上巻では、病児保育の仕組みづくりを担う定司さんと、怪我対応を担う内田さんのインタビューを通して、教育大学チームの業務内容をご紹介しました。下巻では、家事代行サポーター向けの講座企画・運営を担う三栖さんのインタビューと、3人が語る「入社早々から活躍できている理由」、そして教育大学チームで働く魅力をお届けします。
三栖さん(教育大学チーム)
担当業務: 家事代行サポーター向け講座・相談会の企画運営、講座の集客・広報、キッズライン大学リリースページの更新運用、家事サポートに関する安全指導
ゼロから講座の仕組みをつくる仕事
三栖さんが担当するのは、家事代行サポーター向けの講座です。家事代行の講座はできたばかりで、これまでベビーシッター向け講座で培われてきたノウハウを参考にしながら、運営の仕方やリリースの仕方を一つひとつ形にしている段階だといいます。教育大学チームは2つのユニットに分かれており、三栖さんが所属する大学ユニットのメンバーに加え、家事代行チームのメンバーとも密に連携しながら講座を作り上げています。
講座の集客は主にメルマガで行い、講座内容の魅力を伝える文章は、過去のアンケートで寄せられた声を活用しながら、家事代行チームのメンバーにもヒアリングして構成しているそうです。
「例えば料理講座を企画するとき、この時期なら食中毒の話から入ると読んでもらいやすいのでは、といったアドバイスをもらうこともあります」
キッズライン大学のリリースページも、三栖さんが手がけた業務の一つ。ベビーシッター向けにはデビュー直後に届く案内ページがありましたが、家事代行にはこれまで運用されていなかったため、ベビーシッター版をもとに家事代行版を新規に作成し、ブラッシュアップして家事代行チームへ届けています。
安全指導面談という、責任ある役割
家事サポートに関する安全指導では、物損事故などのトラブルが起きた際に、Zoomでの面談を通じて原因や再発防止策を一緒に考えます。家事代行チームのメンバーと二人体制で担当していますが、三栖さん自身は家事代行サポーターとしての現場経験がないため、当初は苦手意識があったといいます。
「例えば、サポーター経験年数やご年齢などから原因を決めつけず、まずは当時の状況をフラットに伺うことを大切にしています。そのうえで、普段からサポートに尽力いただいていることへの感謝やリスペクトを忘れず、必要なことはきちんとお伝えする。そのバランスに難しさもありますが、やりがいも感じています。
自分自身、あまり人に厳しいことを言えるタイプではないので、面談前にはお伝えすべきことをしっかり整理してから臨むようにしています」
それでも一件一件丁寧に向き合い、経験を積み重ねながら成長を続けています。
「他部署と関わる仕事」が学びの機会に
現在参加している新サービスのプロジェクトでは、さまざまなチーム・社歴のメンバーと週次のミーティングで意見交換をしており、普段接点の少ないメンバーと関わる機会が多様な学びに繋がっていると話します。
チーム内には家事代行講座の担当が三栖さん一人しかいないため、日々の業務はユニットリーダーや上長に相談しながら進めていますが、新しい施策を検討する際にはベビーシッター向け講座の進め方を参考にすることも多いそうです。
定司さんには、講座の販促物を発送する際に、やり方を教えてもらいながらサポートしてもらうことも。また、定司さんが担当する動画制作では、三栖さんが講座運営の立場からより運用しやすい構成について意見を伝えるなど、それぞれの知見を活かしながら業務を進めています。
「チーム内に同期はいませんが、年次の近いメンバー同士でも気軽に相談・協力し合える雰囲気があり、心強く感じています。上長が『この件はAさんが詳しいよ』と声をかけてくれるので、リモートでも誰に相談すればよいか迷うことが少ないんです」
子育てとの両立を機にキッズラインへ
三栖さんの前職は、バーテンダー(5年)、ビール工場の見学ツアーガイド(5年・イベント運営やセミナー講師も担当)、個人事業主としてのイベント講師・企画運営(2年)。お酒に関するイベントの仕事は出張や夜遅くまでの業務も多く、2度の出産・子育てとの両立が難しくなり、継続を断念したといいます。
「これまで培ってきた講師や研修運営の経験を活かしながら、子どもやお母さんの笑顔につながる仕事がしたいという思いがありました。産後ケアや家事代行サービスに助けられた経験もあり、キッズラインの求人を見つけたとき『私がやりたかった仕事はこれだ』と感じたんです」
前職の同期がベビーシッターとして活動していたこともあり、キッズラインは以前から親しみのある会社だったそうです。
「こんな講座を待っていました」の声が原動力
