「子どもの未来にワクワクをとどける」EDUCOMと臨んだ、組織に求心力をもたらす理念開発とは。 | ayatori - MIMIGURIの人や事業を紐解くメディア
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こんにちは! EDUCOM広報担当の楢木です。私は2022年12月にEDUCOMに入社してきました🏢✨選考の中で採用担当から会社説明を受け、その際とても印象に残ったのがEDUCOMの5つのバリューです。「この5つの行動指針で日々業務に取り組む人たちと一緒に働けたら嬉しいな」と思ったのを覚えています。
実はこのバリュー、トップダウンで決定されたものではなく、社内からプロジェクトメンバーを公募して策定されたものなんです! こういったものは経営からのトップダウンで作られるイメージがあったので、現場メンバーが作ったと聞いて驚きました😳!
▼ミッション・ビジョン(←こちらは経営陣の意思を反映させ、トップダウンで策定)・バリュー(←今回紹介するように、社員が中心となって策定)を作り上げる営みについて記事になっていますのでぜひ読んでみてください。
今回はそんなバリュー策定プロジェクトについて、一部のメンバーにインタビューしてきた内容をお伝えしていきます🎤
プロジェクトのお話をする前に、EDUCOMのバリューについてお伝えしておかなければなりませんね! 「個を大切にする」「納得いくまで対話する」「未来のために動く」「挑戦をサポートする」「時には一息つく」の5つです。
では、早速インタビューの本編に。今回は5名のプロジェクトメンバーにお話を聞いてきました👂
花田さん:バリューよりも先に、EDUCOMのミッションとビジョンが経営層によって策定され、発表されました。もちろんとても素敵なものではあるのですが、正直私にとっては「崇高すぎる……!」という印象もあり、バリューはもう少し身近に感じられるものを自分たちで作り上げてみたいと思い、プロジェクトに手を挙げました。
また、主要な取り組みは東京本社や愛知本社で行われることが多い中、このプロジェクトは全社から誰でも声を上げることができたので、地方拠点にいるいちメンバーとしても、ぜひ参加したいと思いました。
齋藤さん:私は当時新卒入社一年目でしたが、いつも会社プロジェクトに積極参加している先輩に感化され勇気を振り絞って手を挙げました。普段ならこういった機会があってもぜったいに参加しないタイプなのですが……(笑)こうやって新人の感覚も取り入れてくれる会社なんだなと感じました。
鈴木さん:仮のバリューができた段階で、一度全社に意見を聞く会を実施しました。会でもらった意見を参考に最終案にブラッシュアップしていきました。決してプロジェクトメンバーのみで決めるものではなく、できる限り多くのメンバーの想いを反映させたバリューを作るうえで大切な取り組みだったと思います。
熊谷さん:全社会の中でバリューがお披露目となったのですが、一方的に発表するだけでなく、グループワークを行いました。5つの中で一番自身がピンときたものを選び、そのバリューについてチームで話し合ってもらうというものです。自分事として捉え、考え、言語化することによってバリューをより身近に感じてもらう時間となり、浸透に一役買ったのではないかと思います。
齋藤さん:プロジェクトメンバーを3つのチームに分け、それぞれが持ち寄ったアイディアを勝ち抜き戦のようにして最終案にまで絞っていったのですが、各チームから出てくる言葉や形式が異なったので統一感のある形に整えるのが大変でした。
鈴木さん:言葉のニュアンス一つで与えるイメージが大きく変わってしまうこともあるので、何度もメンバーで話し合いを重ね、みんなに伝わりやすい表現を模索しました。
鈴木さん:とにかく「伝わる言葉」にすることを意識しました。当初は英語で「Take it easy」なども案として出ていたんです。よりEDUCOMの雰囲気に合った表現、みんなが腑に落ちる表現、多くの人に理解してもらいやすい表現を徹底的に意識し、最終的には柔らかな表現になりました。かっこよすぎないほうが、いい意味でちょっとあか抜けない感じがEDUCOMらしいっていう感覚があるんですよね。
熊谷さん:そうですね。スタイリッシュすぎるとそれはEDUCOMっぽくないというか(笑)
藤井さん:「頼り頼られ」という案が出たりもしましたよね。もちろんこのフレーズで言いたいことはよく分かるのですが、「頼る」という単語で本当にいいのか? もっと本質が伝わる表現にできないか? というのは何度も議論し、結局採用しなかったり。
花田さん:すべてにこだわりが詰まっていますよね!
藤井さん:5つを並べてみてみたときに、とてもバランスがいいなと感じています。
たとえば「未来のために動く」「挑戦をサポートする」あたりをひたすらに突き詰めていくと疲れちゃいますよね。そんなときに「時には一息つく」というバリューが存在していることに大きな意味があると思います。「個を大切にする」ことはもちろん大切ですが、自分の意見を押し通そうとするのはだめで「納得いくまで対話する」姿勢も必要ですよね。
全部が、仕事をする上で欠けてはいけないことです。5つのバリューそれぞれが関わり合うことで良い効果を発揮できると思います。
熊谷さん:自分のチームが出した案とは言葉としての表出の仕方が違っても、根本的にはみんなが共感できて納得いくものが出来上がり、とても対話的な営みによって完成したものだなと思えました。
熊谷さん:現場でも使われている印象はあります。Slackのスタンプもありますし。
花田さん:協力会社さんにMVVのお話をする際にも、とても反応がいいです。社内外問わずバリューの魅力が伝わっているみたいです。誇りに思います。
齋藤さん:浸透施策としてグッズを作成したりもしました。かわいいと好評で嬉しかったです。
鈴木さん:いまはもう、聞けばみんな5つのバリューを全部言えるんじゃないかな? 形骸化してしまうのが一番避けたかったことなので、良かったなぁと思っています。今後は、日々の業務においても「これはバリューにのっとっているか?」ともっと考えられるようになるといいなと思います。
藤井さん:そうですね。何かハードルにぶつかったときにバリューを意識するのは難しいことかもしれないですが、もっと意識下に根付いていくといいなと思います。
いかがでしたか。現在EDUCOM社内で親しまれているバリューは、試行錯誤しながらもみんなの想いをのせたものとして策定されたということがとてもよく分かりました。
インタビューしてみて、それぞれ違った年次、違った部署、違った考え方や価値観を持った人たちがプロジェクトメンバーとして集まり、対話を重ねる中で生み出されたものなのだと強く感じることができました。今回とはまた別のメンバーにお話を聞いてみたらまた違った印象を受けるかもしれないですね。
少しでも、読んでいただいたあなたにEDUCOMという会社の雰囲気が伝わるといいなと思っています😊