こんにちは。shabellのライター兼キャリコンの中村です。
私はこれまで、新規事業部の中でオウンドメディアの立ち上げや運営、自社HRサービス「しゃべりお」のユーザー対応などを担当してきました。
ですが今年、新たに営業(HRS事業部のセールス)を兼務することに!
今回は、「なぜ営業をやることになったのか?」「やり始めてどう感じているのか?」など、今のリアルを残しておきたくて、この記事を書いています。
〈 赤嶺から一言🙋🏻♀️ 〉さらに、ライターインターンの赤峰から「この記事のこと、もっと聞いてみたい!」と思い、中村さんにインタビューさせてもらいました!そのやり取りを交えながら、リアルを深掘っていきます!
伝える側から、届ける側へ
shabellの新規事業部は、HR領域でのサービス開発を通じて、会社のミッションを具現化していくチームです。
私はその中で、ゼロからのメディアづくりを通じて、「shabellが伝えたい世界観」を形にしようと模索してきました。直近1年間は「しゃべりお」のユーザー対応を軸に、キャリアコンサルタントや転職エージェントとの橋渡しなど、より対人的な業務で広く動き回らせていただいてきました。
そうして事業の一連の流れを経験する中で、もう一歩踏み込んで、「価値を届ける側=営業」に挑戦してみたいという想いが芽生えてきました。
〈 赤嶺からの質問🙋🏻♀️ 〉メディア作りを通じて見えた“shabellが伝えたい世界観”ってどんなものでしたか?
まず、shabellのコーポレートミッションにある「自分らしさを体現する社会をつくる」。
でもこのオウンドメディアは、shabellの事業の数字に直結するものではなかったから、このミッションを誰に・どう届けていくかというところで悩みました。「伝えたいことだけでは自己満足になってしまう」という葛藤があったんです。
だから、読み手の存在は常に意識していて。取材する人の生き方や考え方にフォーカスして、記事を読んでくれた誰かが「面白い人いるな」「こういう生き方もあるんだ」って少しだけ視野が広がるような記事づくりを目指してきました。
〈 赤嶺からの質問🙋🏻♀️ 〉自身がコーポレートミッションに共感する部分はどんなところですか?
入社時の話まで遡るけれど、私は元々専門学校の教員で学生の就職のサポートをして社会に送り出す仕事をしていました。
当時、教員として学生を全力でサポートしていたし、学生も全力で夢を追っていました。けれど、実際に目指していた職業に就いたあと早々に辞めてしまう子もいて「夢を叶えること」自体がゴールになってしまっていたんです。
仕事って本来目的ではなく、望んだ人生を実現するための一つの手段のはずですよね。教員(=送り出した者)として、もどかしさや不甲斐なさを感じる場面も少なくありませんでした。
さらにその後、私自信が新潟に帰って転職活動をすることになったんです。私自身も人生の転換点で「自分がやりたいことって何だろう」とか「自分がやってきたこと、自分ができることって何だろう」って悩みました。
そのとき、たまたまshabellの求人を見かけて。気になって調べていくうちに、shabellアプリの構想や、それを通じて叶えたい世界観にすごく惹かれていったんです。
ただ「なりたい」と思うだけじゃなくて、「どうやったらなれるのか」や「なったあとどう生きていくか」まで一緒に考える。
そんなふうに、“なりたいを叶えた大人”と、進路に悩む若者がマッチングできる仕組みをつくろうとしている。
それって、私がこれまで現場で学生たちと向き合ってきた経験の延長線上の”手が届かなかったこと”でもあるし、同時に、キャリアや人生の捉え方を根本から再定義するような視点でもあって。
「この会社がやろうとしていることを、一緒に成功させてみたい」って思ったんです。
営業に挑戦することになった、ちょっと意外なきっかけ
実は営業自体には以前から興味があって、「社会で生き抜く力をつけるなら営業だよね」という気持ちで希望していた部分もありました。
でも本格的に動き出したのは、ほんの数ヶ月前。
新規事業の数字づくりに苦戦していたとき、営業部マネージャーの田邊さん(shabellの執行役員)に「ちょっと相談させてください!」と話を聞いてもらったのがきっかけでした。
そこから3ヶ月ほど、一緒に動いてみた結果――
なんと田邊さんから「営業、やってみない?」と声をかけてもらい、晴れて兼務スタートとなりました。
〈 赤嶺からの質問🙋🏻♀️ 〉ライター、キャリコンに続いて営業。いろんな挑戦をしている中で、どんな基準で「やってみよう」と決めているんですか?