サポーター様から「とても有意義な講座でした」「こんな講座を待っていました」と声をもらえたときや、自分の提案した改善案が形になり、メンバーから「分かりやすくなった」と言われたときに、大きなやりがいを感じるといいます。初めて開催した家事代行サポーター向けの相談会では、経験豊富なサポーター様から「こういう講座をずっと待っていました。デビューしたての頃にあれば、思い悩まずもっと自信を持って活動できたと思う」というメールをもらい、心から嬉しかったそうです。
企画・運営はあまり表舞台に立つ仕事ではないものの、「サポーター様が安心・安全に活動できることが、その先にいるユーザー様やご家庭の安心に繋がっている」と感じられることが、日々の励みになっていると話してくれました。
プライベートの過ごし方
夜は子どもたちとゆっくり過ごし、休日は近所の公園や児童館へ出かけているという三栖さん。子どもたちと一緒にお昼寝する時間が、ささやかな幸せだそうです。
3人が語る、社内の雰囲気
3人に「社内全体にどんな人が多いと感じますか?」と聞いてみました。
内田さん: 「私、まだ入社して日が浅いので、社内の皆さんとどれだけコミュニケーション取れてるかと言われると、正直そこまでではないんです。でも、先月のキックオフ後の懇親会でユニットリーダーがいろいろな方に紹介してくださった際、皆さんとても親しみやすく、温かい雰囲気の方ばかりで、どなたも笑顔で接してくださったことがとても印象的でした!
今までの職場だと、少し冷たい感じの方にお会いすることもあったんですが、キッズラインの方はご挨拶した時にこちらが悲しくなるようなリアクションをする方が一人もおられず良い意味で驚きました」
三栖さん: 「私もほとんど同じ印象です。どこの職場にも、少し苦手意識を感じるタイプの方や、話しかけづらいと感じる方は正直いると思うんですが、キッズラインは皆さんお話が上手というか、コミュニケーション能力が高い方が多いなと感じます」
最後に、社歴が一番長い定司さんにも聞いてみると――
定司さん: 「私は1年少し過ごしてみて思うことが、この会社自体が『世の中にないものを作ろう』『磨こう』みたいな、難しそうなことにもどんどん挑戦しようとする明るい人がとても多いということを日々感じています。AIなどもどんどん取り入れて、いい意味で変化していこうという空気があり、それがすごくいいなと思っています」
インタビュアーの私まで自然と笑顔になるほど 、3人とも社内の雰囲気の良さを実感している様子でした。
入社早々から活躍できている理由
キッズラインでは、入社早々から主体性を発揮して活躍しているメンバーが多くいます。「なぜ自分たちがこんなに活躍できているんだろうと思いますか?」と、あえてストレートに3人にも聞いてみました。
まず手を挙げてくれたのは内田さん。
内田さん: 「本当に大したことではないんですが……。入社直後、ユニットリーダーから『内田さんは何が得意か教えてほしい』と聞かれて、その場で『ない……どうしよう』となったんです(笑)。
それがきっかけで、得意なことを見つけるのは難しくても『気づくこと』ならできるかもしれないと思い、思いついたことを提案や改善案という形で口に出すことを意識的にやるようにしています。あとは自分が結構面倒くさがり屋な性格のため、それをいい方向に活かして、『ここはもっとシンプルにできそうだな、改善できるかもな』と思ったところは、対応する理由を細かく確認することや、「本当にこの工数が必要なのか」を改めて見直し、より効率的な進め方を考えるようにしています。 そういったところで工数削減に少し貢献できているのかなと思います」
続いて定司さんにも聞いてみました。
定司さん: 「私は採用面接のときに『教育大学チームは年齢層が高めだけど、20代のあなたが入っても大丈夫?』と聞かれたことがありました。私は年齢層がさまざまなメンバーの中で過ごした経験があったので、『大丈夫です』とお答えしたんです。
実際に入社してみると、皆さんがまるでお母さんのように温かく見守りながら、私を育ててくださって。何かに挑戦すると『すごいね』と声をかけてくださったり、頑張りを認めてくださったりすることが本当に嬉しくて、『もっと頑張ってみよう』という気持ちが自然と芽生えていきました。
そうやって少しずつ自信を持てるようになったことが、今こうして自分らしく仕事ができていることに繋がっているのかなと思います。」
最後に三栖さんは――
三栖さん: 「私の上長は、状況をとても論理的に整理して伝えてくださる方で、私自身も気づいていなかった『やりたいこと』や『自分の強み』を引き出してくださいます。そのうえで、私に合いそうな業務を『こういうことをやってみるのはどう?』と提案してくださることが、とてもありがたいと感じています。
