ClipLineの個性あふれる新たな仲間が語る、自身のキャリアとClipLineでの挑戦をお届けする「できる」をふやす人たちのストーリー。
今回は、コンサルティング事業部のイトウさんをご紹介します。
1.ニックネーム・入社年月・所属のチームを教えてください
「イトウ」です。
2024年9月入社で、コンサルティング事業部の所属です。
2.これまでの職歴を教えてください
新卒で宅配大手の運送会社に入社し、7年間にわたり現場から営業所長まで、主に事業部門の営業数字に関わるキャリアを歩んできました。現場マネジメントでは、副所長・営業所長として総勢80〜100名規模の所員を預かり、円滑な店舗運営や安全・衛生管理はもとより、安全運転指導、セールスドライバーの配車・シフト管理、配車ルートや作業手順の見直しによる生産性向上、さらに営業推進による収入確保など、セールスドライバーと連携しながら、さまざまな分野でゼネラルに業務経験を積ませていただきました。
3.ClipLineに入社した決め手はなんでしたか
多店舗企業の経営課題を、ITとコンサルティングの力で支援するという考え方に惹かれ、入社を決意しました。サービス業は生活に欠かせない産業であり、そこで働く人々のスキルや思いも本当に素晴らしいものがあります。ただ、多店舗展開を進めていく中では、どうしても情報伝達の難しさなどからマネジメントが複雑化し、現場が本来の力を十分に発揮できていないと感じる場面が多々あり、前職においても歯がゆい思いをすることがありました。
現場の工夫がしっかりと集積され、正しい形に整理され、それが共通認識として社内に広がり、定着していく、そんな動きを支援したいという思いが強くあります。それが実現できれば、サービス業に従事する方々のエンゲージメントはより良いものとなり、その結果、サービス業全体が提供する価値もさらに高まっていくのではないか。そんな夢を抱いて、私は入社を決めました。
社員総会で進行を務めるイトウさん(左)
4.現在の業務内容について教えてください
現在はコンサルティング事業部にて、コンサルタントとしてさまざまなクライアントの案件に携わっています。前職の経験が活かせる運送会社様の案件もあれば、自動車販売ディーラーや食品加工工場など、業種・業態の異なる案件にも関わらせていただいています。
案件の内容も多岐にわたっており、たとえば商圏分析、スタッフの教育プロセスの整理、弊社プロダクト(ABILI Clip)の導入設計、あるいは企業の中期経営計画の策定に向けて、事業部門長クラスの課題意識を引き出すワークショップの運営なども経験しています。
こうした案件においては、ミーティングや報告会に向けた資料作成の他、ミーティング内でのファシリテーション、プロジェクトメンバー間のタスク進捗管理・調整といった役割も任せていただいています。もちろん、マネージャーが方向性を示してくださいますし、レビューやフォロー体制も整っているため、裁量を持ちながらも安心して業務に取り組めています。
5.ClipLineのバリューの中で最も好きなものとその理由を教えてください
「Empathy(共鳴)」です。お客様の課題感に共感し、寄り添う力は、当社で活躍していくうえで非常に大切な資質だと感じていますし、実際に共感力の高い方が多いと日々実感しています。
そのことを最も印象的に感じたのが、入社前の面接でした。面接官は、現在の上司である小澤さんだったのですが、当時の私は自分のキャリアの棚卸しもまだうまくできていない状態でした。にもかかわらず、小澤さんは私の話にしっかり耳を傾け、丁寧に理解し、さらに「こういうことですか?大変だったけど、すごい成果ですね!」と的確に言い換えて返してくれました。その瞬間、「なんて素敵な方なんだ」と思うと同時に、「Empathyがこういう形で体現されるのか」と強く印象に残りました。面接を通じて自分のキャリアが整理された実感があり、まさに「面接で育ててもらった」という感覚を持っています。
尊敬する上司の小澤さんと
6.会社の文化やチームの雰囲気で好きなところはどんなところですか
社員一人ひとりの志向や考えを大切にしてくれる点です。たとえ社長や役員を相手にしていても、ディスカッションの場では誰もが率直に意見を出し合うことができます。意見が食い違うこともありますが、それが評価や人間関係に影響することはありません。
こうした文化があることで、心理的安全性がしっかりと確保され、業務や経営においても合理的な判断を下しやすい環境が生まれていると感じています。そうした点が居心地の良さにつながっていると思います。
また、社員を尊重するこの姿勢は、クライアントワークのあり方にも通じていると感じます。当社のコンサルティングは、「正解」を一方的に提示するのではなく、「正解に近いものはクライアントの中にある」と捉え、それを一緒に整理し、広げていく支援スタイルが基本です。このスタンスには、クライアント企業、そしてその中で働く方々を尊重する姿勢が根底にあるのではないかと、入社当初から強く感じていました。
私自身、多店舗展開企業の現場で働いていた経験があるからこそ、クライアントの皆さんが持つ力をITやコンサルティングの力で引き出していくという考え方にはとても共感していますし、それはいまでもこの会社の大好きなところの一つです。
何でも相談できる心強い存在です
7.これからやってみたいこと、チャレンジしたいことを教えてください
異業種からの転職ですので、引き続きさまざまな案件に参画しながら経験を積み、コンサルティングの「型」を身につけていきたいと考えています。また、当社はコンサルティングファームとしてはまだ立ち上がったばかりの段階ですので、草創期の一員として、今後のスタイルを形づくるような新しい取り組みにも、積極的に挑戦していきたいです。
さらに、将来的に規模が拡大するタイミングには、マネジメントも任せていただけるような人材を目指して、自分自身を磨いていきたいと思っています。当社にはインターンシップメンバーが在籍していますが、最近では彼らへのタスクの割り振りやフィードバックの一部を任せていただけるようになってきました。
彼らにとって有意義な経験を提供できたらという思いで関わっていますが、一方で、タスクの依頼やレビューを通じて、私自身にとってもマネジメントの実践的なトレーニングになっていると感じています。こうした機会を与えてくれる環境に、心から感謝しています。