークホルダーとの関係性構築も鍵
ーー 現在どのようなニーズがあり、「プロダクトマネージャー」を募集するに至ったのでしょうか?
中社:OMOの実現については、三越伊勢丹グループ全体として力をいれていく方針で、全社的な展開へのニーズが高まっています。そのためには、これまでのようにプロダクト単体で育てることにとどまらず、プロダクトを掛け合わせて価値を最大化させ、スケールさせていくことが必要です。
より規模感を持って進めていくために、全体を通してマネジメントできる、プロダクトマネージャーの役割が高まってきたというのが募集に至った経緯です。
鈴木:アイムデジタルラボが立ち上がった当初は、「YourFIT365」のように、特定の店舗や領域で利用されるサービスが中心でした。しかしながら、WEB決済システムなどは、全国の三越伊勢丹で利用される非常に大規模なサービスになってきています。全国のお客さまに新しいお買い物体験を楽しんでいただくため、どのように全国の従業員を巻き込んでサービスを展開していくか。これもOMO推進を担う私たちが検討していくべき大きな課題です。
また、一度オンラインで接点を持っていただいたお客さまのデータを活用しながら、継続的にご利用いただくための施策も重要な課題だと認識しており、これに関しても一緒に取り組んでいただきたいと思っています。三越伊勢丹で言うところの”個客”、お客さま一人ひとりに寄り添った、新しい価値体験を提供していきたいと考えています。
ーー 「プロダクトマネージャー」に求める役割について教えてください
中社:大きくわけて4つあります。まず1つ目は、ビジネス側のステークホルダーとともに、ビジョンとロードマップの作成をすること、2つ目に、ビジネス側の要求を要件に落とし込むための計画書を作成すること、3つ目は、プロジェクトのコスト、リソース、スケジュールの管理、またリスクや課題への対応です。
そして、4つ目は、プロジェクトのKPIを設定し、定量的な成果を求めることです。あくまでOMOのミッションは「三越伊勢丹の収益向上への貢献」のため、ここは重要視しています。
ーー 「プロダクトマネージャー」に必要なスキルは、どのようなものでしょうか?
鈴木:まずは、課題を分析する力です。百貨店の業務は複雑で、いろいろなところに課題が点在し、それぞれが複雑に絡み合っています。それらを適切に読み取り、紐づけながら、課題の整理、解決に取り組む必要があります。
そして、もうひとつ重要なのは、三越伊勢丹グループのステークホルダーの皆さんと良い関係性を築くことです。社内にはさまざまな組織がありますが、業務の一つひとつやそれぞれの考え方を理解し、信頼関係を構築することは仕事を進めるうえでとても大切です。
ーー 中社さんが、コミュニケーションで大切にされていることについて教えてください
中社:私は三越伊勢丹出身ということもあり、売場の苦労や、部署間の想いの違いといったことが想像できるのですが、議論する際に、正論を振りかざすだけにならないように気をつけています。主語を“お客さま”にしたり、定性的な話だけでなく定量的な話も交えたりして、合意形成できるように努めています。
また、傾聴することも大切ですが、プロジェクトを前に進めるためには「アイムデジタルラボとしてこう進めるべき」と、しっかりと主張できることも重要だと考えています。
ーー 入社後のオンボーディングについてはいかがでしょうか?
中社:まずは、OMOに関わる案件の開発側のイベントやビジネス側との週次ミーティングに参加してキャッチアップしていただきながら、私たちと一緒にプロジェクトにジョインしていただくことをイメージしています。
数カ月かけて、三越伊勢丹グループの商慣習なども理解していただきながら、徐々にひとりでプロジェクトを回していただけるようになるとよいですね。
ーー 「プロダクトマネージャー」の仕事のやりがいについて教えてください
中社:意思決定できる範囲が大きく、自分が思う方向に進めやすいポジションだと思います。現場の方から、専門性のあるアイムデジタルラボに頼っていただける部分もあるので、その点もやりがいにつながっています。
それから、KPIを定めて毎週改善活動を行っているので、成果をすぐに見やすい点も魅力です。「昨日立ち上げたサービスでいくら売れたか」のように、成果を確認しています。
鈴木:百貨店ならではの環境を活かしたサービス開発ができるのが、アイムデジタルラボでプロダクトマネージャーをする魅力だと考えています。「百貨」店というだけあり、取り扱う商品の幅も広いですし、店頭の接客・販売力があるのもEC専業の会社との違いです。そういった商材や人の力を活かした体験の設計ができるのはアイムデジタルラボならではではないかと思います。
私自身lも三越伊勢丹が好きで、いち消費者としてよく利用しているのですが、開発したサービスを使ってみることもありますし、直接お客さまの声もいただきやすい環境で、手触り感のある開発ができることも良い点だと思います。
アイムデジタルラボは、フラットで自由な環境。百貨店ならではの魅力や強みを活かしたい
ーー アイムデジタルラボ内、または三越伊勢丹とのコミュニケーション活性化の取り組みについて教えてください
中社:一週間に一度、代表の三部も含め、アイムデジタルラボのメンバー全員で話す機会があり、忌憚のない意見交換が行われています。時には、三部から三越伊勢丹グループの課題の投げかけがあって皆で考えたり、デジタル化に困っている部門の方がゲストで来てディスカッションしたりといったこともあり、相互理解に繋がっていると思います。
それから、取締役の鈴木(雄) とプロダクトマネージャー間でも週次でミーティングを行なっており、フラットに話せる環境があります。まだ固まっていないアイディアの段階のものであっても気軽に相談ができるので、スピード感を持って進めることができありがたいですね。
ーー チームとしての目標について教えてください
中社:OMO関連の売上を上げるために、お客さまのことをさらに良く知り、開発を続けていくことです。
デジタルを通してIDを持っていただいたお客さまに、アプリに限らず、チャットやWEB決済、コミュニティサイトを通じて、より良い体験を提供することで、継続的につながり、売上向上に貢献していきたいと考えています。
ーー どのような方が、アイムデジタルラボの「プロダクトマネージャー」に向いていると思いますか?
鈴木:百貨店が好きな方、そして百貨店のビジネスに興味がある方が向いていると思います。それから、ビジネスだけ、ITだけ、に寄り過ぎない、バランス感覚を持っていることが大切だと感じています。ビジネスとITのバランスを保ちながら、三越伊勢丹グループらしさや、強みを引き出す視点を持っていただけるとよいと思っています。
中社:目標に向かって課題から逃げず、本質からずれることなく、数字にもこだわる。これは、地道で忍耐力が求められる道のりです。自分の軸と信念をもって、辛抱強く進められる方に、ぜひジョインしていただきたいです!
いかがでしたでしょうか? アイムデジタルラボでは、新たにプロダクトマネージャーを募集しています。ご興味のある方は、ぜひお気軽にご応募ください!