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エンジニアとしての成長を目指す YUZURIHAでの1ヶ月間のインターンシップ

2023年も多くのご応募をいただいているYUZURIHAのインターンシップ

その特徴は、とにかく実践!現場を体感できること。エンジニアとして大手上場企業からベンチャー企業まで、幅広く経験をしてきたメンバーからのレビューやアドバイスは、これからエンジニアになりたい人にとって、かなり刺激的なものになっています。今回はそんなYUZURIHAインターンを体験してくれたTさんのレポートをお届けします。


初めてのYUZURIHA訪問

最初にお会いしたのは9月。しっかりした印象で、一度社会人を経験したという経歴もあり、インターンで学びたいこと、目的意識を持って取り組んでもらえそう!と好印象だったTさん

いっしょに同席したエンジニアからも、若手営業マンのようなハキハキとした元気な対応で、本当に学生?と思ったという感想が出るほど。技術面で不安があると悩んでいたTさんでしたが、インターンに来ることでその答えをはっきりさせることができるはずと、10月から1ヶ月間のインターンに向けて、事前に学んでおいてほしい内容もお伝えし、社内書籍の貸し出しなども行い、インターンに向けての準備がスタートしました。


エンジニアを目指すきっかけ

高校卒業後は、今後の進路を決めきれずに飲食店でフリーターをしていました。始めの頃はシフトを多く入れ精一杯働いていたのですが、コロナが流行すると店を休業しなければいけなくなり、「このまま不安定な生活を送るのは嫌だな・・・」と思うようになりました。そんな中、接客の際にIT系の職に従事するお客様とお話をする機会がありました。そのお客様は美容系のサービスの開発や食品系のECサイトの開発など幅広い分野の会社と取引しているとおっしゃっていて、多様な業界にシステムやサービスを提供することで関わりを持てる点で他の職業よりも多くの経験を積めるのではないかと強く魅力を感じました。

ITに関する知識や経験を積むにはどうしたらいいかと調べていたところ、就職実績や外部のコンテストの受賞歴を多く持ち、なおかつ学習環境の整備もされているHAL大阪を見つけました。

「この学校なら自分はエンジニアの卵として成長できるな!」と思い入学を決めました。

HALで学んだこと

初年度はプログラミングの技術はもちろんのこと、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験などの資格取得を通じたIT知識の学習やアイデアの生み出し方などIT業界人として必要になるものを体系的に学習しました。これらの基礎知識のお陰で、現状の制作の際にも円滑に進める事ができたなと実感しています。

学年が上がっていくにつれ、グループを組んでの制作がメインとなりました。現時点でメンバーが6人程のグループ制作に5回取り組みました。グループ制作の際には、学生の間にリーダー職の経験を積んでおき社会に出た後に活かしたいと思い積極的にリーダーの役割に立候補しました。リーダーとして動く際には、各メンバーの長所を活かしながら、制作の終了時にメンバー各々が成長できたと感じられるようなグループ活動にすることを念頭に置いていました。そのために、各メンバーの能力や人柄などをアンケートや制作外でのやりとりの中で理解し、各々に合った作業を本人と相談しながら割り振ることに務めました。また、グループ全体として認識のズレを起こさないように随時確認を行っていました。

その甲斐もあり円滑に制作が進み、学内の期末に行われるコンテストで構成力賞や銀賞をいただいたり、「U-22プログラミング:コンテスト」という全国規模のコンテストの事前審査を通過することができました。また、共に制作をしたメンバーからは気を配りながら親身に話を聞いてくれて快適に開発ができたとの意見をいただきました。実際に業界で働く前に、こうした複数人での開発経験が得られたことはとてもありがたかったです。

はじめてのインターンはYUZURIHAで

HALの担任とインターンシップ前の事前面談の段階では、どのような作業でもするので自分に合うような企業に行きたいと伝えていました。それに対し、自分の持つプログラミングの技術に合い、インターンシップを通じエンジニアとしての成長につながる会社でインターンができるよう考えていると言ってくださったので安心感がありました。その一方で、他の教官や先輩には、技術レベルが高く自由度の高い現場なので、なかなかハードなインターシップになると伺っていたため、自分の成長につながることへの期待と、ついていけるかの不安が入り混じっていました。

