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個人そして世の中の難題に向き合い、ともに限界を超えてゆく(Collabit VALUE_Beyond the LIMIT編)

コラビット流のやり方、いわゆるバリューについての続編をお届けします。今回は、Collabit Valueの中にある1つ目のバリュー、「Beyond the LIMIT」についてです。

Beyond the LIMIT ”限界”のその先へ
限界を超えたその先に、大きな価値があると信じています。
自分の限界も、世間の常識も、その壁の向こうへ超えていこう!

このバリューは、最も”コラビットらしさ”を表現しているバリューであり、私たちのカルチャーを良く表している大切なバリューの1つです。今回は、このバリューがどのような原体験をもとに生まれたのか、どうして大切にしたいのか、その想いをお届けしたいと思います。ぜひ、最後までお付き合いください。

■前回の”コラビットバリュー概要編”の記事はこちら:
バリューはコラビットの組織文化をつくる

代表取締役CEO 浅海 剛

”思い込みの限界”を超えることが成長につながる

バリューを考えている時にいちばん最初に出てきたのが、この「Beyond the LIMIT」でした。私たちが限界だと思っていることの多くは、実は本当の限界じゃないんですよ。もちろん、物理的な限界はあります。例えば、100メートルを1秒で走ることはできないですけど、今からセールス活動で100社の飛び込み営業することはできます。決して、やれと言っているわけではありませんので安心してください(笑)。

そのように考えるきっかけになったのは、私自身の原体験が大きいんです。私が独立した当初は、CMSツールを提供していたのですが、ほぼ一人でスタートしたこともあり、正直に言えば当時の僕の能力の限界を超えて「難しい」ことが山積みでした。アプリケーションエンジニアだったのでサーバーの設定も知らないし、これまでのキャリアの中で営業活動もしたこともない。サービスが完成しても、そこからどうやって、見込み顧客との接点を作って、商談につなげるのかも分からない。セールスはもちろん、Webに関わる中で必要となるSEOや広告にも触れたこともないくらいマーケティングも素人でした。見込み顧客と電話で話したこともない状況なのに、クライアントサポートもやらなきゃいけない。

そんな状況でしたので、やっている時はハードではありました。こうやって「できないこと」「難しいこと」を羅列すると、当時の私一人の能力を超えていて実現不可能に感じるものですが、一歩踏み出して、突破してしまえば意外と何とかなったんですよ。分からないなりにもガムシャラに向き合った過程で得られる知識や経験値は、私の大きな財産となりました。一般的にも「仕事の報酬は仕事」と言われることもありますが、”仕事で得た経験値でレベルアップし、より経験値がもらえる美味しい仕事ができるようになり更に成長できる”という意味で、まさにそう思っています。座学で勉強したりするだけでは、正直なところ、これだけの多方面な知識を得られることなんて不可能なことですから。実は、「できない」「難しい」「これが限界だ」という”思い込み”がブレーキを掛け、結果、自らの成長を阻害するんだと気づいたんです。

個人の限界に挑みつつも、個人にこだわりすぎない

怖いのは、一度そのような「無理だ」という思い込みやあきらめの思考を持って、挑戦することへのブレーキを踏んでしまうと、いつしか本人の自覚なく本当に速度が落ちてきて、いずれは止まってしまうことなんです。条件反射的に勝手にブレーキを踏んでしまう癖がつくと、確実に成長が止まってしまいます。

ただ、一方で矛盾したことを言うかもしれませんが、限界に挑む姿勢は大切にしつつも、個人単位での限界突破にばかりこだわりすぎるのも良くないんです。人には強みと弱みがあり、それは人によって様々なんですよね。感じる難しさも違います。例えば、私の場合はプログラミングは得意ですが、営業は苦手です。しかし私とは逆に、プログラミングはできないけど、営業が得意な人もいますよね。上手い人に任せた方が楽しいし、パフォーマンスも高いんですね。

