「このままここにいても、成長できない」。冠婚葬祭業界で1年間働いた坂本千颯は、完全歩合制の厳しい環境の中でそう感じていた。手取り12万円という現実、成果が出せない地域への配属、そして何より「教育がない」という状況。転職を決意した彼が次に選んだのは、省エネベンチャーのムダカラだった。入社から約8ヶ月、前職との違いと今感じている成長実感について聞いた。
PROFILE
坂本 千颯(さかもと ちはや)
東洋大学経済経営学部卒業。新卒で冠婚葬祭業界に入社し、葬祭営業を1年間経験。2025年4月にムダカラへ入社。現在は新規開拓のテレアポ業務を担当している。
■ 就活らしい就活はしなかった。バイト先のつながりで冠婚葬祭業界へ
――まず、前職に入社した経緯を教えてください。
正直、就活らしい就活はしていなかったんです。
大学時代のバイト先に、冠婚葬祭の会社で働いている人がいて。その人から「うちの会社どう?」と声をかけてもらったのがきっかけでした。
――特に業界や職種にこだわりはなかった?
そうですね。当時は「とりあえず働いてみよう」くらいの気持ちでした。営業職ということは聞いていましたし、知っている人がいる会社なら安心かなと。深く考えずに入社を決めてしまいました。
――実際に働いてみて、いかがでしたか?
葬祭の営業を担当していました。具体的には、お葬式が終わった後のご遺族に対して、仏壇や墓石、法要などのサービスを提案する仕事です。
……これが、想像以上に難しかったですね。
――どういった点が難しかったのですか?
大切な人を亡くして沈んでいる方に対して、営業をしなければいけないんです。もちろん必要なサービスではあるんですが、タイミングや言葉選びがすごく難しい。
精神的にも結構キツかったですし、何より成果を出すのが大変でした。
■ 手取り12万円。「ここにいても成長できない」と感じた理由
――前職は完全歩合制だったそうですね。
はい。契約が取れないと、手取りが12万円なんです。
東京で一人暮らしをしていたので、正直かなり厳しかったですね。生活するだけで精一杯という月もありました。
――成果を出すのが難しかった原因は何だったのでしょうか?
もちろん自分の実力不足もあります。ただ、配属された地域の問題も大きかったんです。
葬祭営業って、担当エリアの葬儀件数に左右されるんですよ。たまたま全然案件が出ない地域に配属されてしまうと、どれだけ頑張っても成果につながらない。
「運」の要素が大きすぎて、努力が報われている実感がなかったですね。
――教育体制はどうでしたか?
ほとんどなかったです。これが一番キツかった。
「見て覚えて」「とりあえずやってみて」という感じで、具体的に何を改善すればいいのか、誰も教えてくれない。自分のやり方が合っているのか間違っているのかすら分からない状態で、ずっと手探りでした。
1年働いて、「このままここにいても成長できないな」と思ったんです。
■ 転職活動でムダカラに出会う。決め手は「追い風の業界」と「職場の雰囲気」
――転職活動はどのように進めましたか?
エージェントに登録して、いろいろな職種を見ていました。営業職を中心に、人材業界なども検討していましたね。
その中の一つとして紹介されたのが、ムダカラでした。
――省エネ業界は知っていましたか?
正直、全然知らなかったです(笑)。省エネ商材がどういうものかも分かっていませんでした。
ただ、エージェントから「この業界は追い風だよ」と聞いて、興味を持ちました。脱炭素とかESGとか、世の中の流れ的に成長が見込める市場だと。
――ムダカラを選んだ決め手は何でしたか?
職場見学に行ったことが大きかったですね。
実際にオフィスを見せてもらって、働いている人たちの雰囲気を見て、「あ、ここなら大丈夫そうだな」と思えたんです。
ピリピリした空気がなくて、でもちゃんと仕事に集中している。話しかけやすそうな人ばかりで、前職との違いを感じました。
――入社前に職場を見れたのは安心材料になりましたか?
