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プロフェッショナルとは、“一部のすごい人”のことではない。
誰がやっても価値が出せるようにすること──それを仕組みにできる人が、ほんとのプロだと思う。
arcbricksが掲げる「データに価値の輝きを」。
そのメッセージを、現場で本当に実現するには何が必要なのか?
属人化に頼らず、再現可能な形で“期待以上の価値”を届け続けるために、どんな仕組みが必要なのか?
今回話を聞いたのは、arcbricksのCDE(Chief Delivery Executive)門脇さん。
幅広いデータ領域を渡り歩いてきた彼が語る、「プロフェッショナリズムの再現性」とは。
目次
01|「僕、文系なんです。経済学部でした」
02|arcbricksに来た理由は、「職種を超えて動ける場所」だったから
03|「最初の顧客は、社内の営業さんだった」
04|「納品しました、で終わらせない」
05|AIがコードを書く未来でも、考える力は武器になる
06|arcbricksに来てほしいのは、「変化を楽しめる人」
01|「僕、文系なんです。経済学部でした」
──まずはこれまでのキャリアについて教えてください。
門脇:実は、もともと文系なんですよ。大学では経済学部でした。高校の頃にMacを触って、ITって面白いなと思ったのがきっかけで、就活ではIT業界一本でした。
──そこから、ITのキャリアが始まったんですね。
門脇:最初は日本のSIerで、いろんなパッケージを組み合わせてシステム導入をやってました。でも次第に「もっと深く技術や製品を理解したい」と思うようになって、外資系のベンダーに移りました。
日本オラクルではERP、PLM、MDMなどデータ統合に9年携わり、その後はQlikTechでBI、Pentahoでビッグデータ統合と、ずっと“データ活用”の現場にいましたね。
そして直近はBlue PrismでRPAに関わっていました。ここではプロセス自動化のコンサルタントとして、マネジメントも経験しました。データというより、業務の「動かし方」にフォーカスした領域です。
02|arcbricksに来た理由は、「職種を超えて動ける場所」だったから
──arcbricksにはどういう経緯で?
門脇:Databricksというプロダクトに興味を持っていたときに、スコットさん(サークレイスCEO兼arcbricks会長)と話す機会があって、声をかけてもらったんです。
決め手になったのは、「職種に縛られずに動ける組織」だと感じたこと。大きな企業にいると、どうしても自分の役割が固定されがち。でもarcbricksのような立ち上げフェーズの組織では、営業、デリバリー、仕組みづくり……全部がつながっている。その環境に魅力を感じました。
03|「最初の顧客は、社内の営業さんだった」
──CDEとして、具体的にどういう仕事をされていますか?
門脇:一言で言うと、「価値を再現可能にする仕組みを作ること」です。
現場のコンサルタントが個人の経験やスキルに頼らずとも、一定の品質で価値を届けられるように、ベストプラクティスの集合体のようなフレームワークをつくっています。
WBS(作業計画)の雛形、アウトプットのテンプレート、チェックリストなどを整備して、品質を担保する。プロフェッショナリズムを標準化するというか、組織にしみ込ませていく仕事です。
──仕組みからプロジェクトを支える、と。
門脇:そう。面白いのは、僕の最初の“顧客”が社内の営業さんだってこと。営業が提案しやすくなるように、現場が迷わず動けるように、裏側の設計をする。それが僕の仕事です。
単に「案件を回す人」じゃなくて、「プロフェッショナリズムを仕組み化する人」でありたいと思っています。
04|「納品しました、で終わらせない」
──門脇さんが考える“プロフェッショナル”って、どんな存在ですか?
門脇:お客さんが求めているものを“そのまま”届けるだけなら、プロじゃないと思うんです。
お客さんが気づいていない課題に踏み込んで、期待を超えるものを届ける。それができて初めて、プロフェッショナルと呼べるんじゃないかな。
──それって、けっこう難易度高いですよね。
門脇:でも、やらなきゃいけないと思う。たとえば震災の時期に担当していた大規模プロジェクトでは、「僕たちが売りたいもの」じゃなく「お客さんにとって必要なもの」を考えるしかなかった。相手の視点に立ちきるというか。あの経験が、いまの自分の軸になっていますね。
05|AIがコードを書く未来でも、考える力は武器になる
──今後のデータ・AI領域って、どうなっていくと思いますか?
門脇:コーディングの多くは自動化されていくと思います。実際、既にAIにコードを書かせることはできるし、これからさらに広がる。
でも大事なのは、「何を作るか」「なぜそれをやるのか」を考える力。そこは、当面AIでは代替できない。
──そこが、arcbricksの“プロフェッショナル集団”としての本質?
門脇:そう思います。たとえば、Salesforceと人事データをどう組み合わせれば意味のある示唆が得られるか。そういう“問いを立てる力”が、これからの時代のプロフェッショナルの武器になるはずです。
06|arcbricksに来てほしいのは、「変化を楽しめる人」
──最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?
門脇:頭が柔らかくて、新しいことを前向きに面白がれる人ですね。
コードが書けるかどうかよりも、自分の思考で動けるかどうかの方が大事。専門性にこだわりすぎず、チーム全体に貢献する意識を持っている人が向いていると思います。
arcbricksには、まだ正解が決まっていないことがたくさんあります。
だからこそ、自分の提案で“変化”を生み出せる面白さがある。そこにワクワクできる人と、ぜひ一緒に働きたいですね。
arcbricksには、プロフェッショナルになりたいすべての人に向き合うカルチャーがあります。
あなたの“まだ名前のついていないプロフェッショナリズム”を、ここで育ててみませんか?