野生の勘、かな(笑)
というのは冗談で、、、誰かが一緒にやろうよって言ってくれるその一言を絶対逃さずに「やりましょう!めっちゃ面白そう!」みたいな感じに言ってるから機会を貰えているのかなと思います。メディアからしゃべりおサービスに業務を広げた時も、舘石さんからの「やろう!」の一言でした。
元々、「やってみないとわからない」と考えるタイプなので、大抵の挑戦にはのってしまうところがあるんです(笑)
でも、そんな中でもなんとなく軸になってるのは、人との会話を通じてサポートする、 導くっていう部分。一番最初の教員時代からやってきたことでもあるんだけど、多分これが私の少しだけ得意なことだし、やりたいことなんだよね。
自分を縛り付けず、しなやかにキャリアを築く
今は元々の業務をやりつつ営業として、お客様とのアポイントを作るところからスタートしています。
これまで築いてきたご縁を大切にしつつ、新しい出会いも楽しみながら「私たちshabellが貢献できることは何か?」を探っている段階です。
実際にやってみて気づいたのは、「私はまだ何者でもないんだな」ということ。
だけどそれはネガティブな意味じゃなくて、「どこにでも行ける自由がある」と捉えています。
弊社がHRS事業において提案できる商材は、ほんっっと〜〜に多岐に渡りますし、幅が広いんです。
だからこそ、営業メンバーたちは市場に関する知識も商材情報も常にアップデートするために勉強しています。もちろん、私も1日でも早く追いつけるように今は勉強中なのですが、、、
自分の立場や肩書きにとらわれず、クライアント・提携先・ユーザー、あらゆる接点を柔軟につないでいける存在として、shabellや自分の可能性を広げていきたいなと思っています。
〈 赤嶺からの質問🙋🏻♀️ 〉営業を始めたことで、自分の中に変化はありましたか?
新しいスキルを身につけた、というよりは仕事に対する「解像度が上がった」っていう感覚に近いです。
今まで私がやってきたメディアの仕事って、shabellの事業全体から見れば“ごく一部”だったんですよね。
コーポレートミッション実現のために存在している部門ではあるけれど、社外の人に自己紹介する際にはどうしても自分の業務と会社の事業内容をそれぞれ伝える必要があった。
でも今は、shabellが目指すことや提供しているサービス・ソリューションを、営業として自分が一通り扱えるようになって。ようやく、会社全体の目指す世界観と、自分の仕事が一本につながった感覚があります。
〈 赤嶺からの質問🙋🏻♀️ 〉shabellの中で、これからどうなっていきたいですか?
正直、「こうなりたい!」みたいな明確なビジョンはないんです。
というのも、私にとって“働く”ことはまず、母親として「子どもを守るための責任」がベースにあって。
だからこそ、自分の生産性を上げるとか、労働価値を高めていくとか――そういう視点で日々仕事に向き合っているところがあります。
「なりたい!やりたい!」よりも「何求められている?何ができる?」という“ニーズ目線”で考えているのかもしれません。
もう少し広い視点で、人生全体について言うとshabellというフィールドで積み重ねてきた経験や学びが、少しずつ自分の中の“財産”になっている感覚があります。
将来的に、家業で何かをやりたくなったときや、自分で何かを立ち上げたいと思ったときに、きっとそれらの経験が生きてくるんじゃないか。
そんなふうに思いながら、今は目の前の役割に取り組んでいます。
最後に:これからは「強みを成果に変える」フェーズへ
いろんな業務に挑戦してきた中で、自分の得意・不得意、強み・弱みがだいぶ見えてきたように思います。そして、それをちゃんと仕事の中で活かせる場面も少しずつ増えてきました。
だからこそ、これからは「得意・好きのままで終わらせず、ちゃんと成果につなげていく」フェーズに入っていきたい。
それが、自分がこれから30代半ばを迎えるうえでの“価値証明”になる気がしています。
やりたいことも、やらなければいけないこともある。
個人的には、子どもを守る親という大事な責任もある。
だから、自分の武器をちゃんと使いこなして、次の一歩を切り開いていきたい。
その一歩としての「営業」は、今の私にとって欠かせないチャレンジです。
shabell新潟から、新しい風を吹かせていきますよ〜〜!