顔合わせ当日はとても緊張していましたが、社員の方々にフランクに接していただき、終始穏やかな雰囲気が流れていたことで緊張がほぐれました。オフィスを見学させていただいた際、社員の皆さんがとても集中しながら作業をしていると感じました。YUZURIHAではエンジニアが過ごしやすい環境の整備に力を入れていると伺っており、座り心地の良いエルゴヒューマンの椅子やフリーのドリンクやお菓子などでリフレッシュもできることによって社員の皆さんのパフォーマンスが最大限発揮されているのだろうなと思いました。そのような環境に一ヶ月間身を置けることに嬉しくなり、インターンシップがより一層楽しみになりました。

インターンで取り組んだこと

今回のインターンシップでは、X(旧Twitter)のクローンアプリの作成を行いました。

まずはDockerで環境構築を行いました。初めてのDockerによる環境構築で苦戦しましたが、メンターさんのアドバイスやネットの記事などを読み漁りなんとか構築ができました。その後、X(旧Twitter)の機能分析から本インターンで自分が作成する機能を見積もりました。1ヶ月という短い期間の中でどこまでできるかを計算し設定しました。見積書ができ次第、本開発へと移り、最終的にAWSにデプロイを行いました。

今までの開発経験を通じて、とにかく目の前の作業に集中してしまい全体の進捗を見失ってしまう事が多いなと感じていました。その弱点を補うために「計画立て状況を整理しながら作業を行うこと」を目標に掲げました。

機能の見積もりの段階で、それぞれの機能を作成する目安時間を設定しておき、作業中に経過時間と進捗を逐一メモするようにしました。このメモが思っていた以上の効果がありました。進捗状況の確認はもちろんのこと、並行して作業が走ったときに、「この作業はここまでできていたんだな。この作業はここで詰まっていたから一旦別の作業に移ったんだな。」とすぐに把握でき、作業間の切り替えの時間を短縮することができました。また、書いたコードがうまく動作しない場合にも、コードの内容を人に説明するような文章をメモに書いて言語化してみることで頭が整理され、「コードのこの部分がおかしいな。じゃあ〇〇を調べてみよう!」と何を調べ修正するのかの目処が立ちやすかったです。

結果としては、当初の実装予定の機能から削る部分もありましたが、なんとか形となるものは作成出来たかと思います。今後の開発においても、円滑に進めるために「計画立て」と「状況整理」を実践していこうと思います。

キャリアプランニング

インターンの中で、キャリアプランニングの時間や経営に関するボードゲームをプレイする時間を設けていただき、今後の人生設計をじっくりと考える機会を設けていただき非常にありがたかったです。

エンジニアとの食事会

インターンシップの途中で食事会を開いていただき、IT業界での生き方についてたくさんのことをお聞きしました。その中でも特に働く上での責任の話はとても記憶に残りました。学生のうちでは個人や少人数のグループでしか制作を行わないので、自分自身あまり責任を感じることなく進めることが多かったです。しかし社会に出ての仕事となると、サービスに障害が起きた時に停止すれば良いというだけでは済まず、停止した分赤字が出たり補償をしなければいけないなど、リスクに応じた責任を取らなくてはいけません。学生のうちでは中々そういったことを考えて制作を行う機会がなかったので、バイトなどの経験を通して考え方は身に着けていかないとなと思います。

YUZURIHAのエンジニアについて

確かに言える事として、芯が通った考え方をしている方が多いと感じました。例として挙げさせていただくと、代表の正木さんは「社員のエンジニアがより過ごしやすい環境を作る」という考えの基に社内制度を整えていらっしゃったり、あるエンジニアの方は「開発を楽しむ」ことをモットーに、新しい技術の勉強に励んだり不意の障害にも冷静かつ前向きに対応していらっしゃいました。自分の中で確立した考えを持ってそれを実行していくことがプロになる一つの要因なのだろうなと感じました。そうして働いていらっしゃる姿はとても魅力的に見え、自分も将来何か一つ軸を見つけて働いていこうと思いました。