最近参加させてもらっている新サービスのプロジェクトも、普段の会話の中で『こういうことに興味があるなら、このプロジェクトが合うと思うけど、やってみない?』と声をかけていただいたことがきっかけでした。
自分では気づいていなかった可能性を引き出してもらい、新しいことにも挑戦できる環境があるからこそ、楽しみながら自分らしく活躍できているのかなと思います。」
3人それぞれの話から見えてきた中での共通点は「本人の気づきや強みを、周囲が丁寧にすくい上げてくれる」という点。入社早々から挑戦しやすい土壌は偶然ではなく、先輩たちの関わり方によって育まれているのだと伝わってきました。
異業種・リモート未経験からのスタートも、手厚いサポート
定司さんと内田さんは、看護師・保育士という専門職からキッズラインへの転職。三栖さんも一般企業出身ではありますが、フルリモートでのスタートは初めてだったといいます。「入社したての頃、不安だったことや困ったことはありましたか?」と聞いてみました。
定司さん:「入社当初は、リモートワークはもちろん、パソコンを使うこと自体が初めてで、Googleスプレッドシートの操作も分からない状態だったため、まずは仕事の進め方やツールに慣れることからのスタートでした。
また、前職は現場仕事のため、患者さんや利用者さん、赤ちゃんと直接接する中で元気をもらったり、感謝の言葉をいただいたりする機会がありました。それがなくなったことで、最初は少し寂しさも感じていました。
その後、オフィスに出社するようになってからは、皆さんと直接顔を合わせて話す場面も増え、自然とフランクにコミュニケーションを取れるようになりました。看護の現場とはまた違った雰囲気ではありますが、不安なことや分からないことも気軽に質問できる環境で、本当にありがたかったです。 」
内田さん: 私も、パソコンに一日向き合って仕事をすることも、大きな組織で働くことも初めてでした。保育園では職員室に全職員が集まって仕事をしていましたし、サポーター時代は基本的に一人で仕事をしていたので、他部署と連携しながら仕事を進めることはとても新鮮で、最初は少し緊張していました。
そんな中、ユニットリーダーが最初の1週間、朝9時から夕方5時頃までZoomをつないでくださり、何かあればすぐに声をかけて質問できる環境を作ってくださいました。パソコンの基本的な操作から一つひとつ丁寧に教えていただけたので、その1週間で仕事の進め方にも徐々に慣れることができました。
一般企業から転職してきた三栖さんにも聞いてみると――
三栖さん: 「前職も結構女性が多い職場だったので、そこは似た雰囲気があって良かったです。ただ、前職はある程度関係性ができてからのリモートワークだったのに対し、キッズラインは最初から知らない方々とのリモートスタートだったので、正直すごく不安でした。実は『もっとコミュニケーションの機会が欲しいです』とご相談させていただいたこともありました。でも、オフィス出社の機会が増えると皆さん本当にフランクで、プライベートな話も明るくできる方ばかりだったので、思っていたより早く打ち解けることができました」
写真はチーム内での先輩と。
定司さん、三栖さん、内田さん、ありがとうございました!
今回インタビューした3人は、いずれも入社1年未満〜数年と社歴の浅いメンバーながら 、既に業務改善の起案者となり、他部署との連携を自ら広げ、講座やマニュアルという「サポーター様の学びの場」そのものを作り上げていました。
お話を伺う中で感じたのは、看護師・保育士としての現場経験を土台にした「サポーターの気持ちに寄り添う力」はもちろん、経験豊富なメンバーが一人ひとりの気づきを丁寧に拾い、挑戦を後押しする環境があるからこそ、こうした活躍につながっているのだということに気づきました。
3人が上長をはじめ、チームメンバーのお話しをする時、自然と表情がほころんでいて、良い環境でお仕事できているんだなと思ったことが印象的でした。
そして、こうした環境は教育大学チームはもちろん、異なるキャリアや経験を持つ人が、それぞれの強みを活かしながら早くから活躍できるのは、キッズラインそのものが「挑戦したい人の背中を押す」文化を大切にしているからだと感じます。
部署を越えて気軽に頼り合える風通しの良さ、そして「世の中にないものをつくろう」と変化を楽しむ社風。経験や社歴に関わらず「やってみたい」という気持ちを尊重し、周囲が支えながら挑戦できる。今回の取材を通して、そんなキッズラインの風土が改めて伝わってきました。
定司さん、三栖さん、内田さん、貴重なお話をありがとうございました!