苦手克服に固執していたとしても、その伸び代はたかが知れています。そのこだわりは、世の中や組織といった個人よりも大きな枠組みで見ると、実はあまりプラスにならないんですよね。得意な人と比較すれば、負けが決まっている勝負なんです。ですので、得意なことじゃないのに、苦手克服に固執し続けることに人生の時間を費やすよりも、そこはチームとしての総合力で考えた方が良いんです。

個人としてマイナスをプラスに持っていくという考えも素敵ですが、チームで戦うのなら、得意とする誰かが伸ばしてくれれば良いし、チームでやる意味はそこにあると思います。私自身も以前は何でも一人でやるという思考が強かったのですが、一人ができるパフォーマンスなんて、知れたものだと思い知らされました。それからは、個人には強みと弱みがあり、人によって違う。それを認めた上で、助け合うことが大切だと強く思うようになったんです。

強敵にも怯まない強い心を持つから、想いは実現できる

私たちコラビットのミッションは、「イノベーションで社会問題を解決し続ける」(ミッションについての詳細は、こちらをご参照ください)です。お伝えしたように、個人単位であれ、社会単位であれ、世の中には「難しい」「無理だ」といったような”あきらめ”がたくさんあって、それが可能性を閉ざしているように思います。

イノベーションを起こすためには、私たちの武器であるテクノロジーを磨き高めることも、もちろん大切です。しかし、世の中一般的に困難だと認識されている課題に対しても、怯むことなく、諦めることなく向き合う強い心、マインドを持つことが、いちばん大切なことです。それが私たちコラビットが考える、社会問題に立ち向かうヒーローの姿です。

できない理由、難しい理由は、言い出せばいくらでもあります。しかし、一度できないと思ってしまうと、そこで歩みが止まってしまいます。日常の仕事の中でも良くありますよね。例えば、相手は早くてキレイなものを作って欲しいのに、「時間がない」「リソースがない」「雑になります」と言い訳して、最初からあきらめてしまったり。

プロの仕事というのは、制約がある中でも、顧客の期待値を少しずつ超えていくものだと思っています。「安くて、美味しい」から喜ばれるんです。「安いけど、不味い」では価値がないんですね。「安いのにこんなクオリティを出せるんだ!」というのを目指さないといけないわけです。もちろん、容易なことではありませんが、実現するための前向きな思考であり続けたいと思っています。

世の中が難しいと思っている限界値や壁は、人々の思い込みの集合体によって作られていると思っています。まさに、いまコラビットがサービスとして提供している『HowMa』も、人々の持ち家への「難しい」「無理だ」といった”あきらめ”をなくすために取り組んでいるサービスです。

世間的に難しいと思われている限界値と、個人的に難しいと思っている限界値。この2つの限界をTeam Collabitとしての組織の力で超えていきたい。一人だと難しくても、みんなで想いを一つにして力を結集できれば、必ず実現できると思っています。

「Beyond the LIMIT -限界のその先へ-」は難題に向き合うための基本スタンス

これらの想いを踏まえて、「Beyond the LIMIT」には、以下のような3つのサブメッセージがあります。

”難しい”を言い訳にしない
自身の実力では難しく思えることでも、臆することなく挑戦する

自身の能力・限界値の向上
コンフォートゾーンに留まらずに研鑽を積み、自身の能力・限界値を向上させ続ける

難題への挑戦
世間一般的に難しいと思われていることでも、諦めずに未来への道を切り拓く

“限界”のその先へ。

「難しい」「できない」といった”あきらめ”を無くすために、課題に立ち向かう強い心を燃料にして、前進していかなければなりません。もちろん、そのためには想いを共にできる仲間が必要不可欠です。組織、個人ともに挑戦するスタンスを大切にし、これからもみんなで成長し続けていきたいです。

次回は、2つ目のCollabit Value「Focus on VALUE -”価値”にこだわれ-」について、その想いや背景を届けていきます。

Written by Keisuke Dojo

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