5年間にわたりshabellで活躍してきた陸くん。新規事業やマーケティング、韓国事業の立ち上げを経て、集客戦略を担当しました。
次のステージは、意外や意外!なスポーツ業界。挑戦と成長を繰り返した彼の5年間を振り返り、新たな一歩に込めた想いをお届けします。
shabell卒業後の新たな挑戦
ーー陸くんはshabellで新規事業やマーケティングなど、マルチに活躍してきたよね。卒業してどんなことをやるの?
次はバスケットボール業界で働きます。
中学時代に始めたバスケを今でも趣味として続けていて、ここ数年は特に日本のバスケに興味がありました。なので、ずっと心の片隅に「いつか関わりたいな」って思いがあって。
業務としては、日本のバスケ文化の醸成や振興、全体のコンセンサスを取ったり、レギュレーションを管理したりします。
ーー新卒のときはエンタメ業界志望だったんだよね?
そうですね。当時は完全にエンタメ志望でした。
でも就活中に「自分の適性は何か」「どこで力を発揮できるか」を考えるようになって。「できること」「できないこと」「やりたいこと」「やりたくないこと」の4象限に分けて整理しました。
その中で「できること」として見つけたのが、人の話を聞いて引き出す力。そこから人材業界に応募するようになりました。
shabellでの歩み——挑戦と成長の5年間
ーーshabellで最初に担当した仕事は何でしたか?
最初は「しゃべる」っていう就活メディアの新規事業に携わっていました。
学生を集客して面談につなげる役割で、最初の1〜2年はひたすら集客に取り組んでいました。
ーーそこから韓国事業にも関わったんだよね?
そうです。韓国の大学生向けの逆求人サービスを立ち上げようとして、現地法人と提携して広告を打ったり、セミナーを実施したりしてました。
ただ、法的ハードルが高くて。コロナの影響もあり、結局プロジェクトは凍結しました。韓国事業が止まった後、マーケティングと集客に専念しました。
shabellでは集客が常に課題だったんですが、去年末にようやく形が見えてきて。
ーー形が見えてきたとは?
集客がうまくいくようになって、いろんなことができるようになったんですよ。この前のイベントなんか、むしろちょっとオーバーするくらいの人数が来てくれて、「あ、こんなことまでできるようになったんだ」って実感できたんです。
それまでは、「できる・できない」で線を引いてたんですけど、できることが増えてくると、今まで「やりたいけど無理だな」って思ってたことも、手が届く範囲に入ってくるんですよね。
そのときふと思ったんです。「これ、ちょっとやってみたいかも」って。関わりたいと思っていた業界で、自分にもできそうなことが見えてきた。だったら今動かないとって思ったんです。
だから、転職は“できること”が広がったからこそ見えてきた選択肢でした。
ーー成長を実感する瞬間があったからこその転職だったんだね。
社会人になってからずっと「仕事にモチベーションを求めない」って決めてたんですよ。元々、面倒くさがりだし、自分を成長させたいっていう強い意欲もなかった。
地頭で何とかやってきて、大抵のことは70点くらい取れるから、危機感もなかったし。
でも最近、ちょっとその気持ちが変わってきたんです。「もっとやれるかもしれない」って。
今までは「現状で十分」と思ってたけど、ふと「このままだと成長止まっちゃうかも」って危機感が生まれた。その感覚が自分にとっては新鮮でした。
振り返る5年間——社会人としての成長
ーー初めての感覚だったんだね。shabellで成長できたことって何だと思う?
一番大きな変化は、「社会に適応できる力」がついたことだと思います。
社会の解像度が上がったというか、「この人は何を望んでいるんだろう」とか、「きっとこういう伝え方をした方が伝わりやすいだろうな」とか、相手のことを考えるようになったんですよね。
ーーshabellのどんな環境がそこに影響してる?
shabellって、営業マンたちが常に「どうやったら相手の課題解決につながるか」を考えて動いてるんですよ。
それを横で見たり聞いたりしているうちに、自然と「相手を慮る」とか「配慮する」っていう意識が自分にも染みついた感じがあります。
ーーただ数字を上げるだけじゃないってこと?
そうですね、もちろん数字を上げるのは大事だけど、それだけじゃダメなんですよ。
「その成果が本当に誰かの役に立ってるのか」「その後のプロセスもうまくいってるのか」とか、ちゃんと検証しなきゃいけない。
相手をよく観察して、どうしたらより良い結果になるかを考える。その視点は、学生の頃の自分にはまったくなかったですね。
相⼿の求めるものに応えた先に⾃分にとっても幸福があるんだ、みたいな。
そこから⾃分のことだけじゃなくて、他者を慮った先にある報酬で⽣きるのが社会⼈なんじゃないかなと思いまして。
それはうちの会社だから、醸成された世界観なんじゃないかなっていう気はします。
最後に——未来へのメッセージ
ーー自分の卒業にタイトルをつけるとしたら?
うーん、「出荷」かな(笑)
ーー出荷?(笑)
うん、卒業ってほどちゃんと単位取れてないし、「巣立ち」って感じでもないんですよ。ただ、労働力としてやっと外に出せるくらいにはなったかなって。
でも「出荷」って以外の言葉がないか、今度までに考えておきます!(笑)
ーーこれからshabellに入る人たちにメッセージを!
うちの会社って、どんな人でも受け入れる懐の深さがあるんですよ。
だから、無理に誰かっぽくなろうとしなくていいんです。みんな個性が強いから、下手に合わせようとすると逆に飲み込まれちゃうかもしれない。
大事なのは、自分らしさを見失わないこと。まだ「これだ!」ってものがなくても大丈夫。ここで見つけてもいいし、もしもう持っているなら、ぜひそれを貫いてほしい。
shabellは、そんな“その人らしさ”を大事にできる場所だと思います。
shabellでの5年間、二足の草鞋を履きながら駆け抜けた陸くん。
新たな舞台でも、きっと自分らしく活躍してくれるでしょう。次回のmembers STORYもお楽しみに!