めちゃくちゃなりました。おかげで、入社後のギャップはほとんどなかったですね。
前職は紹介で入ったので、職場の雰囲気をちゃんと確認せずに入社してしまった。その反省もあって、今回は自分の目で見て決めようと思っていたんです。
■ 対面営業からテレアポへ。「表情が見えない難しさ」と向き合う日々
――現在の業務内容を教えてください。
新規開拓のテレアポを担当しています。企業に電話をかけて、省エネサービスの提案につなげるアポイントを取る仕事です。
――前職は対面営業でしたよね。テレアポとの違いは感じますか?
全然違いますね。最初は本当に難しかったです。
前職は対面営業だったので、お客様の表情を見ながら話すことができたんです。「今ちょっと興味を持ってくれたな」「ここは響いていないな」というのが、顔を見れば分かる。
でもテレアポは、表情が見えない。声のトーンや間だけで、相手の反応を読み取らないといけない。これが想像以上に難しくて。
――その難しさを、どうやって乗り越えていますか?
とにかく数をこなすことと、先輩からのフィードバックを活かすことですね。
電話をかけ続けていると、だんだん「この言い方だと断られやすいな」「この切り返しは効くな」というのが分かってくるんです。それを積み重ねていく感じです。
■ 前職との最大の違いは「毎回フィードバックがあること」
――ムダカラに入社して、前職との違いを一番感じるのはどこですか?
フィードバックがあることです。これは本当に大きい。
前職はさっき言ったように、ほとんど教育がなかった。でもムダカラは、毎回ちゃんとフィードバックをもらえるんです。
――具体的には、どんなフィードバックがありますか?
電話が終わった後に、「今の話し方、ここがよかったよ」「この部分はこう言い換えた方がいいかも」とすぐに教えてもらえます。
自分では気づけなかったクセとか、改善点が明確になる。だから、次の電話ですぐに試せるんです。
このスピード感は、前職では絶対になかった。成長している実感がありますね。
――職場の雰囲気はいかがですか?
話しかけやすいメンバーばかりです。
分からないことがあったらすぐに聞けるし、先輩たちも嫌な顔せずに教えてくれる。「こんな初歩的なこと聞いていいのかな」と思うようなことでも、ちゃんと答えてくれるんです。
変にギスギスした空気がないので、働きやすいですね。
■ 訪問営業にも挑戦したい。成長の先に見据える目標
――入社から約8ヶ月。今後の目標を教えてください。
まずはテレアポでしっかり成果を出すことです。アポを取って、会社の売上に貢献する。まだまだ先輩たちには追いついていないので、そこを目指したい。
その先では、訪問営業にも挑戦していきたいと思っています。
――訪問営業というと、前職の経験が活かせそうですね。
そうなんです。対面でお客様と話すのは、前職で1年間やってきたので。
テレアポで省エネ商材の知識をしっかり身につけて、それを武器に訪問営業でも結果を出していきたい。そうすれば、自分の市場価値も上がっていくと思っています。
――省エネ業界の面白さは感じていますか?
感じますね。企業の経費削減に直結するサービスなので、お客様にとってメリットが明確なんです。
「御社の電気代、これだけ下がりますよ」って言えるのは強い。前職のように、タイミングを見計らって慎重に話さないといけない商材と違って、シンプルに価値を伝えられる。
脱炭素の流れもあって、業界全体が追い風なのも実感しています。
■ 「やりたいこと」がある人は続けられる
――最後に、転職を考えている方や就活生へメッセージをお願いします。
やりたいことを明確に持っている人は、続けられると思います。
僕の場合は、「成長できる環境で働きたい」「ちゃんとフィードバックをもらいながらスキルを身につけたい」という思いがあって、ムダカラを選びました。実際にその環境があったから、毎日頑張れている。
――逆に、向いていないのはどんな人ですか?
ダラダラ働きたい人は、正直向いていないと思います(笑)。
毎日電話をかけ続けるし、フィードバックをもらったら改善していかないといけない。受け身でいたら成長できないし、成果も出ない。
でも、「もっと成長したい」「前職の環境に不満がある」「自分を変えたい」と思っている人には、いい環境だと思います。僕自身、前職で「このままじゃダメだ」と感じて転職して、今は毎日成長を実感できている。
環境を変えるのは勇気がいることですが、変えてよかったと心から思っています。同じように悩んでいる人がいたら、一歩踏み出してほしいですね。