学校と現場の違い

やはり能動的に動かないといけない点だと思います。これはDockerでの環境構築の際に特に感じました。学校では授業としてプログラミングを中心に学んでいくのを主軸に置いているので、環境構築に関しては教官の言う手順でこなしさえすればすぐに完了できました。しかし、今回のインターンシップでは「自分で一から環境を作っていこう!」という方針で、最低限の知識やサンプルコードを頂く形でした。Dockerに関しては知識0の状態だったので、「Dockerとは何か?」「何のファイルが必要で、そこには何が必要か?」などを手探りで調べたりメンターさんに聞いたりすることでどうにか構築できました。

このように、今までの学業の範囲では授業で教えてもらったことを多少改良すれば動いていましたが、現場では「これは何?どうすれば動く?」と能動的に自分から調べ解決しようとしていく事が必要なのだなと強く思いました

この意識が早めについたお陰で、本開発でコードレビューを頂いた際に、知らない知識や書き方をすぐに反映するのではなく、「他のケースではどのように利用するのだろう」「なぜ元の書き方では駄目なんだろう」と深くまで理解しようと動くことができたかと思います。現場に出た際も、自分の触れたことのない技術や知識にたくさん触れると思うので、能動的に調べ理解し使えるようにしていこうと思います。

最終日のプレゼンテーション

まずは何より発表できるレベルの成果物が作成できて良かったです。発表の際にバグなどが起きないようにチェックはしていたので、動作に関しては問題なく動き安心しました。一方で、プレゼンを練習する時間を確保出来なかったので、技術面での工夫点のアピールが少し弱かったかなと反省しています。

QAでは様々な質問やフィードバックをいただきました。やはり始めの見積で削った部分(会員登録や画像など)への意見も多かったので、より効率的に開発を進められたら加えられたかなと思いました。

また、進捗管理のファイルを見せた際に参加してくださったエンジニアのみなさんから良い反応をいただき自分自身も助けられた部分が多かったので、今後の開発でも使っていきたいなと思います。

社内エンジニアからの感想

プレゼン発表には社内のほとんどのエンジニアが参加し、QAタイムも設けて様々な質問、意見が飛び交いました。参加したエンジニアからは、「スライドがシンプルで、これまでプレゼンされた方の中でも非常に見やすかった」「今後のキャリアプランをしっかりと見据えてインターンに参加されたことが伝わってきた」というコメントもあり、Tさんの1ヶ月間の取組みに対するポジティブな感想が多く出ました。

これからの目標について

今回のインターンシップを通じて、自分はまだまだ浅いレベルの開発技術しか持っていないなと痛感しました。まずは現場でも通用する技術力や考え方を身に着け、開発の全体像をきちんと理解できるようなエンジニアになっていきたいなと思います。エンジニアとしての実力がついたら、蓄えた経験や知識を武器に「次世代のIT人材を育成する」ような教職や教育系企業の経営職に就きたいと考えています。

今までの人生を振り返ってみると、困っている人に対して相手の疑問点を分析しよりわかりやすく表現しながら教え、問題が解決して感謝をされることに昔から強く喜びや楽しさを感じることが多くありました。

「自分が教えることで人が成長し、感謝をしてもらえる」教育業界はこのような機会が多いという点から憧れを持っており、専門学校に通い実現のチャンスができたと思うので、必ず実現するよう計画立てて努力を続けていこうと思います。

これからYUZURIHAのインターンに参加される方へ

エンジニア職のインターンシップはYUZURIHAが初めてで他社のものと比べることは出来ませんが、少なくとも学業や個人開発とは違う「現場の開発体験」が必ずできると思います。自身が触れたことのない技術や実装方法に戸惑うことがあるかとは思いますが、一つずつ根気強く解決していけば必ず成長につながると思います。このインターンシップでエンジニア+αの成長をした上で、是非その成長を楽しんでみてください!

最後にメンターからTさんへ

インターンの1ヶ月間、後半はどんどん進んでいくようなペースでもなかったために時間がギリギリになったけれどもなんとかカタチあるものができてよかったと思っています!Tさん自身が不安に思っていた技術面においても、積極的に取り組めばなんとかやっていけるかもと一筋の光は見えたのではないかな。大事なことは続けること!なのでこれからもぜひ続けていってください!

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